2016年4月29日金曜日

ベランダの除草

初めまして、千葉大学花卉園芸学研究グループ学部4年の趙です。
本日より花卉苗生産ブログの仲間入りますので、よろしくお願いします。

実習内容について紹介させていただきます。

さて



この雑草だらけの花壇はどこでしょう!

離れてみて



環境健康フィールド科学センター2階のベランダです!
暖かくなったとともに、2階と3階のベランダに雑草と雑木が茂ってきたため、除草を行いました。メンバーは現在こちらで屋上緑化の研究をしている三人です↓↓↓


(プラス私です!)

雑草を根元から抜いて、枯れ枝も切りました。元々植えていたアブチロンだけ残して元肥を埋めました。

だいぶすっきりしました!
アブチロンの向こうにランタナ、ブドウ、サルナシ、アサリナ、西洋アサガオなども植えています。これから夏に入りまして、2階と3階のベランダが鮮やかになるのが楽しみです!

学部4年:趙)
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母の日の鉢花販売

今年の母の日は5月8日(日)です。

皆さんはどんなプレゼントを考えていますか?

母の日といえばやっぱり「カーネーション」。
日本での生産量は、「キク」「バラ」に次いで第3位を誇る
日本3大花卉、そしてその多くは「母の日」に向けて出荷されています。

多くは切り花として流通していますが、
鉢植えも毎年人気があります。

切り花より鉢植えをプレゼントとして選ぶ方には、
「長く楽しんでもらいたい」
というお母様への想いが込められているのではないでしょうか?


カーネーションの原産地は
地中海沿岸と言われています。


地中海性気候は、
「夏冬の気温差が比較的小さく、特に夏の降水量が少ない」、
そんな気候の中で、直射日光に当たるのが大好きなのがカーネーションの特徴です。

これは日本の関東地方以西の太平洋側平野部における、
「夏冬の気温差が大きく、夏は高温多湿」とは対比するような気候です。


近年ではカーネーションの育種も進み、
日本の風土にも合うような品種が作られてきてはいますが、


日本の夏も負けず劣らず?、
「猛暑日、酷暑日、爆弾低気圧」等が多くなってきており、

やはり「高温多湿が苦手」なカーネーション(鉢植え)にとって、
「夏越し」が最大のネックとなっているのではないでしょうか?



オーストラリアでは、5月の母の日(南半球では秋)にクリサンセマム(キク)を
贈るのが主流だそうです。


花卉・苗生産部では、およそ10年前に、

「園芸ビギナーの方でも、簡単に、より長く楽しめる花を、
市場には流通しない大鉢で届けたい」

という渡辺 准教授の熱い想いから、
毎年 母の日に
カーネーションではない鉢花(8号鉢以上!)の販売を行っています。


試行錯誤の末に選び抜かれた2大品種がこちら。




サントリーフラワーズ(株)さんの

カリブラコア‘ミリオンベル’シリーズ3色ミックス
色はイエロー、チェリーピンク、コスモスピンクの3色です。

「ミリオン」の名のごとく、沢山の花を目いっぱい着けてくれます。
丈夫で誰でも育てやすく、晩秋まで咲き誇ります。




8号鉢(鉢色ホワイト)



そしてこちらが、当ブログにも何度も登場している


ペチュニア‘さくらさくら’シリーズ3色ミックス
色は
淡いピンクの‘さくらさくら’
純白の‘おゆきちゃん’
マザー牧場で有名になった、濃いピンクの‘桃色吐息’
の3色です。


こちらももちろん、丈夫で誰でも育てやい品種で、
関東以西では地植えして冬越しも可能な品種です。





 8号鉢スタンド付き(鉢色ピンク)






今年はまだ若干の在庫がありますので、
急遽、ブログでも販売しちゃいます。

ご希望の方は当ブログ、お問い合わせメールからお問い合わせ&お申し込みください。

数量には限りがございますので、
先着順とさせていただきます。ご了承ください。

                                       (鉢花担当:長嶋)


