先週は修士論文発表会、卒論発表会と園芸別科の修了論文発表会が続きました。夜遅くまでの要旨の訂正と発表練習の成果で無事(?)乗り切りました。
ちなみに、3月21日(月)に園芸学部(松戸市)で開催される市民向けの公開研究発表会で、当研究グループの渡辺さん(卒業論文:カリブラコアの新らたな性質を有する品種作出の可能性)と高橋さん(修士論文:灸利用に向けたヨモギの系統評価)が発表することになりました。
さて、園芸別科の発表会(園芸別科専攻特別研修報告)ですが、今年も蔬菜専攻、花卉専攻、造園専攻合同で行なわれました。果樹専攻は修了学生がおりませんでした。今年の花組は村上さん1名のみの発表でした。3つの専攻でも8名しか発表者がおりません。以前の別科と比べると寂しい限りですね。
村上さんの発表は、生育が旺盛で高性になるケナフを数種の植物成長調整剤(矮化剤)を使用して、その処理濃度を変えることでコンパクトな鉢花にならないか検討したものです。
以前のゆとり教育のカリキュラム時には、小学校等での環境教育の一環で紙すきなどに使用されるため栽培されていたケナフですが、最近はめっきり栽培されることが少なくなったようです。
実験区の中で、無処理区は4m近くにまで生長しましたが、矮化剤処理を行なうと草丈30㎝ほどまでコンパクトにまとまりました。対照区と処理区を並べて写真が撮れない植物はケナフが初めての経験でした。
画像の一番後ろが無処理区
コンパクト化に成功した赤花のケナフ
鉢花として流通させるには問題点はありますが、コンパクト化するために必要な植物生長調整剤の種類や濃度などが明らかになりました。
(渡辺均)
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