2020年8月31日月曜日

集中実習 ~農場実習Ⅰ~

新型コロナウイルスの影響で、8月から集中で各学年の農場実習が行われています。この猛暑の中、学生さんも大変ですが、教える側も汗だくです。

 

先週は3日間にわたり園芸学科1年生の集中実習が行なわれました。1年生の実習は花卉・苗生産の実習だけでなく、果樹や蔬菜の実習メニューも組まれています。より細かな目配りができるようにと、1学年約70名の学生さんを3班に分けて3日間行なわれました。

11班、朝9時半から16時頃まで行います。つまり、3日間で同じことを3回説明して、3回同じ実習を行うということです。

 

花卉・苗生産の実習メニューは、

①花卉・苗生産の実習概要について(講義)

②高度化セル成型苗生産利用システムの概要説明と

  装置を動かしての見学

③栄養繁殖 ~挿し木の基本(ベンジャミンの挿し木)~

④種子繁殖 ~播種の基本(秋播き花壇苗の播種)~

 

1年生の学生さんにとっては、入学後、初めての登校、初めての対面での講義・実習となりました。その影響なのか、いつもより真剣に講義を聴き、実習を行なっていたように感じました。私も学生さんの表情や反応を見ながら講義を行なうのも久しぶりでした。

入学後から今まで、授業はずっとパソコン画面とのにらめっこでしたから、五感を使って実物に触れ、体を動かして学び、実物を示しながらその場ですぐに質問ができ、すぐに答えが返ってくる学びの空間と時間の大切さを例年以上に感じて貰えたのではないかと思います。

 

採穂と挿し穂の調整


 

発根促進剤を切り口に塗布し、葉が重ならないよう挿し木

 

 

ジョウロで灌水

 

 

3日間の成果(約70鉢!)

 

昨年までは、大量に均質な苗を生産することを目的にセルトレイを使ったヘデラの挿し木を行なっていましたが、最近の学生さんの多くが植物に触れる機会が少ないことから、今年はより基本的な技術や作業の流れを理解して貰うため、輪鉢を使った挿し木と播種を行ないました。

鉢の規格(1号は何センチ?)、土の種類とその詰め方、挿し穂の採り方、枝の熟度の見極め、節(せつ)の説明、発根促進剤の説明、ジョウロの使い方・・・・・。挿し木や播種を行なう中で、基本的な用語や作業を理解して貰えたのではないかと思います。

新型コロナウイルスの影響で、パソコン画面上の視覚や音声でしか学ぶことができない状況が続くほど、実物に触れ、その感触を感じながら学ぶ実習機会の重要さを改めて感じました。一方で、感染リスクを減らすための工夫や努力も必要であり、通常の倍以上の実習スペースを確保し、作業机1台当たりの人数を制限し、いつも以上に換気や消毒に努めました。

(渡辺 均)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2020年8月28日金曜日

地元の花とは?

こんにちは。学部4年の栗田です。

 

私は先日、三日間の帰省をしてきました。混雑を避けるため、お盆の時期を避けて帰省しましたが、本当に新幹線がガラガラで驚きました。コロナの影響をより強く感じた瞬間でした。

 

さてタイトルの件ですが、今回の帰省もあり、私の地元の花とは何なのか改めて興味を持ち、調べてみることにしました。

 

私の地元は、静岡県、沼津市というところで海と山に囲まれた自然豊かな街です。そんな沼津市の市花は「ハマユウ」という花でした。

 

「ハマユウ」とはヒガンバナ科の多年草で、主に海岸の砂地に自生する海浜植物です。


白い繊細な花と美しい葉は観賞用にも用いられているそうです。

 

「ハマユウ」がなぜ沼津市の市花となったのか。それは沼津市西浦江梨にある「大瀬崎」という場所に群生しているからだそうです。

 


皆さんの地元の花は何ですか?調べてみると、新たな発見があるかもしれませんね。

 

(学部4年:栗田)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2020年8月27日木曜日

キャンプな気分の暑さ避け





昨日から今日にかけ、露地圃場でパンジーのポット上げを行いました。

まだまだ暑さが厳しい中で長丁場の外作業、
どうしたら作業員の健康を損なわずに
効率よく作業できるものかと試行錯誤し、
大学祭などで使用している簡易テントを張ってみました。