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2016年4月27日水曜日

マリーゴールドのポット上げ


4月も残り少し、そろそろ新生活にも慣れはじめるとともに、春の陽気にさらされ眠気の増してくる今日この頃ですが、植物はすくすく元気に育っています。
つい2週間ほど前に播種したマリーゴールドがセルトレイの中で大きく根を張りそろそろ窮屈になってきたので、ひとまわり大きいポットにお引越しです。

スタートはポットを用意するところから。
11つポットをトレイに詰めていくのは大変なので、連結ポットをポットカッターで一気にカットして詰めていきます。
初めてのポットカッターを物珍しそうに眺める学生さんたち。

おそるおそる取っ手の部分を押し付けて…うまく切れません。
気合一閃、一気に押し付けないとバリッと切れてくれないのです。ポットカット職人の道は遠く険しいものです。

 前回のペチュニアの鉢上げと同じように、今回もポット苗としてボリュームを持たせるために3株植えにてポット上げをおこないます。
 土の詰め具合が場所によって異なるセルトレイでは、すでに苗の生育に違いがみられたので、小さい苗同士、大きい苗同士といったポット内で統一した規格の苗を植え付けて、バランスの取れたポット苗となるように作っていきます。


 ポット上げを終えた後、灌水をしてみると…


 右のポットのように、少し土の高さが低くへこんでしまうポットがちらほらと。
 前回と同じように、土を詰めたあとにトントン、と軽く底を平らな面に叩いてあげないと、土詰めが甘くなってしまいます。
 どれくらいの強さで叩くのか、どの程度灌水によって土の高さが下がるのか、これは経験を積んでみないと難しいものですね。


 また、左のポットのように株を植える高さがまちまちだと、バランスの崩れたポット苗となってしまいます。
 右のポットのように少し高めに植えてある場合では、同じ高さでポット上げをおこなったトレイの中では統一されていても、いざ出荷の際に別トレイの苗と草丈が合わず、全体の中でバランスの取れないポット苗となってしまうかもしれません。
 自分の作ったものが、他の人の作ったものとバランスが取れているのか、全体を見ながら作業をおこなうことは、出荷時の作業効率、出来映えに大きく繋がります。


 来週はニチニチソウのポット上げを予定しています。
 今週学んだことが活かせるといいですね。


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2016年4月25日月曜日

培養土のこと



園芸シーズン到来と同時にホームセンターの植物売り場やガーデンセンターが賑わっています。残念ながらその賑わいは花売り場よりも野菜苗売り場だったりして・・・。それと同時に、培養土などの栽培用土の売り場面積も増設されていますね。花の土、野菜の土、何とかの土etc.


この用土の種類の多さも、園芸初心者を悩ませているようです。どんな土を購入したら良いのか?値段も品質もまちまちですからね。


私が市民向けの園芸講座でお話をする際、買ってはいけない袋詰めの培養土として挙げているのは・・・、


「何が袋の中に入っているのかわからない土」


食品には法律で原材料の明記が義務付けられていますが、培養土にはありません。でも、良心的なメーカーの培養土にはきちんと配合されている土の種類や肥料などが明記されています。


花ならまだしも、そのような土で栽培してできた野菜を食べるのは勇気が要ります。そんな培養土に限って、「安心・安全」などと書かれています。園芸商品だからといって袋の表に書かれている文字だけ読んではいけません。袋の裏側までしっかり読んで中身のはっきりした商品を選んで欲しいものです。


下の画像は市販の培養土でいっせいに植え付けたパンジーの生育の様子です。一番左が花卉・苗生産部の用土で栽培したものです。その他の培養土の商品名は明かしませんが、いろいろな肥料や土壌資材が入っている用土が良く生育しているわけではありません。かえって生育を抑えているような用土も見られます。値段と生育にもまったく関係はありません。ちなみに、花卉・苗生産部の土は、ピートモス、赤玉土、植物由来の堆肥、パーライトに用土1リットル当たり緩効性の基肥が3g配合されたものを使用しています。


