2010年12月16日木曜日

栄養系ペチュニア挿し芽~1年生~

今日は、栄養系ペチュニアの挿し芽ですよ~。

挿し芽をするのは、園芸別科花卉専攻の1年生です。
��年生は、ペチュニアの挿し芽をするのは、
これが初めてです。


最初は繁殖用母株から、穂木を取っていきます。



このセル苗生産用の穂木はすべて天芽で行っていきます。


採った穂木は、
大きさをそろえたり、
余分な葉をとったりして、調整していきます。

その後、殺菌剤で穂木を消毒していきます。




挿し穂はすべて、用土を詰めたセルトレイに挿していきます。

これがセルトレイです。




挿すときは、ピンセットを使って、
穂に傷をつけないように、丁寧に行います。




栄養繁殖の方法なので、
ウィルスや病気に細心の注意をはらいながら行うため、
挿すときはビニール手袋を着用して行います。




挿し終わったセルトレイは、
このビニールで覆われたトンネルの中で、管理をします。




このトンネルの中にはセルトレイの地温を保つためのヒーターがあります。
地温を保つ事によって、発根のそろいをよくして、
その後の生育をそろえる事ができます。

また、挿し芽はもちろん根がありませんので、
乾燥しないように、ある程度湿度を保つように管理していきます。

うまく管理をすると、
今回挿したペチュニアは、
だいたい、2週間くらいで発根が始まります。
で、、、セル苗の製品として完成するまで、
だいたい35~40日程です。

この発根までの期間は、
同じペチュニアという植物でも、
品種が違うと全く変わってきます。
品種によりけりですが、時間のかかるものは、
発根だけでも1ヶ月くらいかかったりもします。



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