先週、園芸学科3年生の花卉の専門実習でペチュニアの交配を行ないました。実習の目的は、一連の品種開発に関する流れを理解すること。各自で育種目標を立て、採種~播種~育苗~新たな品種候補を選抜するところまでを実習で行ないます。
昨年の実習で得られた品種候補は、今年の母の日の駅前販売で学生さん自らが販売にあたりました。できた品種を販売することも大切ですね。
交配に用いる品種や系統はこちらで用意しましたが、花色、花型、草姿などはできるだけ異なるものを準備しました。
今年の交配親
昨年の実習で得られた品種候補(八重咲き)
花色をはじめ、ペチュニアの形質の遺伝について説明した後、各自で育種目標をノートに記入し、3~5組み合わせ交配して貰いました。ひとつの組み合わせで3~5花の交配を行なって貰いました。
交配は蕾を開いて葯を取り除き、受粉後にホチキスで蕾を閉じます。交配が上手くできていて、受粉が成功していれば、数日後には花が萎れて子房が膨らんできます。一方、上手く行かないと花は萎れず咲いたまま、当然子房も膨らんできません。
交配成功?(子房が膨らんできました)
交配失敗?(まだ花が咲いています)
今後は、経過を観察しながら一連の作業(採種~選抜)を行なっていきます。どんなペチュニアが咲くか、今からお楽しみですね。
渡辺 均
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