2025年12月8日月曜日

イナゴマメの花

12月に入りかなり冷え込んできました。学内でもインフルエンザが流行っているようです。

さて、ハウス内ではイナゴマメ(Ceratonia siliqua L.)の花が咲き始めました。イナゴマメは、地中海地方原産のマメ科の常緑高木で、別名キャロブ(Carob)と言い、莢はチョコレートのような香りがあり、乾燥して粉末にしたものは「キャロブパウダー」と呼ばれています。甘味料や健康食品などとして古くから利用されてきました。

7年前に種子を播き、ほぼ無加温(5℃加温)のハウス内で育ててきましたが、この植物は雌雄異株のようで、4年前から雄花(雄株)が咲き始め、今年初めて雌花(雌株)が咲きました。

 

イナゴマメに関する202136日のブログ

https://naeseisan2.blogspot.com/2021/03/blog-post_8.html

 

イナゴマメの雄花(雄株)

 

イナゴマメの雌花(雌株)

 

 上の画像のように幹から直接花を着け、雄花にも雌花にも花弁がありません。花を確認してからなかなか開葯するまでに時間を要しましたが、花粉を確認したタイミングで、さっそく、ピンセットを使って授粉をしてみました。温暖な地中海地方の冬と違い、寒いこの時期に開花するため、うまく結実するかわかりませんが、今後の生長を楽しみにしています

 

(渡辺 均)

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