こんにちは。修士1年の三宅です。
今回は、先日の実習で行ったトウキの種子選別について紹介します。
トウキとは、セリ科の多年草で根を生薬として用います。トウキにはセロリのような独特な香りがあり、一度その香りを嗅ぐとかなり印象に残ります。
種子選別とは、種子を形状や重さ別に分けることを指します。
主な目的は、種子の品質を均一にすることで発芽を揃え、生育の差をできるだけ少なくするためです。具体的な方法として、比重選や風選があります。
今回の実習で行ったのは、風選です。
まず、種子を回収しやすくするためにブルーシートを広げます。
つぎに、できるだけ高い位置から種子を落とすために扇風機の台を作ります。
そして、扇風機のスイッチを入れ、まんべんなく種子に風が当たるように落としていきます。
風の力は偉大で、種子を大きさ別に見事振り分けてくれました。
以下の写真が扇風機からの距離別の種子です。
大きい種子や重い種子ほど手前に、軽い種子や夾雑物はより遠くに飛んでいきました。
風選では、分母の大きい種子を選択し、播種します。
こうして、種子のサイズを均一化することで発芽率や発芽勢にばらつきのある薬用植物の生育をできるだけ揃え、個体差による影響を抑えることが期待できます。
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