今日は、ペチュニアのポット苗の出荷調整をしていきます。
このペチュニアの苗は、
播種から出荷までのすべての作業工程を
学生さんに考えてもらって1つの品目を生産しました。
品種の選定、播種の条件、鉢上げ、矮化剤処理、
肥培管理、スペーシング、摘芯、、、などなど、、、
もちろん毎日の灌水も学生さんが管理します。
そしてようやく、出荷できる株に育ちました。
出荷調整を行って、
トレーに配色をして詰めた後は、
出荷から店頭に並ぶまで苗が乾かないように、
しっかりと吸水させます。
ペチュニアという植物一つだけでも、
いろいろな品種があります。
さらに同じシリーズの品種でも、
花の色彩が違うだけで、
株の生育の仕方がまったく変わってしまう場合もあります。
こういった品種ごとの特性(品種間差)を細かく把握するには、
実際に作ってみないとわからないことも多いので、
ぜひ色々な品種を育てて、比較してみて下さいね~。
(松原紀嘉)
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2012年8月31日金曜日
2012年8月30日木曜日
ペチュニア繁殖母株の挿し芽
おはようございます。
来期のペチュニア母株(ぼかぶ)用の挿し芽が急ピッチで進んでいます。
母株とは、商品となる栄養系セル苗用の挿し穂を採るための株で、
ウイルスに弱いペチュニアの母株は、毎年培養苗(原々種母株と呼びます)を更新し、
そこから、母株用の挿し穂を採るための株(原種母株)を作っていきます。
さらに、ウイルスに感染してない状態を保たせながら、年間20万本もの
大量挿し芽に対応するため、徐々に母株数を増やしていきます。
詳しくはこちら→http://naeseisan.dtiblog.com/blog-date-20091002.html
こちらがペチュニア‘桃色吐息’の原種母株です。
新品のカミソリ刃で挿し穂を採ります。
殺菌剤で消毒します。
1本1本丁寧に挿していきます。
1トレイ(200本)挿し終わりました。
これを気温と湿度が制御できる「発芽室」へ入れて発根させます。
発芽室の温度はペチュニアなど、多くの植物の生育適温に合わせています。
切り終わった原種母株は、この後さらに多くの芽を吹いてきます。
約3週間後には、再び今回以上の数の挿し穂が取れる予定です。
繁殖母株が完成する12月、いよいよ生産用の挿し芽がスタートします。
(長嶋)
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母株とは、商品となる栄養系セル苗用の挿し穂を採るための株で、
ウイルスに弱いペチュニアの母株は、毎年培養苗(原々種母株と呼びます)を更新し、
そこから、母株用の挿し穂を採るための株(原種母株)を作っていきます。
さらに、ウイルスに感染してない状態を保たせながら、年間20万本もの
大量挿し芽に対応するため、徐々に母株数を増やしていきます。
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こちらがペチュニア‘桃色吐息’の原種母株です。
新品のカミソリ刃で挿し穂を採ります。
殺菌剤で消毒します。
1本1本丁寧に挿していきます。
1トレイ(200本)挿し終わりました。
これを気温と湿度が制御できる「発芽室」へ入れて発根させます。
発芽室の温度はペチュニアなど、多くの植物の生育適温に合わせています。
切り終わった原種母株は、この後さらに多くの芽を吹いてきます。
約3週間後には、再び今回以上の数の挿し穂が取れる予定です。
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(長嶋)
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2012年8月29日水曜日
ナデシコのスペーシング
今日は、ナデシコのポット苗を鉢広げ(スペーシング)していきます。
ぎっしり詰まったナデシコの苗です。
このまま育てていくと、
葉が重なり合って、苗に光がいきわたらなくなってしまい
苗の徒長の原因になってしまいます。
なので、、、
ポットとポットの間隔をあけて、
光が植物にまんべんなくあたるようにするのが、
スペーシングです。
空きのトレイを間において、
苗同士が隣り合わせにならないように、
千鳥模様に苗をおいていきます。
スペーシングは、ただ広げればよいというものではなく、
栽培している面積や、灌水や管理作業のしやすさも考慮して、
スペーシングを行わなければなりません。
スペーシングをしただけで、栽培面積が倍になってしまいます。
灌水作業も面積が広がる分、時間がかかるようになります。
そのため、スペーシングを開始する時期が早すぎても、
作業効率が落ちてしまいますし、
遅くなると苗が軟弱になってしまうので、
スペーシングに適した時期をしっかり判断することが、
とっても重要になります。
(松原紀嘉)
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なので、、、
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光が植物にまんべんなくあたるようにするのが、
スペーシングです。
空きのトレイを間において、
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千鳥模様に苗をおいていきます。
スペーシングは、ただ広げればよいというものではなく、
栽培している面積や、灌水や管理作業のしやすさも考慮して、
スペーシングを行わなければなりません。
スペーシングをしただけで、栽培面積が倍になってしまいます。
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そのため、スペーシングを開始する時期が早すぎても、
作業効率が落ちてしまいますし、
遅くなると苗が軟弱になってしまうので、
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2012年8月28日火曜日
塊茎くん 柄ー!