いくら市販の培養土に基肥がたくさん入っていたとしても、毎日の灌水と雨で遅くても23ヶ月で鉢やプランターのほとんどの肥料成分は抜け出してしまいます。基本的な用土が配合されているのがわかれば、あとは灌水や追肥などの日常管理を行っていれば植物は生育してくれます。


園芸植物に関する詳しい商品説明や情報は伝えず、園芸用土は難しく、分かりにくく、複雑にして商品単価を上げるような方向ってどうなんでしょう? それでも植物が大好きで、日々園芸を楽しんで下さっている方々には本当に頭が下がります。



(渡辺 均)

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2016年4月22日金曜日

薬草園の増設

 先日、千葉大学環境健康フィールド科学センター内にある薬草園の増設作業を行いました。
増設にあたり、新たに13個の花壇が追加され、より多くの薬用植物が植栽できるようになりました。

今回は、新たに追加された花壇の設置の様子を紹介したいと思います。


薬草園ですが、現時点でかなり施工が出来上がっていますので、新たに花壇を設置するために、まず敷いてある砂利を取り除く作業から始めました。
スコップで丁寧に除去してスペースを確保していきます。




 次に花壇の枠組みを設置する段階ですが、とても重量があり、力作業でした。


 配置も定まったところで、いよいよ土詰めです。


最後に土を馴らし、今回の作業は終了です。


薬草園は立ち上げの時期から施工に参加させていただいていますが、植物について勉強する場を自分たちで作りあげるという体験はなかなかないのではないでしょうか。貴重な体験となりました。

作業後は、これから暖かくなるということもあり、渡辺均先生より灌水講習をしていただきました。それぞれの植物の性質にあった灌水方法を丁寧に解説していただきました。

植物の性質にあった栽培管理の重要性を再確認することができました。


(修士1井上)

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2016年4月21日木曜日

5月2日(月)、6日(金) 母の日特別販売

こんにちは、今日は告知をさせていただきます。


今年の母の日は5月8日(日)です。
皆さん今年は何をプレゼントするかお決まりですか?


千葉大学環境健康フィールド科学センター内 売店「味楽来(みらくる)」において、
5月2日(月)と5月6日(金)に母の日用鉢花の販売をおこないます。




カリブラコア‘ミリオンベル’の大鉢(8号鉢)、

色は写真のほか、全部で3色あります(イエロー、チェリーピンク、コスモスピンク)。



ミリオンベル イエロー (画像は満開時のイメージです)



また、少し小さめの5号鉢をお手頃価格でご用意しました。









配送も承る予定です(送料別途)。

他にも販売できる鉢花がありますので、
お近くににお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。



「みらくる」は平日13:00~16:00の営業です。

詳しくはこちらです。→http://www.fc.chiba-u.jp/shop/160406.pdf



                                      (長嶋)


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2016年4月20日水曜日

立ち性ペチュニアの鉢上げ



 今朝は冷えるからと厚着にコートを羽織って出てみれば、昼には半袖でも過ごしやすいほどに気温が上がるような、服選びの大変な日々が続きます。

 朝に冷たい雨が降るなか、温室の天窓や側窓を閉めたままでいたら、雨が止んだと同時に日が射してサウナ状態に…と天候に振り回されないように気をつけたいですね。


 今週の学部生の実習では、いま大忙しな母の日用ではなく、父の日に向けた立ち性ペチュニアの鉢上げをおこないました。


 今回は1つの鉢に3株のポット苗を入れて鉢上げしました。
 複数の株を1つの鉢に移植する場合、1株分の鉢上げよりも苗代が高くかかってしまいます。
その代わりに、短い期間、少ない摘心の回数でボリュームある鉢花を仕立てることができ るという利点があります。
 何株植えにするかは、植物の生育特性や納期、種子や苗代と合わせて選択します。
も ちろん、母の日用の3色ミックスの鉢花など、別の理由により複数の株を利用することもあります。


