2019年11月29日金曜日

オオきくナルと好き オオナルコユリ


こんにちは、学部3年の栗田です。
今日から、花卉・苗生産ブログの記事をちょこちょこ担当します。



 めっきり冷え込む日が増え、本格的な冬の到来を感じる今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
 今回は、花卉園芸学研究室での実習の様子をご紹介いたします。



 今回の実習では、オオナルコユリの播種を行いました。オオナルコユリと言えば、1115日のブログで、同期の大森君が「まるでワイン造り?!」と紹介してくれた、あのオオナルコユリです!
 今回は、そのときに精製した種子を用いて播種を行いました。



 まずは、トレイに土(鹿沼土砂粒)を詰めます。
 一定量の土を詰め、平らにならしていきます。







 次は播種です。
 カップに約5,000粒を計り取り、出来る限り重ならないように、トレイに播種していきます。

 これがなかなか難しい







 次に覆土です。
 種子が地表にひょっこりして乾燥しないようにしっかり覆います。







 そして、完成したトレイをきれいに並べて、灌水チューブを通して完成です!







 今日の実習ではみんなが集中して取り組み、予定より早く実習が終わりました!
 この集中力を自分たちの研究に活かせるといいですね!!

(学部3年:栗田)



~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2019年11月28日木曜日

咲けよ

七日には 年一の シクラメン祭が ある

そう、12月7日(土)は例年通り「シクラメン祭」が行われます。


準備も着々と進み、

肝心のシクラメンの方も・・・



こちらの温室は・・・咲いている!




こちらの温室も・・・咲いている!!





そしてこちらの温室も・・・あれれっ?  あまり咲いていない(゚Д゚;)
このところの低温と日照不足で花が開きません。


というわけで・・・開花促進!!


ひとつ咲け~
苗テラス

ふたつ咲け~
高圧ナトリウムランプ下

ランプを浴びながら



昨日、2020年12月のシクラメン祭に向けて種蒔きを実施しました。


 ジベレリン処理をして

暗発芽が種子なので暗闇で発芽させます。



毎年シクラメン祭には、お客様に喜んでいただくため、
手間暇をかけて準備しています。





だからさぁ
分かるよなあ 咲けよ



さけで思い出しましたが、
お正月のお酒といえば「お屠蘇」ですね。

今年も屠蘇散の販売を始めました。
Dr.池上のスペシャルブレンドです!!

詳しくはこちら
http://naeseisan2.blogspot.com/2018/12/blog-post_13.html

屠蘇は一年間の邪気を払って正月に呑む縁起物です。
大晦日に浸して元旦に飲むらしいですよ。
(長嶋)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2019年11月27日水曜日

キクイモ 販売中!


 からっと晴れた日が恋しくなるような曇天が続き、葉も落ちて寒々しい景色になりつつあります。
 こちらとしては灌水作業の手間は軽減されますが、植物たちにとってはストレスが溜まっているかもしれませんね。

 秋から冬の季節に移りつつありますが、様々な作物が収穫時期を迎えています。



 こちらの大きく育ったイモ。
 最近、健康食材として注目を集めていることから、皆様も目にされたことがあるかもしれませんね。

 こちらはキクイモ Helianthus tuberosus L.


 キクと名についているように、キク科ヒマワリ属の多年生植物で、塊茎はサトイモやジャガイモ、ショウガなどにも形状が似ています。
 花はキク科らしく筒状花と舌状花からなり、草丈はヒマワリ属らしく1.5m以上、大きいもので3m程度まで大きく生長します。

 11月以降に塊茎を掘り上げて、水洗いすれば、生の状態でも食べることができます。
 ただし、キクイモは日持ちがしないので、食べる分だけ収穫して残りは土の中で保存するか、土付きのまま掘り上げたキクイモを湿らせた新聞紙で包み冷蔵庫に入れておけば1カ月程度の保存が可能です。


 キクイモにはイヌリンと呼ばれる多糖類が主要成分として含まれており、血糖値の調整や腎機能の向上などに関連した効能を示すといわれています。
 また、腸内環境の改善により、便秘対策やダイエット効果にも期待されています。

 生のキクイモを楽しむのであれば、和え物やサラダ、みそ汁の具としても活用できます。
 また、スライスしたキクイモを乾燥させれば、そのままチップスとして食べたり、炒め物やきんぴらにするのもあり。
 そのチップスを砕いてお茶にしたり、粉をつなぎとしてお好み焼きに加えたりと、様々な活用方法が考案されているようです。



 そして注目を集めているこのキクイモですが………現在、「味楽来(みらくる)13:0016:00」で販売しています!



