今日のブログは先日私たちがおこなった、横浜のとあるビルの屋上緑化の施工についてお話します。
9月某日、施工日はあいにくの雨。
屋上は当然水浸しになっていました。
この日の目標は、写真の端の手前半分に花による植栽を行うことでした(奥は菜園予定地です)。
しかし、まずは固くなってしまった土をふかふかに戻すための土壌改良です。
元から植わっていた木を切り戻しつつ引き抜いて、
腐葉土をすき込んで更地の状態に戻します。
雨の中での作業ですが、気温はそれなりに高いのでレインコートの下は汗でびちょびちょです…。
その後、もってきた花苗をポットのまま配置してデザインを整えつつ、植えつけます。
もちろん植物の生長を見越して間隔をあけています。
引き抜いた木は一番端に植え直しました。
今回植栽したものの多くは宿根草です。
肌寒い季節が近づくと、生育旺盛で目立ちやすい夏の一年草は出番が終わってしまいます。
そこにまた植え替えを行うとなると、管理の手間が大変です。
そのため、なるべく手間をかけずに来年も楽しめるように、植栽の宿根草をメインに据えています。
また、屋上に来た人に一年中楽しんでもらうため、開花期の異なる花を組み合わせることで、春夏秋冬、なにかしらの花が咲いているような植物を選んでいます。
屋上という制限された環境下において、なるべく管理の手間を抑えた範囲で、
長く訪れる人に愛される憩いの場をを提供する。
ただ一時を彩るようなガーデンデザインとは異なる、実用的なアイデアを打ち出すためには、様々な植物の性質をより深く知っておく必要がありますね。
精進精進。
(学生:博士1年 安藤)
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