直射日光がないだけで、随分と身体が楽!
時折吹き抜ける風が心地よく、ハウスの中より涼しい!!
そして何より、キャンプな気分!!!
(延々と植えていくうちに、素敵な気分はあっという間に吹き飛びますが)

















ハボタンも並べ、露地圃場の第一形態が完成です。
第2形態は約2週間後、さらにパンジーがポット上げされます。

今年も、露地圃場がパンジーで埋め尽くされていく季節がやってきました。
仲井


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2020年8月25日火曜日

難しい季節

 先日、トルコギキョウのフラワーネット張りを行いました。少し遅くなってしまいましたが、何とか曲がれないように、育ってほしいものです。


 夏場の定植は、トルコギキョウにとって、非常に厄介なことが多いです。一つは「高温ロゼット」です。トルコギキョウは、非常にロゼットに入りやすい植物であり、夏場には高温ロゼットに注意が必要です。高温ロゼットを防ぐため、大苗の使用や苗冷技術が普及しています。当部では、恒温環境の閉鎖型の施設を使用して、ロゼットに入りにくいサイズまで、育苗を行います。そのため、今回7月に定植した上記苗も高温ロゼットと思われる苗は、ごく一部でした。

 また、この季節は「チップバーン」も起きやすい季節です。高日射や高温によって、Caが不足している新葉が、ダメージを受けてしまいます。

 
 上記の苗のように、成長点が被害を受けると、脇芽が展開してきます。これは、草姿の乱れや、脇芽かきなどの作業負担の増加に繋がります。一方で、遮光を強化したり、乾燥強度を下げると、軟弱な苗になってしまいます。ギリギリまで、乾かしながら、丈夫な苗にしたいのですが、一歩間違えれば、枯死してしまいますので、難しいですね。

 悩み事の絶えない季節です。


黒沼




~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2020年8月24日月曜日

変化アサガオ

柏の葉キャンパスの圃場では、コオロギやスズムシが鳴き始めました。日中はまだまだ夏ですが、朝夕は秋を感じるようになりました。

 

さて、今日の話題はアサガオです。花卉・苗生産部内にある種子庫で保存していたいくつかの種子を今年の5月に播きました。一定の低温に保たれている種子庫内に保管していても、年数の経過とともに次第に種子の発芽能力が落ちてしまいます。そのため、播種して新たに株を作り、そこから種子を採るのが目的です。

 

播種した植物の中には、今では園芸カタログに掲載されていない懐かしい品目や品種の種子袋があったり、学生さんが実験に使って更新した系統などがあったりと様々です。その中にアサガオの交配種子を見つけました。大輪系統を交配したその後代の自殖系統です。その中の一株が咲き始めました。下の画像のような柳葉で白花の采咲の変化アサガオとなりました。




いくつになっても開花した花を見ると嬉しいものですね。一方で、この変化アサガオには稔性がありませんので、この株自体で種子を採ることができません。さてどうやって、次の代にもこの花型の花を咲かせられる種子を採るのか・・・・・。 いくつかの系統を見比べながら、早起きをして交配を行なっていきたいと思います。

 

 

(渡辺 均)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2020年8月21日金曜日

サンプリング開始!

こんにちは。学部4年の大森です。

気温が35℃以上の日が続き、外に出るだけで汗びっちょりです。皆さんも熱中症にお気を付けください。

 

さて今回は私の研究についてお話しします。

私は「異なる光波長がオタネニンジンの生育に与える影響」というテーマで研究を行っています。

簡単に言うと、赤や青が多い光を当てた時にオタネニンジンがどのような影響を受けるかを調査する研究です。

 

先日、この光処理の影響を調査するためにサンプリングを行いました。

根の部分をポットの中から掘り上げてみると


こんな感じ!

