2018年8月15日水曜日

ヒラヒラスカート

 8月も中盤となり、相変わらず暑い日々が続いていますが、これ以降少しずつ気温が落ち着いてきそうです。
 …と、前にもニュースで見た気がしますが、それ以降も何度も30度を大きく超える日があったので、油断禁物ですね。


 道行く人々を眺めると、日差しの強さに負けないような鮮やかな服装の方々が多く見られますね。
 植物たちも開放的となるのか、派手な色や様々な形の花が賑わいます。



 その中でも優雅に、大きく広がった黄色のスカートをまとった姿が。
 こちらは、キダチチョウセンアサガオBrugmansia suaveolens です。



 中南米原産のナス科低木で、よく枝分かれした茎の先から20センチにもおよぶ漏斗状の花を下向きに、初夏から晩夏まで長く咲かせ続けます。
 葉だけではなく茎も緑色であるため、花がついていないとアオキAucuba japonicaにも見えますね。

 かつては名前にも含まれているチョウセンアサガオDatura metelと同属でしたが、下向きに花をつける点と、国内で栽培する場合において木本性である点で区別されています。


 蕾の状態がキュウリやオクラの様にも見えますが…絶対に食べてはいけません

 全草にトロパンアルカロイドを数種含み、服用すると副交感神経および中枢神経への影響から、排尿等の分泌機能の抑制、血圧や脈拍の上昇、瞳孔の散大を引き起こし、多大な脱力感を得るとともに、幻覚まで見てしまうという強烈な効果を人体に引き起こします。


 ただこの脱力感に着目したかつての医学者たちは、チョウセンアサガオを苦痛を取り除くために少量用いていたとも。

 名を冠するところの朝鮮半島を経由して国内へと持ち込まれたチョウセンアサガオは、世界初の全身麻酔手術に成功したといわれる華岡青洲が用いた麻酔薬「通仙散」の主成分にも用いられたといわれています。


 ヒラヒラとしたフレアスカートを思わせる華やかな姿でありながら、強力な幻覚作用を示すキダチチョウセンアサガオ。

 エンジェルストランペットいう別名は、形状だけに由来するのか果たして…?

(安藤匡哉)

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