2016年7月29日金曜日

シクラメンの鉢増し


こんにちは

毎年、苗生産ではたくさんのシクラメンを出荷しています。6月に4.5号鉢に移植したシクラメンが大きくなったため、今日の作業は6号鉢に鉢増しを行いました。


手順としては、まずシクラメンを観察して、枯れた茎、黄化している葉と先端から出た蕾を取り除きます

次に6号鉢から1/3の高さまで土を敷きます。


敷いた土の上に、4.5号の型をきます。型のは、ウォータースペースを確保するため、鉢の上から3cm程度にします。


次は型の周りと上に土を入れます。


土を詰めるため、ハンドルの下の土を少し取り除いて、指で型の周りに押し込んで土を詰めます。



これで土詰め終わりです!



次は型を回して、土が崩さないように抜きます。


最後、シクラメンを4.5号ポットから抜きます。根が白くて均一に分布しているのは元気な苗です。


苗を鉢に入れて、完成です!



これから夏を越えて、に綺麗な花が咲くの楽しみです!

(学生:趙)








~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→お問い合せ
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2016年7月28日木曜日

夏に咲く皇帝ダリア

今日は夏に咲く皇帝ダリアのご紹介です。

「木立ダリア」とも呼ばれる皇帝ダリアDahlia imperialisは、通常高さ8m~10m程になり、
晩秋に花を咲かせます。
短日植物で、日長が短くならないと花をつけません。



ところが、こちらのダリアは梅雨明け早々、
元気いっぱい花を咲かせています。




このダリアはM&Bフローラさんの
ハイブリッド皇帝ダリア‘ガッツァリア’といいます。

皇帝ダリアと通常のダリアを掛け合わせて作られた新品種です。






日長に影響されないように改良してありますので、
真夏でもガンガン花をつけます。

高さは9号鉢に植えても2m程度で、
支柱をさせば倒れにくくなります。


簾代わりのちょっとした日除けにもいいかもしれませんね。




品種ラベルには「8月から咲く」と書いてありますが、
すでに6月後半からどんどん咲き続け、
蕾もまだまだあります。

いつまで咲き続けるのか、楽しみですね。

(長嶋)



~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→お問い合せ
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2016年7月27日水曜日

パンジー播種


 先週の痛い経験から、冷房をつけたまま寝てみたところ、カラオケ帰りの喉調子になってしまいました。

 何事もほどほどが大切ですね…。


 今回の実習では、秋~冬に出荷予定のパンジーの播種をおこないました。


 実はこの作業、2年生の時にも1度おこなっています。

 ただ、その際はセルトレイに11粒、ピンセットを使って播いていましたが、今回は文明の利器『播種ライン』の力を借りて播いていきます。


 まずは、われら苗生産を支えるイかした仲間、『ドラムシーダー』です。



 何度かブログでも紹介していますが、流れとしては、中心で回転するドラムに種子を吸いつかせ、下を通すセルの間隔に合わせて排気することで、各セルに播種されます。



 特筆すべきはそのスピード。


 もちろん最初にセルに合わせたドラムの選択や吸う力の調整が必要ではありますが、2年生の時にピンセットを使った手播きで、512穴セルトレイを1人当たり30分程度かかっていたのに対し、下を通すだけで…



 ウィイィィィイィィィン…(動作音)


 5秒程度で完了です。


 このまま先に進みたいところですが、よく見てみると…


 1つのセルに2粒の種子が入っているところがあったり。


 これは手播きでも起こりうることですが、機械でも完璧な播種は難しいものです。


 なので一旦ラインから外して、播き忘れや多粒播きしてあるセルがないようにチェックします。



 チェックが済んだら、次は、湿度を保つためにバーミキュライトで覆土します。

 これも手で握って少しずつ振りかけても、ムラなく播くのはなかなか難しかったのですが…



サ――…………(わりと静か)



表面に薄く均一に播かれていますね。



覆土が完了したら表面を湿らせるために、上からシャワーを浴びせます。



長い旅路もあとわずか。


端に到着したら横にピストン。


2枚揃ったら奥へ移動して、



 2枚ごと横にピストンで、下から順番に台車に移動します。

 ピ○ゴラスイッチみたいで面白い光景ですね。

 後は台車をラップでくるんで湿度保持をすれば完了です。


 実習の時間だけで24枚×3品種分の播種が完了しました。
 もし手播きだったら…日が暮れるというよりも朝日が拝めてしまうかもしれません。

 もちろんこれらの機械は高価でメンテナンスも大変ですが、効果的に利用することで人の何倍もの作業を、短時間で可能にしてくれます。

 機械の偉大さを感じる実習でした。
 ありがたや、ありがたや。


(安藤匡哉)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→お問い合せ
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2016年7月25日月曜日

