最近は、温室に入って植物の手入れをする時間も少なくなってしまっていますが、ハウス内でジャボチカバの結実と開花を見ることができました。
ジャボチカバ (フトモモ科・ Plinia cauliflora (Mart.) Kausel)
ジャボチカバの特徴は、幹に密生して花をつけ、ブドウほどの暗紫色の果実をつけます。以前は松戸キャンパスの温室内で地植えにしていましたが、柏の葉では鉢植えにしており、数年植え替えてもしていないため、花数も結実数も寂しい状態になってしまいました。
この果実を学生の時にブラジルで初めて食べましたが、濃厚で甘く、酸味もありその美味しさに感動したのを覚えています。
松戸キャンパスの1000属検定用温室内で栽培して頃、前日には果実がたくさんついていたのに、翌日には花しか残っていないことも・・・・・。その当時の学生さんにその美味しさが気付かれていたようです。
かなり魅力的な果樹なのですが、残念なことに果実を収穫してからは、あまり日持ちがしないため、なかなか流通にのらず、店頭などで売られていることはほとんどありません。
この植物は、高温条件下で良く生育し、10℃程度の低温にも耐え、病害虫の被害に遭うこともありませんので、手間のかからない果樹といえます。ご家庭で栽培してみるのも良いかと思います。今年は植え替えを行なって、来年はもう少し、果実をつけさせたいと思います。
(渡辺 均)
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