長かった曇天が台風にもっていかれ、雲一つない青空が柏の葉キャンパスにも広がりました。
今回の台風も全国各地で多くの被害をもたらしたようですが、自然災害とはやはり怖いものです。
さて、カラッとした涼しい秋晴れを感じつつ、より圃場での作業もはかどる中、今年の夏密かに交配してタネを蒔いたオステオスペルマム(Osteospermum)が咲いておりました。
こちらはいずれも私が交配したオステオスペルマムです。
上からよくよく観察すると花だけでも少しずつ違います。
花弁の色の入り具合や濃淡、白色部分の明るさなど、、、
では、横から見てみるとどうでしょう?
高さがかなり違いますね!
同じ生育段階で一度だけピンチをして株ごとのポテンシャルをみる目的で行いましたが、こんなにも差が出るとおもしろいですね!
いずれの株も一度のピンチで7~8の分枝を確認できましたが、写真右の株ほどコンパクトにまとまっているものは少なかったです。
花茎がぐーんと伸びてくるものや、極端に短いもの。
節間が長く、ぐにゃっと垂れてしまうもの。
様々なオステオスペルマムを見ることができました。
一見すると好まれない形質(嫌悪形質)と思いがち。
例えば、だらっとしていて真っ直ぐ上に伸びないものは、一株だけで楽しむ場合や花壇に植えるには不向きかもしれません。
しかし、寄せ植えで鉢の外に垂れ下がるように使えばデザインの幅は広がると思います。
オステオスペルマムだからこうでなければならない!というものは無いと思います。
今回のオステオスペルマムのように上から見ただけではさほど変わらないものも、視点を変えてみると面白い発見があったりします。
新しい価値はどこに転がっているか分からないので、そういう価値を見逃さない自分をつくっていけるように日々植物と、そして植物以外のことにも向き合っています。
(学部4年:佐藤)
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