2026年10月1日木曜日

だんだんだだんのだだんだ ダンギク 販売中

Caryopteris

ダンギク シソ科 

 

 


名前に「キク」とありますが、シソ科の仲間です。

ちなみにシュウメイギクも「キク」とはいっていますが、キク科ではなくキンポウゲ科の仲間です。

現在販売しているダンギクはご一枚目の画像のムラサキです。


この他にもピンクや白といった品種もあります。

※(現在販売は行っていません)

 



来年は3色合わせて販売できるように、今から挿し木をして増殖しようと思います。

お楽しみに。

 

                                  大島


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2026年9月29日火曜日

長雨との闘い

 気が付けば、9月もあと数日です…
今年は去年よりも涼しい夏でしたが、その分、雨が多いですね。

 ジャパンフラワーセレクションの審査花壇でも、いくつかの品種で9月上旬に切り戻しを行いましたが、その後は、暑さというよりも長雨との闘いとなっております。


比較品種(非審査品種)のイポメア(8月末)


同品種の切り戻し後の様子(9月上旬)


 先週、ジャパンフラワーセレクションの鉢植えを灌水していたところ、実習後の男子学生に声をかけられました。花が好きだそうで、気になっていたとのこと。興味や関心は人それぞれですが、「面白さ」を伝える力を身に着けたい。今日この頃です。

黒沼

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2026年9月28日月曜日

上根をつけないユリ

秋になるとユリの球根が出回りますが、「ユリの球根を植え付けるときは、その球根の3倍くらいの深さに植えましょう!」と良く言われていますね。ところで、上根をつけないユリの場合の植え付け深さは?

 

一般的なユリの球根は、球根を支える役割をもつ球根の下部から伸びる根(下根)と、球根から地上に向かって茎を伸ばし、球根と地表の間の茎から発生する根(上根)があります。この上根は、おもに養水分の吸収の役割を担います。この根を十分に発達させることで、生長を促し良い花を咲かせることができます。そのため、ユリは他の球根に比べて深く植え付けられているわけです。

 

ユリの球根を浅く植え、温度や水ストレスを加えてしまうと、上根が傷み、伸びた茎の下部の葉が黄化して落葉し、茎が十分に伸びないうちに花が咲いてしまいあっという間に地上部が枯れてしまいます。

 

ところがユリの仲間でも上根のないユリもあり、ではそのユリの植え付けの適正な深さは? 花壇に植えるのであれば、あまり気にすることもありませんが、切り花生産では花の品質や生産コストにも関わりますので大きな問題です(いろいろな相談を受けます)。

 

上根をつけないユリの球根と新芽

 

そこでさっそく、予備試験を行うために球根を植え付けました。植え付け深さを変え、用土を変えて・・・・・。

 

ごく浅く植えられたユリの球根

 

植え付けは、通常のユリの植え付けの深さとごく浅く植える2つの方法を試しました。上根が伸びないのであれば、スイセンやチューリップと同じような促成栽培(コンテナ栽培)の植え付け方法でも良いはずですよね? 今後の生長が楽しみです。

 

(渡辺 均)

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2026年9月22日火曜日

はじめてのハンギングバスケット

 先週の研究室の実習では、ハンギングバスケットづくりを行いました!
 学生さんに聞いたところ、皆さん初めてとのことですが、1カ月後にはお客様(園芸店様)へ出荷されるものです。土を平らに入れることなどの基本から、ハンギングバスケット特有の植物の位置や向きを考慮した植え付けなど、一つ一つチェックを受けながら、丁寧に仕込んでもらいました。

丁寧に作業を進める様子

仕込み&灌水完了!


 出荷時期を想定して、丁寧に仕込むことは、他の実習でも同様ですが、ハンギングバスケットに合う品目や品種など、植え付け方法以外にも考慮べきことはたくさんあります。
 いつもと違った作業で、楽しさも学びも多い実習になったはずです!園芸について「一度でもやったことがある」ということを、一つでも多く増やしてもらえればと思っています。それがいつか役に立つ!かも?



