早いもので9月に入りました。この猛暑はいつまで続くのでしょう・・・・・。先週は、この猛暑の中、園芸学科1年生の集中実習が2日間にわたり行われました。まずは、危険な暑さの中、無事に終えられたこと、これだけで十分というのが率直な気持ちです。また、29日~30日には、同窓会組織である一社)花葉会の花葉サマーセミナーを開催しました。黑沼先生の裏方から講師までのご活躍により、無事終えることができました。
さて、今日の話題は、2週間前(8月18日)に書きました「カラスウリの塊根から天花粉を集める」の続きです。
2025年8月18日のブログ 「キカラスウリ、オオカラスウリの栽培 ~ 塊根から天花粉を集める?
~」
https://naeseisan2.blogspot.com/2025/08/blog-post_18.html
キカラスウリ{Trichosanthes kirilowii Maxim. var. japonica (Miq.)}やオオカラスウリ{Trichosanthes bracteata (Lam.) Voigt}の塊根から採れるデンプンが本来の天花粉です。実際の作業は、塊根の皮を剥き、おろし器ですりおろし(今回は量が少なかったので)、水にさらし、何度も水を取り替えながら、目の細かなガーゼなどで塊根の繊維分を取り除き、沈殿したデンプンだけを集めました。
キカラスウリの天花粉
得られたキカラスウリのデンプン(天花粉)は、非常に細かく滑らかで、肌につけるとさらさら、すべすべになりました!
私の肌につけてもまったく意味がありませんが・・・・・(笑)。とても良いものですね。オオカラスウリは、作業時間がとれずこれからです。
中山間地ではイノシシやシカの食害により、一般的な農作物の栽培が難しいところがたくさんあります。キカラスウリのように野山に自生し、食害の被害がなく、古くから私たちの生活に利用されてきた植物もたくさんあります。これらの品目はこれまで大量生産や効率的な生産から外れた植物ですが、このような植物を見直しても良いかも知れません。
(渡辺 均)
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