今日の話題はアボカドです。毎年2月に越冬した休眠中の枝を使用して、台木苗生産のために耐寒性品種の挿し木を行っています。詳細は下記のブログをご参照ください。
2025年10月20日のブログ;アボカドの挿し木の結果
https://naeseisan2.blogspot.com/2025/10/blog-post_20.html
これまでの結果から、ファインバブル水で毎日灌水を行い、挿し木中も発芽室内で強光(14時間日長)を照射することでより多くの苗を得ることができるようになりました。しかし、一般的な樹木の挿し木に比べれば歩留り率はまだ低く、また、発根するまでに5か月ほどかかることからまだまだ改善が必要です。5か月もの間、毎日灌水するのは大変です。また、発芽室も長期間占拠してしまいますので・・・。
そこで、今年は作戦を変更して、春先の休眠枝を行わず、春に伸長した勢いのある充実した新梢を使って挿し木(緑枝挿し)を行うことにしました。また、今までは枝の先端部(天芽)を使用していましたが、今回は先端部を使わず側芽部分を使った管挿しを試みることにしました。昨年、実生1年目の枝を使って管挿しを行ったところ、ほぼすべて発根しましたので、今回は強剪定した枝から伸びてきた勢いのあるシュートを使うことにしました。品種は耐寒性があり、これまでの挿し木で活着率の高かった‘エッティンガー’と‘メキシコーラ’を使用しました。
挿し穂の調整と吸水(‘エッティンガー’)
管挿し(‘メキシコ―ラ’)
新梢は2~3節(約10㎝)に切り分け、大きな葉は1/2~1/3ほどに切除し、切り口を鋭利な刃物で斜めに切り、十分に吸水させました。その後、育苗箱に鹿沼土(細粒)を入れた挿し床に斜めに挿し、灌水後、25℃の発芽室に入れました。さて、今回の方法でさらなる歩留りの向上が期待されます。
(渡辺 均)
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