2020年12月10日木曜日

秋冬苗のイチオシ(個人の感想です)

ポット苗担当の仲井です。

今季の出荷も終わりを迎え、反省・振り返りの段階に入りつつあります。

今季作って個人的に「良いなぁ」と思ったものはいくつかあるのですが、
その中で、今回、中高性キンギョソウとジプソフィラをご紹介します。

突然ですが、冬花壇って、なんだかつまらないなぁと思いませんか・・?
パンジー・ビオラ一色で、たまにハボタンがあったりしますが、
全体的に背も低く、見ごたえに欠けるというか・・
(パンジー・ビオラも、カラフルで大好きなお花ですが)

その中で、良いアクセントになってくれるのが、
中高性キンギョソウとジプソフィラなのです。
写真はこちら↓


手前の背の低いものがジプソフィラ、
背の高いものが中高性のキンギョソウです。

ジプソフィラは切り花でよく使われるカスミソウのことで、
こちらは花壇苗用の品種です。
春にも一度作り、5月頃に売店に出したのですが、その際はあまり売れず・・
が、懲りずにまた作ったら、秋口からはとてもよく売れました。
2回のピンチでこんもりと仕上がり、
「花いっぱい」とはこのことか!という具合で株が花で埋め尽くされていきます。
白とピンクを作りましたが、白はお行儀よく仕上がり、
ピンクは暴れがちです。

中高性キンギョソウは、ピンチ2~3回、
花がつくと地上高30㎝くらいになり、
株も比較的作りやすく、色もカラフルで、切り花にしても美しい。
低くなりがちな冬花壇に高さが出て、花も長く楽しめるし・・
と、とてもいいです。売店でも人気でした。
こちらも、白・黄色・薄ピンクはお行儀よく仕上がり、
赤が暴れがちです。

後は、これらがこのまま冬をどう過ごすのか、
経過観察していきたいと思います。
千葉大で植えている物のほかに、いくつか納品もさせていただいたので、
植えた後にどういったパフォーマンスを見せるのか、楽しみです。
仲井


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