2017年10月31日火曜日

栽培・育種学実験その2

 昨日、東京では木枯らし1号が観測され、昨年よりも10日早い観測だそうです。ハロウィンよりも、冬の知らせが早く届くとは... DJポリスの身だけが心配です。
 さて、本日は栽培・育種学実験その2として、実験の内容を少しご紹介します!今回は、植物体および土壌の有機・無機元素の測定について、講義と実験を通して、勉強していきました!
 
今回の実験で実際に、使用した植物はこちら!
そうですね!トルコギキョウ{Eustoma grandiflorum (Raf.) Shinn.}ですね! 
この株は、葉のCa欠乏症であるチップバーンが発生しています。

 チップバーンは葉先枯れ症とも呼ばれ、障害発生部位(葉の先端)のCa量が、未発症部位(葉の基部)のCa量よりも少ないということがわかっています。しかし、トルコギキョウのチップバーン発生葉について、その他の元素を調査した事例はみられません。そこで、今回は、葉の先端と基部で、窒素量に違いがあるのか?を分析してみました!

 専用の機械にかけるため、サンプルの調整を必死に行う学部3年生

今後は、今回得られた結果を統計解析にかけ、差があるのか?ないのか?を調べ、図表にしていきます。また、その統計解析結果を他の研究結果と比較し、どのようなことが言えるのか?をレポート内で考察してもらう予定です。
 近いうちにその結果をご紹介できるかと思いますので、「続く」ということで。

黒沼



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2017年10月30日月曜日

ナルコユリの播種

皆さん真剣な表情でプラブネ(緑バット)の中に入って、長靴を履いてうつむき加減、脇に丸い椅子まであって、何か不思議な光景ですよね。       

じつは、これはナルコユリ(キジカクシ科 Polygonatum falcatum A. Gray. の果実を踏んで、種子と果肉を分けているところ。すべての果実を踏み終えたら、丸椅子に座って長靴の底に付着した果肉や種子を洗浄しないと緑のバットからは出られません。


踏みつけるのにもコツが要ります。ただ踏みつけただけでは、果肉と種子は分かれてくれませんから、力強く踏みつけます。




その後、緑のバットに水を入れ、果肉と種子を大まかに分け、さらにザルとバケツを使って何回も洗浄して果肉や果皮を取り除き、種子だけにしていきます。



新聞紙に広げて水気を取り、鹿沼土を入れた育苗箱に播いていきます。


1枚の育苗箱に4000粒ほど播きました。




覆土して、灌水したら種蒔きは終了です。その後、水を切ってから、1枚ずつラップで包み、大型の冷蔵庫へ入れて低温処理を施します。何もしないと、発芽は再来年の春になってしまいますので、低温処理と高温処理の組み合わせで早期発芽を目指します。

これだけの大量の果実にしては、作業は比較的スムーズに進みました。合計で〇十万粒の播種が完了! 最初は1粒ずつセルトレイに播種? なんて話もありましたが、いやいやこれだけ播いて、発芽が再来年となると、育苗ハウスがその間、ナルコユリのセルトレイで一杯になってしまいますし、その間の灌水や遮光の手間を考えても、セルトレイへの播種の選択はなしですね。

 来年以降の発芽のことを考えると楽しみでもあり、全部出てきたらと考えるとちょっと恐ろしい気もします・・・。

(渡辺 均)



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2017年10月27日金曜日

オステオスペルマム、上から見るか横から見るか


 長かった曇天が台風にもっていかれ、雲一つない青空が柏の葉キャンパスにも広がりました。
 今回の台風も全国各地で多くの被害をもたらしたようですが、自然災害とはやはり怖いものです。


 さて、カラッとした涼しい秋晴れを感じつつ、より圃場での作業もはかどる中、今年の夏密かに交配してタネを蒔いたオステオスペルマム(Osteospermum)が咲いておりました。




 こちらはいずれも私が交配したオステオスペルマムです。
 上からよくよく観察すると花だけでも少しずつ違います。
 花弁の色の入り具合や濃淡、白色部分の明るさなど、、、


 では、横から見てみるとどうでしょう?



 高さがかなり違いますね!
 同じ生育段階で一度だけピンチをして株ごとのポテンシャルをみる目的で行いましたが、こんなにも差が出るとおもしろいですね!