 

さらによく見てみると…

 

(一般的な根の形)

 

 

2枚目の写真のような変わった形の根を見つけました。

 

このように掘り上げてみて初めてわかる発見もあって、とても面白いです。

これらの収穫したオタネニンジン達は、この後葉の大きさを測り、乾燥させて重さを測って比較していきます。

果たして違いは出ているのか、それは乾燥してからのお楽しみです。

 

(学部4年:大森)


 

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2020年8月20日木曜日

アンゲロニア鉢画像とシクラメン

先日、
アンゲロニア‘エンジェルミスト’((株)エム・アンド・ビー・フローラ)
3色ミックス鉢の写真撮りをしました。

8号鉢(グリーン)


7号腰高鉢




アンゲロニアは暑さにも強く、一つ一つの花型が天使(ギリシャ語のAngelos)に似ていることが学名Angelonia属の由来だそうです。草姿が立ち上がる品種が多いのですが、この品種は「ふんわり広がる」という事で、横にもある程度のボリュームが出ます。
大鉢に仕立てることで品種本来の特性が楽しめます。




余談ですが、このような鉢の写真を撮る場合は、
出来るだけ自然光下で、強い日差しを避け、朝(か夕方)のうちに撮影します。


細かい部分にも気を配り、

花がらなどはあらかじめ取り除きます。




さて、シクラメンの方はというと・・・

 長い梅雨が明け、8月に入って気温が急激に上がりました。
残暑厳しき折・・・
「まだまだ暑い日が続きますが・・・」
など、時節に挨拶ではよく使われますが、


個人的には、「千葉県柏市、今日で暑さのピークは過ぎました。」と思っています。


「暑さに耐えて良く頑張った。」


「感動した。」



さあ、ここからはシベリア高気圧の反撃が始まります。
今年は太平洋高気圧に土俵際で巻き返された感がありますからねぇ。
やられたらやり返す。シベリア高気圧は倍返しを狙っているかもしれませんよ~。


ということで、シクラメンも生育巻き返しへ、


準備万端整えております。
(長嶋)




~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2020年8月18日火曜日

植物の夏バテ

 昨日の渡辺先生の記事にもありましたように、これほど暑い日が続くと、植物も夏バテしてしまします。下の写真は、夏バテしたペチュニア原種の様子です。



 近づいてみると・・・

 乾燥したときのように、葉が水を含んでいないことが観察出来ます。しっかり灌水をしたにも関わらず、このような状態になった場合は、特に注意です。たいていの場合、鉢を持ち上げると、鉢が重い・・・
 これは、高温ストレスによって、根の活性が下がり、吸水が上手く出来なくなったためと推察されます。こうなった場合、殺菌剤を灌注したりすることで、多少は改善することがありますが、効かないこともしばしば。また、一時的な高温であれば、葉水などによって、植物体周辺の温度を下げることも有効ですが、暑さが続く場合は、徐々に状態が悪化していきます。
 そこで、このような状態が観察されたら、すぐに涼しい場所に移動させるか、挿し芽などによって、栄養繁殖を試みましょう!


 
 幸い、夏バテの兆候を早い段階で、発見することが出来たため、まだしおれていない元気な芽がいくつかありました。



 植物にとっては、温室よりも遙かに快適な発芽室内に移動して、管理をしていきます。なんとかクローンが上手く育ちますように!



黒沼


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2020年8月17日月曜日

植物の体温調節

毎日暑いですね。最近は、朝、昼、夕と1日に3回はハウス内や露地圃場を見回り、灌水を行なっています。植物への灌水量もさることながら、人間が飲む水の量も相当なものですね。

人は水を飲むことによって体温調節や体温の維持を行なっていますが、植物も同様のようです。

下の画像をご覧下さい。右側は、夏場に鉢土の水を切らし、少し萎れさせたニチニチソウの鉢植えをサーモグラフィーで撮影したものです。鉢の内部まで黄色や赤色を示し、赤色の部分は35℃以上になっています。

 一方、左側の画像は、右側の状態の植物に20℃の水を与えた3分後のサーモグラフィーの画像です。鉢土が一気に冷えて青色(約20℃)に変わっているのと同時に、地上部も急速に葉を展開させ、青色に変化しています。茎や葉の温度が下がり始めたことがわかります。この植物の反応の速さには驚かされます。

 上の画像の例は極端ではありますが、植物は蒸散を行なっていますので、水を切らしてしまうと蒸散ができず、特に夏は体内の温度が上がり過ぎて葉先などの末端部分が枯死してしまうことがあります。

