2022年5月31日火曜日

来春に図鑑がでるよ。

 ついに5月も今日で終了。脳内5月よりも、明らかに仕事が進んでいない…5月病など、どこ吹く風。毎日、元気に働けることに感謝です。

 さて、今回は告知です。現在、一般社団法人 花葉会(当研究室のOBOG会組織)では、日本のランドスケープやガーデニングのための新たな基本図書となる、『フラワータウンスケ―ピング 花による緑化マニュアル』を2023年3月の刊行を目指し、編集中です。

本書は、1992年に刊行された『フラワーランドスケ―ピング 花による緑化マニュアル』、2002年に刊行された『アーバンガーデニング 花による緑化マニュアル』の改訂版であり、園芸および造園に必要な定番の植物に加え、これからの日本の都市域および街並みの景観、園芸、緑化のために必要な最新の植物情報を掲載する予定です。


こちらは既に絶版の旧版

 今はネットで色々と情報が得られる時代ですが、本書に収録される情報は、より客観的な指標に基づき、その道のエキスパートの方々にご執筆を頂いております。日本のどの地域なら、越冬できるのか?や、どのような環境(日射量、土壌の水分状況などなど)が適当なのか?を一目で教えてくれる図鑑です。

 楽しみだなー楽しみだねー

 乞うご期待!



黒沼

 

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2022年5月30日月曜日

健康機能性植物の小口販売サービスの開始 ~一匙和草(ひとさじわそう)~

一般社団法人日本薬用機能性植物推進機構(JFPPA)の会員様である株式会社ハピラボの瀬戸様が、新たな健康機能性植物の小口販売サービス「一匙和草(ひとさじわそう)」を開始しました。

 

食材として使用が認められている薬用植物、健康機能性植物の国産化を当機構が進め、㈱ハピラボ様が少量から個人向けに配送するサービスです。

 

一匙和草プレスリリース

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000099718.html

 

農業者側からみると、生薬原料としての薬用植物の国産化は、いっこうに広がりが見られません。一方で個人のニーズはあるものの、少量から国産の健康機能性植物を購入できる仕組みもありませんでした。このような中で、少量ではありますが個人のニーズを積み上げ、まとまったオーダーにすることで、それぞれの品目で良質な国産の健康機能性植物の産地化が図れないかと考えています。

 

詳しくは、一匙和草のホームページをご参照下さい。

https://hitosajiwaso.com/

 

また、こんな健康機能性植物を作って欲しい、買いたい、売りたいという方がいらっしゃいましたら、㈱ハピラボの瀬戸様、もしくは当機構までお知らせ下さい。このような動きが活発になれば、作り手から消費者へ多くの健康機能性植物をおつなぎすることができるのでないでしょうか。

 

一社)日本薬用機能性植物推進機構(JFPPA)のホームページ

 https://jfppa.or.jp/

 

国産化された健康機能性植物

 

 

(渡辺 均)

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2022年5月27日金曜日

トルコギキョウの発芽

 修士1年の三宅です。今回は、私が栽培に挑戦しているトルコギキョウについて紹介します。花屋でトルコギキョウを目にした際、その美しさに魅了されたことが栽培のきっかけです。

 

 トルコギキョウとはリンドウ科の植物で北アメリカの乾燥気味の草原地帯が原産とされています。大輪の花を咲かせる姿が美しいですね。

 

これはトルコギキョウの播種時の写真です。とにかく種子が小さく、集中力を要する作業でした。コート種子という薬剤でコートされた種子ですので、黄色や白の目立つ塗装がされています。

 

それから2週間潅水を続け、ついに発芽しました!


小さな子葉が愛おしいですね。じっと、目を凝らして見る必要があります。

 

 これから、苗テラスへの移動、ポット上げを経てトルコギキョウの鉢花が完成します。

道のりは長いですが、無事に育つように愛情と水をたっぷりあげていきます。

 

    トルコギキョウ ながむる人の目に萌える

 

                            (修士1年:三宅)


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2022年5月26日木曜日

模様替え

5月の第1週目は花卉苗生産部名物?母の日の出荷及びTX柏の葉駅前販売で大忙しでした。
ご購入いただきましたお客様、大変ありがとうございます。
また今後も月別 季節の鉢物のご案内も当ブログで紹介させていただきます。
そちらもぜひお楽しみにしていただけますと幸いです。