 いずれの株も一度のピンチで7~8の分枝を確認できましたが、写真右の株ほどコンパクトにまとまっているものは少なかったです。


 花茎がぐーんと伸びてくるものや、極端に短いもの。
 節間が長く、ぐにゃっと垂れてしまうもの。

 様々なオステオスペルマムを見ることができました。


 一見すると好まれない形質(嫌悪形質)と思いがち。
 例えば、だらっとしていて真っ直ぐ上に伸びないものは、一株だけで楽しむ場合や花壇に植えるには不向きかもしれません。

 しかし、寄せ植えで鉢の外に垂れ下がるように使えばデザインの幅は広がると思います。

 オステオスペルマムだからこうでなければならない!というものは無いと思います。
 今回のオステオスペルマムのように上から見ただけではさほど変わらないものも、視点を変えてみると面白い発見があったりします。

 新しい価値はどこに転がっているか分からないので、そういう価値を見逃さない自分をつくっていけるように日々植物と、そして植物以外のことにも向き合っています。

(学部4年:佐藤)

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2017年10月26日木曜日

モンスターBOX襲来&お知らせ

今年は、運送会社による送料の値上げが取り沙汰されていますが、
花卉・苗生産部でお願いしている運送会社も、もれなく値上げとなっています。

サイズ別・地域別の料金体系なので、
少しでも輸送コストを抑えるために、箱サイズの改良をおこないました。

今日は、改良された箱が次々と納品されています。



思わず飛びたくなってしまう10枚組18段の高さです。





フォークリフトでどんどん降ろしていきます。





3段飛び







箱の改良に伴い、中敷の段ボールもサイズ変更します。
トラックにいっぱい詰まれています。


~~~ここから お知らせ~~~

千葉大学環境健康フィールド科学センター内 売店「緑楽来(みらくる)」では、
毎月恒例の「お楽しみセット販売」をおこなっております。

「緑楽来(みらくる)」のHPはこちら
→http://www.fc.chiba-u.jp/mirakuru/

今月は花部門の担当です。
10月27日(金)13:00より、
お楽しみセット 限定20セットの販売をおこないます。

内容は
ミニバラ'姫乙女' (通常価格400円)
ストック     (通常価格150円)
ヘデラ      (通常価格70円)
の3点セットを「簡単寄せ植えセット」として、破格の500円で販売します。

そしてなんと今回は特別に7号ベージュ色プラ鉢をお付けして、
お値段据置きお値段据置きの500円、500円での販売となります。
(後ほど画像をアップします。)

 →こちらが本日13:00から販売するセット販売の画像です。


植付けはしておりませんので、寄せ植え・花壇植え等様々にお楽しみください。


用土は販売しておりません。市販の草花用培養土等をご使用ください。



なお、こちらの商品は限定販売となっております。
ご予約やネット・メール・お電話でのお取り置きは出来かねますのでご了承ください。
数に限りがございますので、10月27日(金)13:00、お早めにご来店ください。

今後とも花卉・苗生産ブログを宜しくお願い致します。
                             (長嶋)


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2017年10月25日水曜日

ロシア・ウスリースク訪問 その2


 寒々しい季節に移り変わってもなお、台風の動向が気になる日が続きますね。
 横殴りの雨に濡れて、風邪をひかないようにお気を付けください。


 さて前回、初日の夜にて終わりを迎えていましたが、次の日の朝から続きを。
 農業アカデミーでのスライド発表ということで緊張気味の朝を迎えたのですが、朝食にてご一緒したアカデミーの講師さんから衝撃のひとこと。

 『今日は山奥の農家さんを訪ねるから暖かくしてきてね!』

 …おや?アカデミーへの訪問では?
 と、通訳の野口さんも、はてな顔で事情を聞いてみると、2日目と3日目の予定が入れ替わっているとのこと。

 うーん、わりとフレキシブルに予定が変動するのでしょうか、あちらも初めてのことで色々と情報が錯綜しているのかもしれません。
 疑問を抱きつつも、2日目は朝から車で山奥へ出発です。


 山奥とはいっても木が生い茂る山奥ではなく、低木がところどころに生えているような高地です。
 お邪魔したのはセルゲイツさんファミリーと多くの従業員で営む果樹の苗木生産農家さん。


 広大な敷地にリンゴやブドウのほか、モモやアプリコットなど多品目にわたる苗木を作り、国内のホームセンターや中国へ輸出を行っているとのことでした。