出張花壇整備 ~ 福島県立医科大学会津医療センター ~

先週の連休最終日に福島県立医科大学会津医療センター(福島県会津若松市河東町)へ花壇の整備を行なってきました。

これまでにも横浜市内の屋上花壇の整備や葛飾区の花壇整備などを行なってきました。学生さんにとっては貴重な経験の出来る実地作業です。

学生さんと教員数名で早朝に柏の葉キャンパスを出発し、ペチュニア‘さくらさくら’やスコップなどの作業資材をひととおり車に積んで常磐道、磐越道をひた走り9時過ぎから医療センターの職員の方と一緒に作業開始!

医療センター正面玄関前のプレートのある約450㎡の場所を花壇にする作業です。あらかじめ除草をして頂いておりましたが、医療センターができてからは一度も花を植えたことはなく・・・

案の定、石ころだらけでした。


剣先スコップが入るまでひたすら掘り起こし、石を取り除き・・・汗・石・汗・石・汗・石・汗・石・・・。
1時間で花壇すべてを耕し終えました。ここで大休止!



面積をはかり、肥料の量を計算し、整地をしてから堆肥、培養土、殺虫剤、肥料を投入し、小石を取り除きながらさらに良く耕しました。


‘さくらさくら’のポットを並べ、植え付け位置を決めたらやや深めに定植しました。


株元に置き肥を与え、最後にたっぷり水を撒いたら作業完了です。

3時間の作業でしたが、かなりのハードワークでした。最後に皆さんで記念撮影!

当日は、磐梯山の山頂は雲に隠れていましたが、晴れていたら1ヶ月後には磐梯山を背景に‘さくらさくら’のピンクのカーペットが医療センターのエントランスを見事に飾ってくれることでしょう。

作業にご協力いただいた皆様、有難うございました。お疲れ様でした。

  

  (渡辺 均)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→お問い合せ
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2016年7月22日金曜日

ハウス内の高温対策&ペチュニアの枝変り


本格的な夏が近づいているせいか、猛暑の日々が続いています。
先日、私が管理するハウスの上に寒冷紗(遮光シート)を貼る作業を行いました。基本的に花卉・苗生産部のハウスには寒冷紗が設置してあり、気温に合わせて開閉できるようになっています。しかし、私のハウスにはこのような設備がないため、ハウスの上に直接寒冷紗を貼ることで、高温対策を行っています。

猛暑日に寒冷紗をしなかった場合、ハウス内は40℃近くにもなり、すぐに水切れを起こして植物が弱ってしまいます。本格的な夏に入る前にやっておかなければならない作業です。

一人では大変な作業ですが、金谷先生が協力してくださいました。
ハウスの天井に合わせて寒冷紗の長さと幅を調節し、脚立に登って張っていきます。




最後に強風などで飛ばないようにマイカー線で固定して終了です。

ハウスの隙間に入っていく金谷先生

時間はかかりましたが、これで本格的な夏を迎えても大丈夫そうです。


寒冷紗張り作業の後、水やりをしていたところ、ペチュニアの枝変りを見つけました。

白花のペチュニアの株から桃色の花が咲いています。

これらを「枝変り」もしくは芽条突然変異(がじょうとつぜんへんい)と言います。
植物の体細胞の一部に遺伝子突然変異が起こり、
花色が変化したり、葉に斑が入ることがあります。
園芸品種ではしばしばみられる現象で、枝変りから新しい品種が生まれることもあります。

ペチュニアの場合、変異が起こった枝先を挿し芽すれば、元株と違った花色の株として楽しむことができます。せっかくですので、挿し芽で大きくしてみようと思います。


(修士1年:井上)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→お問い合せ
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2016年7月21日木曜日

けやき坂のペンタス

6月下旬、今年もペンタスの大量出荷がありました。










今年のカラーはピンクと紫

ピンクはかわいらしく、















紫は上品な色合いです。
















行先は六本木のけやき坂周辺。
街路樹の下などたくさんの花壇に植わっていました。





















































六本木のけやき坂周辺では、都市近郊で作られた花が
計画的に植栽されています。
地域活動の一環として定期的に
住民や企業の方々も一緒に手入れをされているようです。

毎年梅雨の前後に納品となるため、
植付けは、雨の中行われる日もあるようですが、
夏前に活着させて猛暑に耐えうる株にするため
あえてこの時期にしているとのことでした。

暑さに強いペンタスは、開花期間も長く
霜が降りる頃まで楽しめます。
近くにお立ち寄りの際は、ぜひ足元にも目を向けてみてくださいね~





(池田)





~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→お問い合せ
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・