先日、原子吸光光度計を用いて、様々な土壌資材の無機元素(K,Ca,Mg,Na)の分析を行いました。鉱物系の資材から堆肥や腐葉土、厩肥、炭など、様々な資材を分析したため、希釈倍率を何度も調整しながらでしたが、概ね予想通りの傾向が確認できました!
原子吸光光度計
抽出物
K,Ca,Mgは植物の必須多量元素です。必須「多量」元素だからといって、多ければ良いという訳ではありません。過剰害が出ることもあるので、含有量が多いものは、使用量でコントロールするなどの工夫が必要です。様々な土壌資材を分析すると、上手い配合や新しい使い方が出来れば、化成肥料等の使用を極端に減らせるような気がしております。(もちろん、コストやオペレーションの問題はありますが…)
土壌分析も栽培試験も、基本的なことではありますが、資源の枯渇等への対応を考えると、この基礎を自分自身の経験として、本当の意味で理解している必要があると考えています。その先に、様々な工夫やアイデア、関係者との協力を通して、上手くいけば「実装」に繋がるのかな?と。私の言葉に重みはありませんが、情報で溢れた社会だからこそ、自分の言葉には責任を持ちたい今日この頃です。
黒沼
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