2025年6月9日月曜日

校外実習

先週の木曜日~金曜日に群馬県沼田市にある当センターの附属施設(郊外農場)、森林環境園芸農場で園芸学科1年生の実習を行ないました。新型コロナウイルス感染の影響でしばらく中止となっていましたが、久しぶりの宿泊実習でした。

 

リンゴ、洋ナシなどが栽培されている森林環境園芸農場

 

 周囲を森に囲まれ、人家から数キロ離れた中にある農場では、リンゴや洋ナシなどが栽培されています。少しずつ改植が進んでいますが、樹齢が70年ほどのリンゴ ‘フジ’ の古木もまだまだ現役で活躍中です。


リンゴ ‘フジ’ の古木

 

今回の実習の目的は、リンゴの摘果作業です。リンゴはサクラと同じバラ科ですので、花は1か所から56輪ほど固まって咲きます。これを「花叢(かそう)」と言いますが、そのまま放置するとすべての花が結実してしまい、大きな品質の良い果実を収穫することができなくなるため、一つの花叢の中から大きくて形の良い果実を一つ残し、残りはすべて摘み取る作業「摘果」がこの時期には必須な作業です。

 

1つの花叢に幼果が5

 

摘果して大きな1果を残す

 

学生さんにとっては、秋に色付いた店頭に並ぶリンゴは知っていても、摘果は初めての経験です。リンゴが収穫されるまでに様々な作業工程があり、摘果作業の重要性と大変さ、植物との真摯に向き合うことも理解できたのではないかと思います。

12日でしたが、学生さんが共同で作業を行ない、寝食を共に過ごしたことも今後の学生生活を送るうえで意味深いことではないかと思いました。お疲れ様でした。

 

 

(渡辺 均)

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