黒沼


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2026年9月21日月曜日

アボカドの挿し木には強い光が必要

キンモクセイの香りが漂い始めました。長かった夏休みもあと1週間です。

さて、今日の話題はアボカドです。7月のブログで、春に伸長した枝を使った挿し木(緑枝挿し)を行ったことを書きましたが、その結果のご報告です。

 

7月13日のブログ

https://naeseisan2.blogspot.com/2026/07/blog-post_13.html

 

緑枝挿しの目的は、挿し木の歩留まり率の向上と発根までの期間の短縮を狙ったものです。昨年まで行っていた休眠枝挿しでは、歩留まり率は低く、挿し木から発根までに5か月以上もかかっていました。

それと、今回から新たに挿し穂近くにLED灯を設置し、光の影響についても試してみました。さて、その結果は・・・・・。

 

LED灯直下のアボカドの挿し木(緑枝挿し)

 


弱光下での挿し木(緑枝挿し)

 

上の2枚の画像をご覧いただければ一目瞭然ですね。今回の緑枝挿しでは、LED灯直下のやや強い光を当てた挿し床では、挿し穂はほぼ枯死することなく生存しています。また、数本抜いてみるとすでに発根がみられました。

 

一方、発芽室内の弱い光のみで管理された挿し木では、数本が生存しているのみでした。温度と湿度、日長は同じ発芽室で管理しているにもかかわらず、光の強さという条件を一つ変えただけで、これほど挿し穂の歩留まりに違いが現れるとは驚きです。おまけに挿し木から発根までの期間は、昨年までの方法の半分です!

 

挿し木というと、やや高い温度と高湿度の弱い光の下で葉からの蒸散を抑えながら行うイメージがありますが、温度管理ができればやや強い光を照射して発根を促すことができました。

 

アボカドの台木苗生産は、これまで実生(種子由来)に頼っていましたが、挿し木による量産も見えてきました。

 

(渡辺 均)

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2026年9月17日木曜日

9月後半 売店情報

秋ですね 
センニチコウ ポット苗で販売中

Gomphrena
ヒユ科
暑さと乾燥に強く、日本の夏に適した性質で、長期間咲き続けます。
ドライフラワーの素材にもよくつかわれますね。
現在 緑楽来にて販売中のドライフラワーに使用されているセンニチコウはここ、苗生産で昨年栽培されたものです。

花色は 紫、白、ピンク
花の時期が長いので、鉢植えや花壇にもおすすめです。




お次は、学生さんが実習で播種(種まき)したパセリの苗です。

Petroselinum crispum
セリ科
パセリ


お料理に添えて彩りを豊かにしてくれるあのパセリです。
摂取量は、生パセリで1日3g〜10g(約1本〜3房)が目安とされています。ビタミンCやら カリウムやら調べると体にいい成分がたくさん。
体にいいからって、食べすぎ注意☆
ぜひ、新鮮なパセリを食卓に。


                                        
                              大島










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2026年9月15日火曜日

片づけまでが仕事

 先日、とある案件の植物の撮影が、無事完了しました!6月頃からスタートしたため、延べ3カ月間、無事にデータ採取や植物の生育を合わせることが出来て、良かった良かった。
 が、しかし、片づけまでが仕事です!次の日には、使用した植物や鉢などをしっかりと片づけ、良い形で次の仕事に繋げねば!



道具も私の気持ちも綺麗さっぱり!笑


 次の仕事は、実験です!発注していた資材も揃ったため、思う存分、実験を楽しみたいと思います!



黒沼


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2026年9月14日月曜日

ヨモギを探して

連日ジメジメとして雨ばかり。学内の雨よけハウスで稲架がけしたアカジソも大型扇風機の力を借りて何とか乾燥させています。そうはいっても雨の中でも植物は休まず生長しますので、収穫や調整、乾燥の作業が連日続いています。

 

さて、先週はそんな雨天の中、ヨモギを探しに日帰りで調査に行ってきました。ヨモギなんて探さなくてもどこにでも生えてるじゃん! そう言われてしまいそうですが、街なかのヨモギは雑種化が進んでいるため、‘本当のヨモギ’、‘真のヨモギ’を探しに新幹線で片道3時間、そこから車で1時間弱ほどの町で自生のヨモギの調査を行いました。

 

オオヨモギの花穂

 

すでに山はススキの穂が伸び秋の気配。ヨモギは茎の先端に蕾を着けていました。この時期は、蕾や花を観察することでヨモギやオオヨモギを識別することができるため、調査には好都合です。数か所の沢の周辺などを調査し、典型的なヨモギやオオヨモギの自生状況を調べました。