「約500g350円」で販売中です。
 ジャガイモやサトイモの代わりに入れ、いつもの料理からさり気なく健康意識を高めた食生活に活用してみてはいかがでしょうか。


(安藤匡哉)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2019年11月26日火曜日

おはよう

 皆さん、おはようございます。
今夏、収穫したニンジンの種子も、最短の芽切り処理期間が終了し、「おはようの時間」です。
 今年は、わずかですが、千葉大学で採種した分も芽切りを行っておりました。この種子を丈夫に育てることが出来れば、採種から収穫まで、全て千葉大内で行ったことになります。

手に持っている種子が芽切りが完了した種子です。

 まず、軽く殺菌を行い、水でしっかり洗い流した後、保存させる種子は24時間しっかりと乾燥させます。オタネニンジンの種子はある程度乾燥後、冷暗所で管理を行えば、発芽力は半年程度、維持することが可能です。
 すぐに播種する種子はホルモン剤につけ、適温下で管理することで、年内の発芽が可能になります。

 無理にたたき起こされても、しっかり発芽してくれと嬉しいですね。




(黒沼)


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2019年11月25日月曜日

趣味の園芸の収録が始まりました

来年の3月の放送に向けて、NHK千葉放送局前の花壇を利用して、公共スペースでの花壇づくりについての番組の収録が始まりました。
とは言っても、そう簡単なものではなく、参加して頂くのは保育園児や小学生からお年寄りまでの幅広い年齢層の方、花の生産者さんや造園屋さん、地域にお勤めの方など幅広い職種の方々です。地域の花壇を舞台に地域の皆さんに草花や季節を感じて頂き、植物の面白さを体感して頂ける花壇づくりを実践していきます。ということで、どうなるかはやってみないと私もわかりません!

先日、その第1回の収録がありました。造園屋さんに整備して頂いた花壇に近隣の3つの保育園の園児と園芸のシニアボランティアの方々に集まってもらい、アブラナ(菜の花)の種子を一緒に蒔いて頂きました。千葉と言えば、菜の花ですね。

挨拶と植物について説明を行なった後、さっそく作業開始です。等間隔に印が付けられた紐を畝に張り、その印のところに保育園児の小さな手で数粒ずつ種子を播いていきます。中には紙コップに入った種子を全部こぼしてしまう子も・・・・・。初めて土に触れるお子さんもいらっしゃいました。


各保育園2畝ずつ播いて貰いました。残りの花壇は、当研究室の学生さんとスタッフで播種完了! 周囲の縁取りには、ビオラの苗を植え付けました。


仕上げにたっぷりと灌水を行なって作業は終了です。


3月上旬の最終収録(公開収録を予定)まで、NHK千葉放送局、地域の方々のご協力のもと、花壇作業が続きます。地域の中のみんなの花壇という意識が生まれ、花壇をつくる過程や植物の生長や変化を楽しめる場となり、その後も継続的な地域の花壇活動の場になればと考えています。今後が楽しみです。



(渡辺 均)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2019年11月22日金曜日

花の香りに酔い痴れて 第24回 チェリーセージ

 こんにちは、学部4年の下重(しもじゅう)です。

 ここ数日、冷たい風が吹く日々が続いていますね。
 しかし、まだ日中は暖かい日も多いため、気温の変化に対応できるような服装を心がけた方がよさそうです。

 11月も下旬となり、花を咲かせる植物が少なくなる季節になりつつあります。
 花を咲かせる植物が少なくなるということは、第24回の今回は、薬草園で、僅かに花を咲かせていたチェリーセージをご紹介したいと思います。

 チェリーセージは、シソ科アキギリ属に分類される落葉低木です。
 アメリカ南部やメキシコに自生しており、成長すると、高さが1.5mにもなります。

 チェリーセージは、薬草園に植えられているサルビア ミクロフィラS. microphyllaと、サルビア グレッギーS. greggiiの総称であり、どちらも「チェリーセージ」と呼ばれます。

 チェリーセージの花は、筒形の花の先端が上下に裂けている「唇形花(しんけいか)」です。
 この「唇形花」は、シソ科の植物の多くで見ることができます。
 赤色と白色のコントラストが非常に可愛らしい印象の花だと言えるでしょう。