塊茎くんから、なにやら棒のようなものが出ています。
やり出せ、角出せ、頭だせー。!・・・
それは、カ・タ・ツ・ム・リ。
何かのオマジナイ。!
それは、・・・???
花や蕾をとったあと(摘蕾、摘花)の花柄でした。
塊茎くんが痛まないように、花柄の先端で蕾や花だけをつまんで、
花柄は残し、枯れてから除去するようにしています。
これは、黄化した葉をとるときも同じです。
これにより、塊茎くんが病気になるのを防いだり、生育を少しでも促進させます。
塊茎くんがこの残暑を乗り切るため、少しでも軽快にすごせるよう、
環境作りに努力しています。
まだまだ暑いよー・・・塊茎くーん。!!!
(石井)
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2012年8月27日月曜日
タネ播き工場
今日は大量のタネ播きをしています。
どのくらい大量かというと、、、、
約40,000粒くらいの種子を播いていきます!
ただし、この数のタネ播きを手播きで行っていたら、
とても終わらない数なので、
播種を行う機械を使って播いていきます。
播く容器はセルトレイを使っていきます。
まず、
セルトレイへの土詰めから、
充填された用土への種子播き用の穴あけも機械で行います。
そのあとは、播種機でタネ播きをしていきます。
機械を調整して、
種子をセットして、
後はベルトコンベアで流すだけで
種子がセルトレイに播かれていきます。
あっという間に、セルトレイ1枚分の播種が完成です。
今回はセルトレイ1枚あたり512粒のタネが播かれています。
つまり、、、セルトレイ1枚で
512本の苗が作ることができます。
播種が終わった後は、、、
乾燥防止のため、
薄く用土をかけていきます。
覆土という作業工程です。
タンクから少しずつ用土が出てきて、
タネをまいた上に均一に土をかけることができます。
続いて、、、、
灌水です。
霧状に水がでてきて、
均一な灌水量になるように、
セルトレイの上に散布されます。
最後に、、、、
セルトレイを運搬する台車へ積み込んでいきます。
摘み終わった台車は、
そのまま発芽適温に調整された発芽室へ入庫されて、
自然条件に左右されない一定の温度化で種子の発芽が促します。
種子が発芽してきたら
温室内にセルトレイを運搬して、育苗していきます。
植物の生産は、
かなり機械化が進んでいますが、
なんといっても、その機械を調整するのは、
人の手なので、植物の種子の特性をしっかり把握していなければなりません。
人の技術と機械化がうまく融合したときに
初めて園芸の工業化が成立します。
ちなみに4万粒近くのタネ播きは、
だいたい2時間程度で完了します。
これを手で播いたら何時間かかるかわかりません(汗)
(松原紀嘉)
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とても終わらない数なので、
播種を行う機械を使って播いていきます。
播く容器はセルトレイを使っていきます。
まず、
セルトレイへの土詰めから、
充填された用土への種子播き用の穴あけも機械で行います。
そのあとは、播種機でタネ播きをしていきます。
機械を調整して、
種子をセットして、
後はベルトコンベアで流すだけで
種子がセルトレイに播かれていきます。
あっという間に、セルトレイ1枚分の播種が完成です。
今回はセルトレイ1枚あたり512粒のタネが播かれています。
つまり、、、セルトレイ1枚で
512本の苗が作ることができます。
播種が終わった後は、、、
乾燥防止のため、
薄く用土をかけていきます。
覆土という作業工程です。
タンクから少しずつ用土が出てきて、
タネをまいた上に均一に土をかけることができます。
続いて、、、、
灌水です。
霧状に水がでてきて、
均一な灌水量になるように、
セルトレイの上に散布されます。
最後に、、、、
セルトレイを運搬する台車へ積み込んでいきます。
摘み終わった台車は、
そのまま発芽適温に調整された発芽室へ入庫されて、
自然条件に左右されない一定の温度化で種子の発芽が促します。
種子が発芽してきたら
温室内にセルトレイを運搬して、育苗していきます。
植物の生産は、
かなり機械化が進んでいますが、
なんといっても、その機械を調整するのは、
人の手なので、植物の種子の特性をしっかり把握していなければなりません。
人の技術と機械化がうまく融合したときに
初めて園芸の工業化が成立します。
ちなみに4万粒近くのタネ播きは、
だいたい2時間程度で完了します。
これを手で播いたら何時間かかるかわかりません(汗)
(松原紀嘉)
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2012年8月26日日曜日
ディアスシアのポット上げ
今日はディアスシアのセル苗をポットに移植していきます。
しっかり根がはっている苗なので簡単に抜いて移植することができます。
カラフルなポットに植えていますが、
これは、品種が混ざらないようにするためです。