 

ヨモギシロップを使ったかき氷

 

調査後には打ち合わせと、地元産のオオヨモギを原料にしたヨモギシロップがかけられたかき氷を頂きました。まだ、試作中の限定販売品とのことでしたが、自家製の白玉と小豆餡にもヨモギのシロップが良く合い、和のテイストのかき氷としてとても美味しく頂きました。

今後は秋に向けて自生のヨモギの採種や系統の評価を行う予定です。

 

(渡辺 均)

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2026年9月8日火曜日

御礼:花葉サマーセミナー2026

 先週の9月4日(金)に花葉サマーセミナー2026『花と緑が溢れる社会環境の創出 ~GREEN EXPOとその後を見据えて~』が開催され、盛況のうちに終えることができました!

 今年は、横浜市様、福岡市様、日建設計総合研究所様、農林水産省様よりご講演を賜り、行政やまちづくりの観点から、花と緑が溢れる社会環境の創出のため、産業ができることを考えるきっかけとなりました。また農林水産省様からは、BUZZMAFFの事例から、情報発信の重要性や工夫の有り方についても、気づきの多いご講演を頂きました。

セミナーの様子

 多くの皆様にもご来場いただき、本セミナーに関わって頂きました全ての方々にこの場をかりて、心より御礼申し上げます。




黒沼

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2026年9月7日月曜日

グリーンペッパーの生産をめざして ~ コショウの結実 ~

9月に入り学生さんの夏休みも残り1か月となりました。「大学は夏休みが長くて良いですね~」とよく外部の方に言われますが、それは学生さん! 教職員は有休を取らなければ休みはありません。授業や実習が無い比較的時間の取れるこの時期は、教員にとっても片付けておかなければならないこと、やりたいことがたくさんあります。大体いつもやり残してしまいますけど・・・・・。

 

さて、今日の話題はコショウです。栽培を始めて10年以上が経過します。果実が成熟する前のフレッシュなうちに収穫するグリーンペッパーの生産をめざして栽培研究を進めています。今年は株も大きく生長し、春には数多くの肉穂花序を着け、先月から緑色の粒が大きくなってきました。

 

コショウの緑色の粒が大きくなってきました

 

東南アジアの栽培地に比べると花序はやや短いですが、ある程度、ハウス内での栽培にめどが立ちました。今後は量産化に向けて栽培面積を増やす予定です。フレッシュなグリーンペッパーが流通するのも、そう遠いことではないでしょう。

 

(渡辺 均)

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2026年9月1日火曜日

雑草チョキチョキ

 雑草の生育が早く困ってしまうシーズンが続いております。とある事情で、技術職員やパートさんが除草して下さった雑草を頂き、ひたすらチョキチョキする作業を8月上旬にやっておりました。
 
集められた雑草の一部

ひたすら無心でチョキチョキ


 なぜこんなことをしているのかは、10月頃にはお伝えできると思いますが、とにかく時間がかかる…
 今後実験でも同様のことをする予定ですので、ウッドチッパーなど、何か良い製品がないか調べる必要がありそうです。最近はYoutubeで商品の使用感を確認することも増えました。雑草チョキチョキのための、理想の商品と出会いたい今日この頃です。笑


黒沼


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2026年8月31日月曜日

アカジソの稲架がけ

先々週のブログはヨモギの稲架がけをご紹介しましたが、今回はアカジソの稲架がけのお話です。先週から収穫が始まりました。アカジソの稲架がけは地際で切り取られた株を洗浄して、株が大きいので結束せずにそのまま枝をパイプにひっかけて逆さに吊るしました。これ自体は簡単な作業なのですが、今回はその前の日の準備として、稲架がけしたアカジソは強い光と高温で葉がすぐに褐変してしまうので、雨よけハウスの屋根に寒冷紗を張って強い光を避け、さらに乾燥してくると葉を落とすので、防草シートを敷いて乾燥した葉を汚さずに受けるスペースをつくりました。この作業をしたのが猛暑日、いやぁ~暑かった!