 ロシアでも有数の苗木屋として有名で、国内各地でこちらのマークが目印となった商品がみられ、国内における取材のほか、海外から数多くの団体が訪問するということでした。
 特に、中国から新品種の導入や試験栽培などが増加しており、最近の中国におけるワイン需要の高まりから、ブドウの注文や試験の依頼が多くなっているようです。


 苗木は挿し芽のほか接ぎ木による株もあり、11.5 mの程度にまで生育後、今の時期に掘り上げて収集し、トラックに積んだおが屑に入れて倉庫へと移動させます。
 掘り起こすための機械は、どこかで見たことのあるような日本メーカー産を使用。


 そして-2℃で保管し、春にホームセンターなどへ卸しに行きます。
 倉庫で-2℃保管というと非常に寒いように思えますが、倉庫の外は-2℃をはるかに下回る気温になるため、外気温よりは暖かな場所ということに。


 ロシアでは1本の果樹の栽培可能年数が厳しい環境からか他国より短く、中国で1020年、日本で上手く作れば40年はもつような果樹でも78年が限界らしく、果樹の更新が必要となるサイクルが早いため、大量の苗木が必要となるそうです。

 こちらの農場では小冊子に近い厚みのパンフレットを配布しており、農場で取り扱う品目・品種の紹介のほか、果樹栽培のテクニック(剪定・接ぎ木・病害虫対策等)が記載されており、教科書としてほぼ全ての知識が詰まっているといっていいほどのレベルのものになっていました。


 こうしたパンフレットを他の方々の協力はあれども、農家さん自身の手で作製している熱意に驚きです。

 広い面積全てを見ることは出来ませんでしたが、ざっくりと案内していただいた後、ワインと軽食をご馳走になりました。



 ラベルも貼られていましたが、店頭販売用ではなく、なんと来訪者へのみ出す自家製ワイン!
 飲みやすい口当たりでしたが、アルコールが強めとのこと(新藤ソムリエ談)。
 付け合わせは、タンのベーコンとチーズにパンという、ロシアではポピュラーという軽食というには贅沢な食事をいただきつつ、その場を後にしました。

 その日の午後には、薬草の栽培を行っている方を訪問しましたが、それはまた次回にいたしましょう。
 それでは、その3へ続きます。

安藤匡哉


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2017年10月24日火曜日

遊泳禁止!

 大型の台風が通過し、低温・過湿に気を付けたいこの時期には、非常に有難い晴れの日が続いております。
 そんな大型台風通過に備え、苗生産部では、いつものようにハウスを閉めるなど対策を実施しており、大きな害も無かったのですが・・・

こちらは、苗生産部の土捨て場です。プールのように水が溜まっていました。
排水管での排水スピードよりも、水の溜まるスピードが速かったため、塩化ビニル製の排水管も上昇しています…

 この土捨て場は、例年、卒業生最後の実習に行う恒例行事で、人力で一生懸命掘っています(もちろん職員も必死に穴を掘り進めます)。その穴が一晩で、プールになってしますとは… 
昨年度の卒業生最後の実習時の様子

 自然の力は、やはりすごいものですね。
 今年もおそらく、卒業生は、土を捨てるスペースを確保するため、卒業記念に穴を掘ることになるでしょう。その穴には、水ではなく、思い出で一杯にして卒業して欲しいですね。

黒沼

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2017年10月23日月曜日

初めてのシクラメンの葉組み ~園芸学科2年生の実習~

今月の園芸学科2年生の実習のメニューは、花の実習が続いています。先週はシクラメンの葉組みを行ないました。

前回に行なったパンジー・ビオラの出荷調整と同様に、この葉組み作業もほとんどの学生さんにとっては初めての経験だったようです。

最初に葉組みの目的を説明した後に、石井技術専門員に実際に葉組みを行って貰いました。
石井技術専門員による実演指導


細かな注意点やポイントを説明しながら丁寧に作業を進め、1鉢の葉組みを終えるのに5分ほどかかりました。

実際にハウスへ移動して、学生さんが挑戦!

「むずかしい!」 何度も何度も鉢を回して葉を下に抑えても、すぐに葉が元に戻ってしまう学生さんも・・・。

数時間の実習でマスターできる技術ではありませんが、学生さんが社会人として業界にデビューする前に、どのようにして園芸植物が生産されているのか、たとえご自分で上手にできなかったとしても、園芸植物を生産するためには、相当の時間と手間、さらに確かな技術が必要なことを学び取って貰えれば、この実習を行なった意義はあったのではないかと思っています。

  
学生さんが苦労して葉組みを行なったシクラメンは、122日(土)930分から、柏の葉キャンパスのシーズホールで販売されます。