今回作っているディアスシアは、
花の色が違う品種をいろいろ植えているので、
品種ごとにポットの色を変えて、花が咲いていない状態でも、
一目で何色の花の品種かがわかるようにしています。
まだまだ小さい苗ですが、
これからさらに摘心を繰り返して、
ボリュームのある株に仕上げていきます。
(松原紀嘉)
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今回作っているディアスシアは、
花の色が違う品種をいろいろ植えているので、
品種ごとにポットの色を変えて、花が咲いていない状態でも、
一目で何色の花の品種かがわかるようにしています。
まだまだ小さい苗ですが、
これからさらに摘心を繰り返して、
ボリュームのある株に仕上げていきます。
(松原紀嘉)
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2012年8月25日土曜日
アークトチスのふうせん
おはようございます。
自家採取のアークトチスの播種を依頼されました。
アークトチスの種子は
ゴミが絡まりやすい形状をしており、
さらに、播いても発芽しない不良種子も多く含まれます。
そのため他の植物と同じように播いても、
発芽率は35%程度。
そこで!
唐箕を使って風選(ふうせん)をし、
播種前に実入りの良い種子と悪い種子をより分けていきます。
唐箕は稲の籾殻を飛ばすのに使われており
風の力で比重の軽いものと重いものを
より分けることが出来ます。
仕組みを簡単に説明すると、
上部から少しずつ種子を落とすと(赤い矢印)
写真左側から送られる風に流されます(青い矢印)
重みのあるものが仕切りにぶつかり下のトレーに落とされ(緑の矢印)
次に重みのあるものが二つ目の仕切りにぶつかり、オレンジ色のトレーに落とされます(オレンジ色の矢印)
そして一番軽いものがそのまま真っ直ぐ機械の外に排出されます(ピンクの矢印)
5回ほど風選を繰り返し、
選び抜かれたアークトチスの種子たち↓
ワタで包まれぼんやりとしていますが、
硬く重みのあるよい種子が選別できました。
あとは406穴のセルに一粒ずつ手播きし
発芽を待つばかり。
発芽率が楽しみです!
ちなみに白いワタの部分が一番軽く、
かなりの量がゴミとして集まりました。
少しの風にも舞って
掃除は大変ですが・・・
ふわふわ~♪
��今日の植物*
アークトチス
キク科ハゴロモギク属
(池田)
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発芽率は35%程度。
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次に重みのあるものが二つ目の仕切りにぶつかり、オレンジ色のトレーに落とされます(オレンジ色の矢印)
そして一番軽いものがそのまま真っ直ぐ機械の外に排出されます(ピンクの矢印)
5回ほど風選を繰り返し、
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ワタで包まれぼんやりとしていますが、
硬く重みのあるよい種子が選別できました。
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発芽率が楽しみです!
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2012年8月24日金曜日
秋冬の花壇苗準備
パンジー、ビオラ以外の秋冬の花壇苗の準備も始まっています。
今日はキンギョソウのポット上げをしていきます。
まずは、、、、
ポットの土詰めから行っていきます。
学生さんも土詰めの機械の操作にだいぶ慣れてきたようですね。
これがキンギョソウのセル苗です。
ぎっしり生え揃ったセル苗ですね~。
これを一つ一つポットに移植していきます。
園芸別科花卉専攻の夏休み中の実習は、
週2日で朝9時から夕方4時すぎまで行っています。
温室の中は遮光されていますが、
それでも気温は36~37℃くらいです。
この日は、、、
さらに露地圃場でコスモスやケイトウの苗を
鉢広げしていきました。
雲一つない快晴でとにかく暑い日でしたが、
学生さんもだいぶ我慢強くなってきたかな?!
(松原紀嘉)
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これがキンギョソウのセル苗です。
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温室の中は遮光されていますが、
それでも気温は36~37℃くらいです。
この日は、、、
さらに露地圃場でコスモスやケイトウの苗を
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雲一つない快晴でとにかく暑い日でしたが、
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