 また、チェリーセージの葉を観察してみると、十字に対生(1対の葉が向かい合って1つの節につくこと)していることが分かります。
 チェリーセージと共に薬草園に植えられている、同じシソ科のアップルミントMentha suaveolens J.F. Ehrh.と比較してみると、どちらも十字に対生しており、その姿はそっくりです。

(こちらはチェリーセージです)

(こちらはアップルミントです)

 また、チェリーセージの名前の由来は、その香りにあると言われています。
 花や葉からサクランボに似た香りがするとのことで、実際にその香りを嗅いでみたのですが、強風(写真の撮影日は冷たい風が吹いていました)と自身のアレルギー性鼻炎の影響で、全くサクランボの香りは感じられませんでした。
 天候が穏やかな別の日に嗅いでみると、スパイシーなハーブの香りの中に、僅かに甘酸っぱい香りを感じました。

 冷たい風が吹きすさぶ秋の薬草園を彩る、数少ない花の1つ、チェリーセージ。
 その香りを嗅ぎながら、ふと、この「花の香りに酔い痴れて」シリーズを書き始めたのは、昨年の秋だったことを思い出しました。

 季節は巡り、私も学部3年から4年になり、卒業まであと4か月となりました。
 卒業研究にも一生懸命取り組んでいるところですが、これからも、暇を見つけて、芳香性を持つ植物を探していきたいと思います。


(学部4年:下重)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2019年11月21日木曜日

パンジーの出荷

ここ最近北風が吹くようになり、日中でも20℃を下回る日が多くなりましたね。

先日あけぼの山公園・あけぼの山農業公園用のパンジーの出荷が御座いました。

思い返せば8月の暑い時期に大量に播種を行い。
播種前のパンジー用のセル
発芽した苗
9月の残暑の中 ポット上げを行い。
ポット上げの準備
ポット上げ後、露地圃場に並べたパンジー

長雨や台風、害虫による食害を耐え。時にはカラスにあそばれてしまいポットがひっくり返されるなどの被害がありましたが、11月中旬に開花し、花の絨毯を形成していました。

それがどんどんトラックに乗せられて旅立っていきます。


 それが全て出荷されてしまい元の殺伐とした風景に戻ってしまいました。

手間が大分かかってやっと開花をしてくれただけに、何もない景色は少し寂しいですね。

今回出荷したパンジーはあけぼの山公園・あけぼの山農業公園で花壇を彩り、
楽しませてくれてると思います。
近くに立ち寄った際はぜひ!行ってみてください。
お勧めはチューリップとの共演が楽しめる4月だそうです。
http://naeseisan2.blogspot.com/2015/04/blog-post_16.html



[新澤]

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2019年11月20日水曜日

アグリビジネス創出フェア2019

 本日1120日(水)10時から22日(金)17時までの3日間において、東京ビッグサイトでアグリビジネス創出フェアが開催されています。



 全国の様々な研究機関の有する研究結果や技術を利用した資材の紹介が行われ、これまでに見たことのないような最先端の技術が目白押しとなっています。



 苗生産も千葉大学ブースの一部において、花卉苗生産で活用している各種設備を用いた薬用機能性植物の効率的生産技術に関してご紹介させていただいております。


 会場内セミナーや各ブースでもとりわけ多く取り上げられているキーワードとしては、「スマート農業」「AIICT技術」などの次世代型農業に注目が集まっているようです。
 植物工場などの環境制御型かつ膨大な生長データが集まりつつある分野では現実的な導入が見込めそうですが、薬用植物などにおいてはまだまだ各品目の栽培データ等の情報蓄積が必要になりそうですね。


 そのほか、昨年からさらにブースを拡大しているジビエの取り扱いコーナーでは様々な料理の試食が可能で、ブースを一通り回ればお腹一杯になれるかもしれません。
 なお、入場の際は現地での参加登録も可能ですが、Webページで招待状をダウンロードして印刷し、予め登録カードにご記入の上でお持ちいただくと、スムーズにご入場いただけます。

 ご来場の際には、ぜひ千葉大学ブースへ!