下のヘデラの植栽の画像は、猛暑の影響で灌水が間に合わず、水を切らしてしまったものです。枯死してしまった葉は褐変し、株全体の葉色も薄くなってしまいました。その後、色の薄い葉も枯死してしまいました。

夏場の水やりは、植物の生死にかかわりますので、もちろん大切ですが、植物への暑さの負担を減らすため、鉢植えやプランターなどで栽培されている場合は、強い日差しを避けたり、風通しの良い場所で管理することも大切ですね。

 

(渡辺 均)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2020年8月14日金曜日

夏の花

  こんにちは。学部4年の石川です。

長かった梅雨が明け、本格的な夏を迎えました。

 

今回は夏の代表的な花である「向日葵」について紹介します。

 

ヒマワリはキク科の一年草です。

大輪の一つの花のようですが、実際は多数の花が集まって一つの花を形成しています。

 

向日葵という漢字は、太陽に向かって花を咲かせることに由来しています。

 


しかし、ずっと太陽の方を向いているわけではなく、蕾の時に太陽を追いかけるそうです。大輪の花は重くて動けないため、東を向いて咲くことがほとんどです。

これが向日葵畑の花がほとんど同じ方向に向いている理由です。

 

 

去年訪れた向日葵畑の向日葵も同じ方向を向いていました!

 

今年は多くの花畑でのイベントが中止となってしまい、とても残念です…

また花の絶景を見に行ける日を願っています。

 

(学部4年:石川)

 

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2020年8月13日木曜日

鑑定士

お盆も真っ只中、梅雨も明け、毎日強い日差しがジリジリと照り付けており、植物も人間も水切れ(熱中症)に気を付けなければいけませんね。

さて先日、ストックの八重鑑別を行いました。
店先に並んでいるストックはほとんどが八重咲ですが、販売している種子の段階では、八重咲と一重咲きになるものがが約半分ずつ入っております。
しかし一重咲きは八重咲きほど価値が低く、生産してもロスが増えてしまいます。
ですので、子葉発芽から本葉展開の間に鑑別をし、八重咲の株を効率よく生産できるように一重咲きの株をを間引きます。

鑑別方法は
・発芽スピード:八重が早い    一重が遅い
・子葉の形:  八重が楕円形   一重が丸形
・子葉の色:  八重が淡く    一重が濃い
子葉の面積:  八重が大きく幅広 一重が小さい幅狭い
と本などに説明はされているのですが・・

実際はこんな感じ
すべての特徴を持つ株は少なく、八重咲の特徴をどのくらい持っているかで判断します。
鑑定中
   
八重鑑別を終えるとこのような感じになります。
今回八重鑑別をしたものは年末に花が咲く予定です。
私の眼力はいかほどか!結果をお楽しみに!!
(昨年は60%程)


おまけ
大学内の田んぼの横で青いアマガエルを見つけました。このアマガエルは通常のアマガエルの色素細胞の内、黄色素胞が欠損で青く見えるそうです。確率は10万分の1とか。
青い鳥ならぬ青いカエルが幸せを運んでくれたら嬉しいですね。

(新澤)
~・~・~・~・~・~・~・~・・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2020年8月11日火曜日

成育は自粛しない

 せっかくの夏だというのに、お祭りなどのイベントは、多くが中止となっているそうです。with コロナの新しい生活様式をとるため、ただ暑い夏で終わらないよう、皆さん工夫をしているようです。熱中症には十分に注意してください。
 暑いと植物の生育も旺盛となり、維持管理にかかる時間がどうしても増えてきます。今回は、こちらのペチュニアのF2個体を200鉢、鉢上げ!

ポットですとたいした量ではないのですが・・・

 鉢上げすると、なかなかの量です。そして温室内が暑い・・・
 ベンチの端までびっしりとペチュニア祭りです。これでお祭りが中止でも、毎日温室でお祭り騒ぎです。そして、現在はスペーシングしていませんが、これから株の充実とともに、スペーシングを行っていく必要があります。
 これらの個体は、共同研究のチームによって、QTL解析が行われます。暑い夏を乗り越え、実りの秋が来ることを願っています。


黒沼 


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・