先週の園芸学科3年生の専門実習で観葉植物の取り木の実習を行いました。植物の繁殖にはカミソリやナイフを使うことが多いのですが、「肥後守」で育った世代と違い、刃物に触れる機会がほとんど無い世代に接ぎ木ナイフを持たせるのはかなり危ないことです。私が教員として赴任してからこれまで、実習のメニューとして学生さんに取り木や接ぎ木を教えてきましたが・・・。トマトやキュウリの接ぎ木は機械化が進んでも、花木の接ぎ木や取り木のロボット化はまだ当分先のことでしょう。園芸で生きて行くのであれば、個人が持っておいた方が良い技術の一つだと思います。
さっそく、刃物の研ぎ方を見せ、実際の切れ味を確認したところで、学生さんに接ぎ木ナイフを研いでもらいました。ある程度切れることを確認したら取り木開始!
(中略)
ハイ、出来上がり!
なぜ中略なのかは、ご想像にお任せします。作業手順、方法については過去の取り木に関するブログ記事をご参照下さい。
モノを作り出すためには、指先や手の感覚がとても大切です。映像や数値だけでは理解できない力加減や感覚で覚える技術も園芸にはたくさん残っています。その一つとして、刃物がきちんと使えることも大切なことです。生まれた時から鉛筆削りがあり、皮の剥かれたリンゴやナシがあるかも知れませんけど・・・。
(渡辺 均)
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