2017年10月6日金曜日

キンギョソウのピンチ


 こんにちは。修士2年の井上です。


 さて、秋のイベントの一つである、戸定祭(大学祭)まで残り1ヶ月ほどとなりました。
 前回の記事でも紹介させていただきましたが、花卉園芸学研究室では、例年戸定祭で花苗の販売を行っており、販売する苗の一部は学生が自から栽培しています。


 今回は、前回に続き、戸定祭で販売予定の「キンギョソウ」の生育状況についてご紹介させていただきます。

 こちらは、前回の記事で紹介させていただいた、ポット上げした直後の様子です(8月下旬)。



 あれから1カ月ちょっと


 現在の様子がこちら(10月上旬)






 花芽が付き始めています。ここまでいくと、開花まで間もなくといった感じです!



 しかし、すべての株が順調に生長しているわけではなく、こんな状態のものも….




 表土が湿っているのにしおれています。根腐れ?立ち枯れ病?
 実は去年もこのような萎れ症状に悩まされました。そのため、今年は去年の反省点を踏まえて、灌水頻度を減らす、多湿を避けるため株間を過密にしない、定植時に殺菌剤を灌注する、など試みましたが、今年もこのような症状がでしまいました。

 今後は原因を学生間で共有し、知識の習得に努めていきたいと思っています。


 病気によっては伝染性のものもあるため、このような株は破棄し、健全株に対しては、ピンチ(摘心)作業を行いました。


 今回のピンチ(摘心)の目的は、以下の通りです。

 ①枝数を増やして、花数を増やす、草姿をより良くする
 ②出荷適期を過ぎて、延びすぎたり、花数が減ってしまった植物をリセットする


 出荷時のばらつきを避けるためにも、一斉に行いました。



 ピンチ後の様子

 出荷まで残り約1カ月、よりよい状態の苗をお届けできるよう、頑張ります!


(修士2年:井上)

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