先週は、多くの時間をデスクワークに費やすことが出来ました。何をしていたかというと、地味に「論文をジャーナルに投稿する」という作業を行っていました。ということで、ブログのネタが無いため、今日は地味な作業のお話を…
研究者の仕事としては、データを蓄積させ、成果を纏め、論文化することが、一定程度求められます。これは、税金を含めた様々なリソースから得た最新の知見・情報を、社会全体のものにするという点でも非常に重要です。論文の書き方は、ジャーナル(雑誌)毎に細かくルールが決まっており、そのルールを確認し、体裁を整えることだけでも、一苦労です。また、Cover Letterと呼ばれるジャーナルの編集委員長宛ての手紙に、論文内容の自己PRも欠かすことが出来ません。
そして、一生懸命体裁を整え、投稿しても、わずか数日でOut of scope(ジャーナルの対象分野外)との一言で、査読にも回らないことも…編集や査読などのプロセスは、研究者がボランティアで行っており、多忙な方が多いのが現状です。投稿者的には、ジャーナルの対象範囲と思っていても、瞬殺されることは少なくありません。
リジェクトの連絡が入れば、次に投稿するジャーナルを探し、また体裁を変更させ、Cover Letterを書き換えて…という最初のステップに戻ります。こうした地味な活動の積み重ねによって、やっと査読をして頂き、指摘内容を修正して、査読者・編集者のOKが「出れば」、晴れてジャーナル(雑誌)に掲載となります。
偉そうにしている?研究者・教員も、こうした地味な作業や他の研究者とのディスカッションをとおして、自分たちのやってきたことを顧みる時間があります。こういう時間を前向きな気持ちで大切にしていきたいと思う今日この頃です。
黒沼
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