さて今週の月曜日に今シーズンのペチュニアのセル苗の最後の出荷を迎えました。
今までセルを栽培していたベンチを夏仕様に模様替えをしなければなりません。

今まで挿し芽の発根を促すためにつけていた保温カーテンを取り除き、
  

スカートを外し、
約半年間できなかったベンチ下を掃除します。

すっきりしましたね。

そして発芽室には来年度用の親株が、、、
それを入れる網室を作らないといけないですね。

(新澤)
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2022年5月24日火曜日

石橋を叩いて渡る

 もう気が付けば5月も下旬…学部4年生の実験も慌しくなってきました。
先週は、学生さんと凍結乾燥機の使用方法について確認しました。いわゆるフリーズドライです。

凍結乾燥機

オタネニンジンの凍結乾燥後の様子
見た目は普通ですが、しっかり乾燥しています。

シクラメンの塊茎の凍結乾燥後の様子

 植物をサンプリングした後、直ちに分析に供試できない場合は、サンプルを「適切な保存方法」のもと、貯蔵しておく必要があります。
 この適切な保存方法というものが、実は結構難しいです。分析する成分は何で、どの程度の量のサンプルが必要で、そのサンプルを得るためには〇個体植物を採取する必要があり、耐凍性のあるサンプル保存容器はどれを選択し…などなど、分析に関する正しい知識の習得はもちろんのこと、一連の実験動作を前もってイメージしておく必要があります。
 特に、当研究室では栽培を主体とした実験が多く、サンプル量も多くなる傾向があります。実験の目的と労力を含めたウエイト感を見誤ると、せっかくの栽培試験も成果に結びつかない可能性が…
 石橋を叩いて渡るように時間をかけて、頭の中の実験のイメージをクリアにしていく必要があります。本格的な実験をはじめておこなう学生さんには、かなりハードルが高い作業ですので、調子のよいとき(or必要に迫られたタイミング)に脳みそを動かして、実験デザインをイメージしておきたいところです。



黒沼



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2022年5月23日月曜日

芽が出たあとの生長は早い! ~キクイモの実生~

先月のブログで、種子を播いてから一年半かかってようやく発芽したキクイモの苗をご紹介しましたが・・・・・。

前回のキクイモのブログはこちらをご参照下さい。

http://naeseisan2.blogspot.com/2022/04/blog-post_11.html

 

あれからひと月ちょっと経過しましたが、その後、本葉が2枚展開したところで1本ずつ2.5号ポットに移植しました。そうしたところ、まるで発芽の遅れを取り戻すかのようにぐんぐんと生長し、あっという間に4号のスリット鉢に移植するまでになりました。昨年春に発芽した株と遜色のないくらいの大きさに生長しました。この生長スピードの違いは何なのでしょうね。発芽までの眠りが深い分、その後の生長が旺盛になる?

 

交配して得られたキクイモ苗(手前5株が先月発芽した株)

 

現在は、網室の中で管理をしていますが、外から見てもそれぞれの株の葉形態に違いが現れてきました。葉が細長いものや太いもの、葉先が丸いものや尖っているもの、葉色の濃淡など様々です。

 

今後は、それぞれの株を挿し芽で増やし、秋までに種イモを作り、来春には露地で塊茎の形状やイヌリンの含量を調べるところまでいきたいと考えています。

 

(渡辺 均)

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2022年5月20日金曜日

春なのに紅葉?

こんにちは。学部3年の松田です。

 

突然ですが、街中でよく見るこの植物の名前をご存じですか?

 



正解は「カナメモチ」です。常緑性で、しかも病気や害虫への抵抗性も高いことから、生垣などで利用されています。

 

今回、私が気になったのは、春になって出てきたこの真っ赤な新芽です。モミジなどの落葉樹の紅葉は葉が老化するためですが、常緑性のカナメモチは、なぜ葉が赤くなるのでしょうか…?

 

理由を調べたところ、「若い葉を紫外線から守るため」だとわかりました。

 

赤い色素の正体は、アントシアニンです。

アントシアニンは、青色の光をよく吸収します。植物に青色の光が多く当たると、活性酸素が発生し、葉緑体が壊されてしまいます。幼い葉は弱い状態ですから、青色の光を吸収するアントシアニンの機能が特に必要とされるのですね。

 

そういえば、私の研究の供試植物であるシバも葉先が赤くなったことがありました。カナメモチに限らず、他の植物でも良く使われている策略なのですね。

 

(学部3年:松田)

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