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こちらは奈良・藤原宮跡の蓮畑での一枚です。季節外れの写真ではありますがお楽しみ下さい。
藤原宮は、持統・文武・元明天皇の3代に亘り16年ほど都の置かれた地です。平城宮に遷都されるまで律令国家体制を押し進めるべく、この地で統治に励まれました。今では古代蓮を含む11種類のハスが植栽され訪れる人を楽しませています。この景色は毎年7月中旬〜8月上旬に楽しむ事ができます。国家として仏法を厚く敬ったこの土地で、仏花:蓮を堪能できる時間は至福のひと時です。
旅の醍醐味はその土地の文化や歴史を学び、その土地の朝の空気を吸って、人々の営みに触れ、美味しい食べ物を頂いて、自らの知識の幅を少し広げてゆとりを持たせ、内面をリセットできる事にあるのではないでしょうか。
秋は旅の季節。是非とも皆様、まだ訪れた事のない地へ足を運んでみて下さい。
奈良旅に興味のある方はこちら↓
(萬谷)
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やっと涼しくなりましたね。
涼しくなったからには、これから秋冬向けの花壇苗や鉢花の生育の回復はもちろんですが、特にシクラメンには頑張ってもらわないといけません。12月の販売会に間に合わなくなりますので・・・・・。
猛暑続きだった2カ月間の夏休みも今週で終わってしまいます。涼しい夏休みがもう少し欲しかったですね。
さて、今年の5月8日にビカクシダの前葉体のブログをご紹介しましたが、その続報です。詳細は以下をご参照下さい。
http://naeseisan2.blogspot.com/2023/05/blog-post_8.html
2月に胞子を播き、その後、前葉体が伸びてきたと喜んだのもつかの間、なんとその後に伸長してきたのはすべてタマシダでした! 何でだろう(5~6回繰り返して下さい)・・・・・?
播種した用土のバーミキュライトにタマシダの胞子が混入していたのか・・・・・?その後、ひたすら伸びてくるタマシダを抜き続けていたら、やっと先月、ビカクシダの幼苗が現れました!
結局、ビカクシダの前葉体を確認することはなく、残念ながら多くの幼苗は、タマシダと共に抜き取られてしまった可能性があります。
それにしても、胞子を播いてから9カ月! とても生育の遅い植物ですね。オタネニンジンもそうですが、生育が遅いことがその植物の生存戦略であり、これらの植物を観賞用としたり、生薬として利用している私たちは、最終的にその植物が生育に費やした時間に大きな価値があることを理解しなければなりません。栽培者側も焦らずに気長に植物と向き合う必要がありますね。
(渡辺 均)
こんにちは。
先週末は、久しぶりにNHK趣味の園芸の番組収録に行ってきました。内容はまだお知らせできませんが、11月5日(日)の放送予定です。
都内にあるおしゃれにディスプレイされたスタジオに入ると、独特の雰囲気と久しぶりの何とも言えない緊張感が・・・・・。
「キンチョーしなくても大丈夫ですよ~。 すぐに終わりますから~」とアシスタントの方に言われましたが、その時に、そういえば人間ドックで胃カメラを飲む前にも、点滴を受けながら同じことを言われたことを思い出しました(笑)。
胃カメラは、本当に寝ている間にあっという間に終わりますが、番組の収録は気持ち的に同じ心境にはなれませんね~。
収録が始まってからは、スタッフの皆さんの事前の準備と手際の良い進行もあり、アシスタントさんのお言葉どおり、思っていた以上の短時間で収録は終わりました。もちろん私も起きていました!
あとは、番組スタッフさんの巧みな編集作業によって、私のしどろもどろなしゃべりも何とかして頂けるのではないかと期待していますが・・・・・。
(渡辺 均)
柏の葉キャンパス内の薬用植物園で栽培しているCitrullus colocynthis (L.) Schrad. ウリ科
・ コロシントウリ が結実しました。
下の画像のように葉の形も結実したばかりの幼果もスイカそっくりですね。ちょっと毛深いですが・・・。完熟した果実は、ちょうどソフトボールくらいの大きさです。
ところがこの果実、外観はスイカのようですが、中身は甘いスイカをイメージしてはいけません。ちょうど、薬用植物園の見学会がありましたので、果実を割って少量口に含んでみました。果肉は水分豊富ですが、とにかく強烈に苦~い!!
この植物は、古くから下剤に用いられてきたようで、数時間後、お腹がゴロゴロ、ゲリラ豪雨のようにあっという間にお腹が空っぽになりました。
移転する前の薬用植物園でもこの植物を栽培しておりましたが、その時に1個盗難に遭いました。持ち帰って食べた方は、おそらくお腹がきれいになったことでしょう。
(渡辺 均)
北海道で栽培研究を進めているキクイモですが、先月、そのキクイモを使った新商品がカゴメ株式会社から発売されました。
通信販売限定のレトルトパック入りの商品です。「国産野菜を味わう 秋のポタージュセット」の4種類の詰め合わせ商品のひとつとして「菊芋とごぼうのポタージュ」として販売されました。キクイモ生産者、カゴメ㈱の3者でキクイモの商品化の可能性についてお話をさせて頂いたのが今から3年前!
関係者のご尽力により、ついに商品化が実現しました。
従来のキクイモは、塊茎がごつごつしているため、汚れを落とすには一つずつ手作業で洗わなければなりませんでした。それを機械での洗浄や皮むきができるように、できるだけ球状の塊茎になる系統を選抜し、その栽培方法を改良することで加工性が飛躍的に向上しました。
さて、そのお味は・・・・・。キクイモとゴボウの両方の風味と美味しさが引き出されたポタージュに仕上がっています。
「国産野菜を味わう 秋のポタージュセット」についての詳細は、下記のURLをご覧下さい。
https://shop.kagome.co.jp/lineup/potage/autumnpotage/
(渡辺 均)