先月末、関東甲信地方での早すぎる梅雨明けが発表され、本格的に夏の陽気になってまいりました。
水分吸収はもちろん必要ですが、食欲をなくして昼食を軽くすませた結果、フラフラしてしまうのにも気を付けなければなりませんね。
地面に降り注ぐ暑い陽射しに、露地の植物も乾燥や地温の上がり過ぎでダメージを受けてしまいそうなほど。
薬草園の圃場では、白マルチを張ることで地温上昇を抑えつつ、乾燥を防止していました。
しかし、すでに大きく育っている去年から栽培している植物などでは、マルチはなかなか使えません。
そこで、薬草園の診療所近くにある、大きく育っている植物の株元を敷き藁でカバーしました。
以前にもご紹介しましたが、敷き藁はマルチングの一種として、現在でも一般的に使用されています。
ビニールのマルチと同様の働きも示しますが、特に黒マルチによる地温上昇とは逆に、直射日光を防ぎつつ、地面と敷き藁の間に作られる空気の層によって、通気性を上げることで地温を押さえる働きも示します。
また、作られる空気の層は、冬期において株元に敷き藁をすることにより、土に霜柱が立ったり、凍ったりするのを防ぐことにも作用します。
今回は、ついでに灌水チューブを隠すことにも役立ちそうです。
チューブ丸見えの状態よりは、幾分自然な感じを演出できているのではないでしょうか。
マルチングの長所短所を理解しつつ、使いどころにあった素材を使っていきたいですね。
(安藤匡哉)
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