(安藤匡哉)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2019年11月19日火曜日

統計と実験計画

 今日も、三年生の実験(栽培育種学実験)について、ご紹介します。毎週の金曜日に実施している三年生実験では、様々な分析手法や分析機器の使用法について、実習を通して学んでいきます。

 先週は、光合成測定装置を使用し、植物の光合成速度の測定について、簡単にデモンストレーションを行いました。

 また、今回は、統計手法に関する座学も実施しました。標本数や反復数、実験区の設定など、実験計画を練る際に理解しておく必要がある基本的な事項について、例題も解きながら、勉強していきます。

 ・有意な差がある?
 ・等分散性が仮定される?
 ・Tukeyなどの様々な多重比較法?
 ・対応のあるt検定と対応のないt検定?
 ・多変量解析?

 今回の時間だけでは、十分に理解することは出来なかったでしょう。笑
しかし、近頃は、統計学に関するビジネス書も多く書店に並んでいます。研究だけでなく、得られた情報やデータをどのように解釈・分析し、アウトプットするのか?は非常に重要ということですね。
 今流行りのキャッシュレス決済の個人データやビックデータ、AIなどなど、情報で溢れた社会だからこそ、上記のような能力も、研究を通して学んでもらえたら、何よりです。

(黒沼)


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2019年11月18日月曜日

人知れず咲く~センブリの花~

11月も半ばとなり、柏の葉キャンパスでも夜間の最低気温がひと桁台になる日が増えてきました。これまで、暖かい秋が続いていましたが、そろそろ寒くなってくれないと生産計画が狂うばかりでなく、シクラメンなどの花の発色や品質にも影響が出てしまいます。

さて、秋も終わりのこの季節に、キャンパス内でまだ花を咲かせている植物がありました。リンドウ科のセンブリです。センブリは、民間薬(当薬)としても用いられます。下の画像の個体は、草丈が5㎝も満たない小さな株でしたが、白い花を咲かせていました。




自生の株は関東周辺では個体数が激減していますが、柏の葉キャンパス内のとあるところには、株数は少ないですが毎年、開花を確認することができます。

全国的な個体数の減少は、乱獲が原因とされていますが、センブリはやや開けた草地や明るい林地の下などに自生する植物ですので、土地開発、耕作放棄地の増加や山林の荒廃などによって、その生育環境が狭められてしまったことも考えられます。

胃腸薬として用いられてきたセンブリですが、子どもの頃にこの植物を口に含めば、その強烈な苦味を忘れることはないでしょう。また、同様にドクダミ(十薬)の生葉に触れ、手についた汁のあの卒倒しそうな匂いを嗅げば、ドクダミは臭いと認識して二度と触れなくなるでしょう。私たちの身近な生活環境の中での植物の利用として、食材や民間薬としての利用に留まらず、日常や遊びの中に子どもの五感を刺激する「刺激的」な植物が沢山あることも知って欲しいですね。


(渡辺 均)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

2019年11月15日金曜日

まるでワイン造り!?

 こんにちは、学部3年の大森です。
 今週から、この花卉・苗生産ブログに参加いたします。


 吹き付ける風も冷たくなり、秋の深まりを感じますね。
 今回は、花卉園芸学研究室での実習についてご紹介いたします。


 今回行ったのはオオナルコユリ Polygonatum macranthum (Maximovicz) Koidzumi の果実から種子を集める「種子精製」です。
 オオナルコユリは、切り花としての利用に加え、山菜として食することもでき、生薬「黄精」としても利用される植物です。

 オオナルコユリの果実はベリーに似ており、果肉には発芽を抑制する物質が含まれています。
 オオナルコユリを効率的に生産するためには、果肉を取り除く必要があります。

(オオナルコユリの果実)

 しかし、今回用意された果実の量は約100kg!!!
 1つ1つ手で潰していては次の日になってしまいます
 そこで大量の果実を潰すためにとられた方法はこちら!

(踏みつぶし中。結構疲れます

 大きな容器の中に果実を入れ、ひたすら踏みつぶします!
 こうすることで一度に大量の種子を得ることが出来ます。

 果実の見た目も相まって、その風景はまるでワイン造りのようです。

 踏み終わった後は、種子をざるに移して、細かい果皮や果肉を取り除きます。

(水が冷たいです!)

 最後は種子を乾燥させて、今日の実習は終了です。

(種子を新聞紙の上に広げて乾燥させます。)

 大変な実習内容でしたが、黒沼先生のご指導や学生が協力しあうことで何とか種子を精製し終えることが出来ました。

 今回の実習を含め、今まで自分が体験したことのないことを、研究室生活の中で学んでいます。
 この経験を無駄にせず、1つ1つ自分の糧にしていきたいです。


(学部3年:大森)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・