 鉢上げ後、灌水してみると…土が窪み、ポット苗の表面が浮き出てしまう鉢がちらほら。

 複数の株を鉢上げする際に生まれる苗と苗の間にすき間に土が入っていなかったり、ふわっと土を入れるだけでは、灌水時に土が鉢のなかで移動して、土表面の高さが下がってしまいます。
土を入れた後に鉢を持ち、軽くトントンと鉢底を地面につけて土を詰めていきます。
 このあたりの感覚は初めてだと掴みにくいようで、なかには叩きつけるように土を詰める学生も…詰めすぎにも気をつけましょう。
 鉢の中にある土の量が少ないと植物が十分に生育できないので、土が窪んでしまった鉢には土を足していきます。


 また、先週播種したマリーゴールドとニチニチソウの様子をみてみました。


 自分が播いたセルトレイはどんな具合かな?
 まだ発芽したばかりで小さく可愛らしい苗が生え揃う様子に、親御さんたち(学生)も嬉しそうにニッコリ。

 来週の実習では、マリーゴールドのポット上げを予定しています。
 1週間後、子供の成長に驚く親が目に浮かぶようです。
(安藤 匡哉)





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2016年4月19日火曜日

八重の桜

ずいぶんと暖かくなってきました。
時には、暑いと感じる日も出てきました。

皆さん、今年はお花見に行かれたでしょうか?
私は行けませんでしたが...


この辺り(千葉県柏市)のソメイヨシノはもうかなり前に、はかなく散ってしまいました。
桜前線はそろそろ北海道に着く頃でしょうか。

ところが、先週あたり、このあたりの桜が満開の見頃を迎えていました。



‘ソメイヨシノ’は散ってしまいましたが、先週は八重の桜が満開に。
大学から柏の葉キャンパス駅に向かう道路沿いに八重桜(サトザクラ)が植わっています。

八重の花は一重の花より少し開花が遅いものが多いですが、桜も例外ではありません。




大阪では造幣局の「桜の通り抜け」が有名ですが、先週まで開催されていたようです。
造幣局も八重咲きの桜品種が多くて、満開がソメイヨシノより少し遅いんですね。

ソメイヨシノの時より暖かいし、この時期の桜もいいもんです。

草花では周年開花を目指したものが多くて、人気もありますが、やはり、一季咲きで季節を感じさせる花はとても魅力的です。
宿根草など、もっと見直されてもいいのに...と思います。

桜の木の下には、人が集う...。
やっぱりいい花です。




柏の八重桜はそろそろ終盤ですが、八重桜前線も北上して行くでしょう。
ソメイヨシノの満開を見逃した方は、ぜひ、八重の桜でお花見を。


(金谷)

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2016年4月18日月曜日

ポット苗の品質 ~矮化剤の効き過ぎと根詰まりポット苗からの脱却~

風の冷たい雨の日もありますが、柏の葉キャンパスではツバメの巣作りが始まりました。ヒバリやウグイス、キジの鳴き声を聞きながら仕事ができる良い季節になりました。

さて、新年度に入り、学内の講義や実習以外にも、学外で非常勤講師として園芸のお話をする機会が増えてきました。その中で、多い疑問や質問は・・・。
①購入した花壇苗が大きくならない。小さいままで、成長しない。ボリュームが出ない?
②自分で種子を播いて育てると、花屋さんで売っているような姿や形にならない?
③購入するポット苗の根をほぐしたら良いのか、悪いのか・・・?