 

赤ジソの稲架がけ

(屋根に寒冷紗を張り、下には防草シートを敷きました)

 

一週間後、乾燥が進んだので、吊り下げられた株を棒でたたき葉を落とし、集めて乾燥機に入れて仕上げ乾燥を行いました。

 

防草シート上に乾燥した葉が落ちる

 

このアカジソは、国内で入手可能な約20品種の中で、葉に含まれるペリルアルデヒドとロスマリン酸の含量を調査し、その含量が最も高い品種を選んで栽培を行っています。生薬原料としても使用可能な葉色の濃い、香りの強い品種です。

 

(渡辺 均)

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2026年8月27日木曜日

ドライフラワー ちょっと更新

昨年の9月にドライフラワーを緑楽来にて販売始めてから、はや一年

1年目にしてやっと更新しました。
新しくリースを販売しています。

もう少し種類が増える予定です。



水やりのいらないドライフラワー おひとついかがでしょうか?


                                   大島
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2026年8月25日火曜日

研究成果のご紹介:堤防刈草プロジェクト3

 今回で、関連する研究成果のご紹介は最後となります。第3回は、堤防の刈草で製造した堆肥やバイオ炭の品質と栽培性についてです。
 刈草を循環利用することで、温室効果ガスの放出を減らすことが出来るだけでなく、固定化技術として定義できることは、前回のブログでご紹介しました。しかし、環境に良くても園芸生産に利用できなければ、本末転倒です。 そこで、実際に製造した堆肥やバイオ炭について、土壌分析を実施し、市販品と品質を比較しました。この結果、ほぼ全ての分析項目で、市販品と同等の品質であることが明らかとなりました。
 次に行ったのが、サルビアを用いた実際の栽培試験です。栽培試験では、堆肥をピートモスの代替として、バイオ炭をパーライトの代替として、資材を添加し、評価を行いました。その結果、堆肥とバイオ炭を使用した処理区のサルビアの栽培性・生産性は、慣行法と比較し、遜色ないどころか、生育促進効果が確認されました。さらに、環境によい堆肥やバイオ炭を使用することで、1pot当りの生産時の温室効果ガスの排出量(カーボンフットプリント)が劇的に減少し、ほぼカーボンニュートラルな状態でポット苗生産が可能であることが実証されました。
 実は園芸生産自体も、肥料や農薬、プラスチック製品を使用するため、今後、カーボンニュートラルの達成に向けて、様々な工夫が必要です。そうしたなかで、これらの堆肥やバイオ炭の使用は、有効な手段の一つとなり得ます。このように、園芸生産において、実践的な情報を展開できた点も本研究の良い点の一つと思います。
 今後は、堤防刈草以外の原料を使用した場合や、地域等のマクロな範囲での分析、各種分析の精度向上、経済性などの新規指標での比較評価など、やるべきこと・やりたいことはまだまだあります。少しでも産業・学術の発展に貢献できるよう、これからも挑戦は続きます。



■ニュースリリース
植物性廃棄物を園芸資材に転換した際の脱炭素効果を実証
―カーボンニュートラルな廃棄物処理と園芸生産へ道筋―

■関連論文
From green waste to horticultural resources: A novel approach to quantifying greenhouse gas emission factors for decision-making
(造園廃棄物から園芸資源へ:意思決定のための温室効果ガス排出係数の定量化に向けた新たなアプローチ)
著者:Takanori Kuronuma, Hitoshi Watanabe, Azusa Gomi, Shohei Masuda, Takuya Mito
雑誌名:Journal of Environmental Management
DOI:10.1016/j.jenvman.2026.130335 


黒沼

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2026年8月24日月曜日

自生のオオヨモギ

先週の月曜日~金曜日は学外に出ておりました。いろいろな方と植物のお話をして、現地でいろいろな植物を見る機会になりました。

 

下の画像は東北のとある地域に自生するオオヨモギです。山深い清流の脇の岩の隙間に根を張るオオヨモギを見つけました。ちょうど分枝して小さな蕾が見えていましたが、大きな葉と凛とした株立ち、その姿はヨモギの仲間の中でも特に美しいと感じています。

 

オオヨモギは本州の高地、北海道に広く自生していますが、本州では画像のように清流沿いや高地で見かけることが多く、本州の低地に自生するヨモギ(カズサキヨモギ)とは好みの環境が異なるようです。

 

清流沿いに自生するオオヨモギ(草丈は2mを超える)