(渡辺 均)



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2017年10月20日金曜日

苔玉づくり


 今週の共同作業では、苔玉づくりを行いました!

 昨年の共同作業では行われなかった為ほとんどの学生にとって今回が初めての体験となりました。
 今大変流行しておりキットなども発売されていますが、今回はそんな苔玉の作り方をご紹介致します。


 まずは、土を作ります。



 使うのはケト土と呼ばれるものです。
 これは湿地でとれる土で、粘りがあり水を含むと粘土のようになります。

 これに水を加えこねた後、赤玉土を混ぜます。
 今回はケト土:赤玉土=31 の割合で混ぜました。
 植物を包みやすいよう、水は少し多めに加えるのがコツだそうです。


 本当に粘土のようになりました!
 次はこれで植物を包んでいきます。

 回は、小さな観葉植物を使用しました。
 ハイドロカルチャーという方法で栽培されたもので、ハイドロボールという大玉の土に植えられている為鉢から抜くだけで簡単に植物体を取り出すことができました。


 このまま先程作った土で包んでいきます!
 手に土を広げ、その上に植物体を乗せて根を包み込みます。この土の上から苔を巻いていくので、少し小さめに作ります。


 土でくるんだだけでもかわいいですね!
 植物の種類によって土の大きさやかたちを変え、それぞれが工夫を施していました。

 綺麗に丸く作るのが難しく、また綺麗にできたと思っても上手くまっすぐ立たなかったりと、この時点でかなり苦戦しました


 しかしこの次、できたものに苔を巻いていく作業がもっと難しかったです
 今回は水苔を使用しました。先程土で包んだ時のように、水苔を手に広げ包んでいきます。



 とても大きくなってくる為、手の小さい私はとても大変で、どうしても先生のように上手く水苔を乗せられませんでした

 ギュッと手で押さえたら、釣り糸を巻いて固定していきます。
 土が見えないように水苔を足しながら、全体のかたちを見ていびつなところを修正しながら、釣り糸が見えないようにきつく巻いていきます。

 気になる部分があると永遠に巻き続けられるため、元々用意していた長さでは足りなくなっていた人もいました()


 釣り糸を縛り、タグをつけたら完成です!
 お盆の上に乗せるとそれらしく見えますね

 きれいな苔玉を作るのは大変難しかったですが、自分で作った植物ということで大変愛着が湧きますね。
 今度は好きな植物を使って趣味として苔玉作りに挑戦したいです。
 皆さんも是非作ってみてくださいね!


 今回作った苔玉は、113日に開催されるセンター祭で販売されます。
 いくらの値がつくのでしょうか
 自分達の作ったものが店頭に並ぶということでとても楽しみです!



(学部4年:緒方)


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2017年10月19日木曜日

一か八か


7月下旬に播種したストックが一斉に開花しました。















想定よりも矮化剤の効果が低く、少し背高ノッポになってしまいましたが、
茎はしっかり太く、花はボリュームばっちりです。














しかし、中にはこんなスッキリした株も。。。



















こちらは、一重のストックです。

花弁は、アブラナ科らしく4枚。
八重咲きの株と比べると、草丈が高くなり、蕾は細長く、花持ちはしません。

豪華な八重は切り花としても花壇苗としても人気が高いですが、
一重は花弁が早く散り種子を形成するため、緑部分が目立ちあまり見栄え良くありません。



















八重率の高い品種でも、何割かは必ず一重の株が出てきますが、
園芸的価値が低いことから、幼苗時に鑑別されて一重は淘汰されてしまい、
結果、一般で目にすることはほとんどありません。

でも、一重は一重の良さが!
花は、楚々として可憐ですし、咲き終わってからも枯れが悪目立ちしません。
種子ができるので、もしかするとコボレダネで増えるかもしれません(育てたことはないですが)。
それに八重は花が重く倒れやすいのと比べると、
真っ直ぐ立っていて草姿が整っている印象です。

珍しいからか、直売所でも売れ行き良好でした。



八重は咲き終わって茶色く変色しても茎に残りやすいので
花茎を切り戻すなどこまめに手入れが必要となります。


















種子もできません。
開花が進むと株のバランスも崩れがちです。




一重も八重も一長一短あって、
『みんな違ってみんないい』だなぁと思うところでした。






(池田)






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