これらの理由の多くは、植物成長調節剤(通称:矮化剤)の使用と販売されているポット苗の生育ステージが進みすぎ、根詰まりが原因ではないでしょうか。私がお話をしている消費者の多くは、花壇苗に植物成長調節剤(矮化剤)が使われていることを知りません。そのため、自身で播種した草花が伸び過ぎることをご自分の栽培管理(日当たり、施肥管理、灌水)のせいだと感じられているようです。自分の栽培が下手だからと・・・。
また、売られているポット苗の根鉢の扱いに困っているようです。根が詰まり過ぎているものをそのまま定植すると下のルピナスのように、雨が大量に降らない限り株元に毎日灌水をしなければなりません。水やりして世話するのが園芸だろっ!と怒られてしまうかもしれませんが、人々の生活はこればかりにかまっているほど暇ではありません。少なくとも園芸入門者にとっての障壁の一つと言えます。枯れたらなかなか同じ商品は買ってはもらえません。販売する側も花色が判別できるくらいのステージ(それほど根鉢がまわっていない状態)で出荷することはできないでしょうか?
花壇の土は湿っているのに水切れしているルピナス

植物成長調節剤(矮化剤)が効きすぎて、生育が遅く、気が付いたら他の植物に埋もれてしまったり、矮化剤が切れて急に成長し出したり、根鉢がまわって灌水の手間ばかりかかったり・・・。もう少し、消費者に分かりやすい商品説明と商品形態の提案が必要ではないでしょうか? 

このようなことを商品を見ながら小売店できちんと説明してくれないなら、生産者が直接、品種の特徴ばかりを明記するのではなく、消費者の立場に立って品質やその後の栽培管理情報を分かりやすく示すしかないですね。

「今日は良い肉が入ったよ~!」という情報を提供してくれるようなお肉屋さんのように、「今日は良い○○(花の名前)があるよ~!」という情報が得られる花屋さんや生産者、ここに来れば安心という花屋さんや生産者が身近にあると消費者はどれほど心強いことでしょう。

ちなみに昨年度、根詰まりしたパンジーのポット苗をただポットから苗を抜いて定植(下画像左)、根鉢を1/3ほど崩して(根をちぎって)鉢に植え付けて比較しました(下画像右)。植物によっても違いますが、パンジーの場合は根鉢を崩した方がその後の生育や花着きは良くなります。
花の消費拡大なんて大それたことは言いませんが、園芸入門者・園芸初心者にも分かりやすい商品情報の提供が必要なことは間違いありません。


(渡辺 均)

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2016年4月15日金曜日

1000属ハウスの管理


皆さんこんにちは、四月も中旬に差し掛かり、すっかり春らしい暖かな日が多くなってきました。

本日の実習では、これからの季節に向けて、1000属ハウス内の内張りの撤去および寒冷紗を張りました。

1000属ハウスとは、学生が植物の名前や維持管理法を学ぶための温室です。
本温室では、冬期の暖房効率を上げるため保温用の内張りを利用します。今回の実習では、暖かくなり内張りが必要なくなったため、暖房のダクトとともに片付けを行いました。
また、これから夏に向けて、徐々に日差しが強くなります。観葉植物やラン類、シダ類は、浴びる光が強すぎると葉焼けを起こしてしまい、症状が軽い場合にはその葉だけが枯れるだけで済みますが、ひどいときには枯れてしまうこともあります。
そのような状態を防ぐため、これらの植物がおかれている周囲にに寒冷紗を張りました。

まずは、内張りの撤去から行います。



撤去と言っても、また来年利用するため、ハウス内に暖簾のように垂れ下がっている状態を巻き上げてしっかり紐で固定します。



見た目もすっきりですね。
また、内張りを撤去することで、側窓を開け、ハウス内の温度が上がりすぎないように管理することができます。

続いて寒冷紗張りです。
こちらも毎年、設置しているため、前年に、取り外して保管していたものを用います。



前年のものを引っ張り出してきたはいいものの、どのような形で張られていたのか思い出せずに四苦八苦しましたが、何とかきれいに取り付けることができました。



もともと、本ハウス内全体に寒冷紗がついているので、このような形でこの部分のみ二重となっています。

本日の実習は、これら作業に加え、除草や置き肥など、1000属ハウス作業が盛りだくさんでした。これまでは冬や春の植物たちが美しい花を咲かせていましたが、これからは、夏の植物たちが元気に育ってくれるでしょう。
元気な姿を見るのが、楽しみです。


(修士2年:村岡)

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