 

植物の自生環境を知ること、またその自然な姿を理解することは、栽培化を進める上でも大きなヒントになります。栽培することで伸びすぎたり萎縮していたりすれば、その植物にとって適した生育環境ではないということ。植物からの学びに終わりはありません。 

 

(渡辺 均)

 

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2026年8月20日木曜日

高砂の翁

なみなみと波を打つ華やかな葉が特徴の「高砂の翁(タカサゴノオキナ)」
6号鉢にずっしりと構えています。

葉の縁が薄いピンクまたは赤っぽくなります。
きれいな葉色にするためには
水を控えめにし、真夏以外は日によく当てること。
※真夏の日差しは強すぎてしまいます。

多肉を栽培しているプロの方は、水やりの後に勢いよく風がでるブロワーで水滴を飛ばすそうです。葉に溜まった水滴がレンズ作用で葉へのをダメージを防ぐ効果があるそうです。


  高砂の翁 
ベンケイソウ科
Echeveria 'Takasago No Okina'


緑楽来にて販売中!
この子にかぎっては、今のところ一点のみです。


                                 大島

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2026年8月18日火曜日

研究成果のご紹介:堤防刈草プロジェクト2

 今週は、なぜ堆肥はCO2固定化技術として認められてこなかったのか?そしてそれをどう打破したのか?について、ご紹介します。
 堆肥と一言でいっても、腐葉土などの植物性のものや、牛糞などの動物性のもの、食料残渣など、原料は多種多様です。こうした様々な原料から堆肥が製造されているわけですが、一つ大きな要素として、その製造過程で温室効果ガスの放出(特にフラックス)が問題視されています。「堆肥は環境に良いかもしれないけど、温室効果ガスが放出されているから、実は温室効果ガスの排出が優勢になるんじゃないの?」というのが一つ目の壁です。
 また、植物性の堆肥・腐葉土のCO2固定期間が比較的短いとされていることが二つ目の壁です。IPCCを含む国際社会では、CO2固定化技術として評価する際に、100年後の未来を想定して評価するのが主なルールです(実は20年と500年という評価軸もありますが…)。「一時的にCO2固定しているは分かるけど、それ国際ルール的に評価できないよ」というのがもう一つの壁となっていました(100年の壁(私が命名))。

 特に、私たちの産業にとっては、「100年の壁」が大きなハードルですが、100年じゃなきゃダメなんて、そんなのおかしい!という想いをもって、戦略を色々と考えました。そこで、なぜ100年基準が採用されているのかを考え(詳細は割愛)、その論旨に合わせて、CO2固定効果も評価すべき!と思い至りました。それらが下の図です。


当該論文より引用 (Kuronuma et al., 2026)

 図の上部は、植物性の原料が最初に固定したCO2量と堆肥が固定しているCO2量の差が、地球への再リリース分になるので(図上部左)、その再リリース分と温室効果ガスの放出量(図上部右)を天秤にかける必要があるよね。という話です。
 図の下部は、100年基準に則るなら、CO2固定効果も100年間に渡る固定効果を定量化し、環境負荷と比較する必要があるよね。という話です。

 実はこうした研究や解釈は、今まで例がなく、論文の査読者からも「従来のLCA法からの斬新な発展」とご評価頂きました。100年後の残存率の予想など、まだまだ改善の余地はありますが、研究のフレームワークをご評価頂いた上で、環境科学分野の一流誌に掲載頂けたことは、本当に励みになります。
 次週は、刈草で実際に作った堆肥とバイオ炭を園芸生産に使用した際の価値について、ご紹介します。



■ニュースリリース
植物性廃棄物を園芸資材に転換した際の脱炭素効果を実証
―カーボンニュートラルな廃棄物処理と園芸生産へ道筋―

■関連論文
From green waste to horticultural resources: A novel approach to quantifying greenhouse gas emission factors for decision-making
(造園廃棄物から園芸資源へ:意思決定のための温室効果ガス排出係数の定量化に向けた新たなアプローチ)
著者:Takanori Kuronuma, Hitoshi Watanabe, Azusa Gomi, Shohei Masuda, Takuya Mito
雑誌名:Journal of Environmental Management
DOI:10.1016/j.jenvman.2026.130335 


黒沼

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