2014年1月31日金曜日

じっくり、ゆっくり。


ほんのり暖かい日と肌寒い日が交互にやってくるような、変化のある毎日が訪れていますね。


今日の実習は、ペチュニアのポット上げです。




ずらっと並んだポットに、セル苗を素早く移植していきます。


ピンセットで根鉢を傷つけないようにやさしく引き抜いて…。

と、いきたいところですが、これだけのポット数に植え付けるだけのセル苗を作っていますと、どうしても根の活着が悪い苗も出てきます。




右の苗は活着がよく、じっくりと根を伸ばして根鉢を形作り、葉も十分に移植に耐えるほど成長しています。

しかし、左の苗は活着が悪く、根が張りきっていないので、ピンセットで引き抜いた際に根鉢が崩れてしまいます。


このような小さな苗が成長するにはもう少し時間が必要で、同じ規格で作りたいポット苗生産には不向きとなり、同じように植えることができません。





繰り返しの作業の中でも、セル苗を単純に全て移植するのではなく、素早い取捨選択ができるように、効率と品質の両方を高める技術を獲得したいですね。



現在、研究発表に向けて卒業予定年度の学生が実習お休みの穴埋めを、3年生の学生がカバーしてくれています。



もちろん、不慣れな作業で手間取ることが多くあると思いますが、皆に追いつこうと急いで失敗してしまうよりも、丁寧にじっくりと根を張って育っていってほしいものですね。



(学生:博士1年 安藤)



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2014年1月30日木曜日

塊茎君温室状況



11月下旬に播種したシクラメンのセル苗は、

  まだまだトンネルの中・・・。


  ヒーターや遮光ネットなどで温度や光をコントロールされ、ぬくぬくと育っています。


      

       






トンネルの被覆は、温度を保ち湿度は放出するタイプのシートで、

地温と気温を分けて管理する場合、特に地温だけ上げたい時、

同時に湿度も上がってしまう事を防げるので、素晴らしい資材です。

これで病気も減らせます。



               


かたや、隣のベンチでは、あまり暖房温度を上げなくても、ほどほどに育つ

 ペチュニアポット苗が大量に育てられています。

   シクラメンのポット上げは2月中旬以降なので、

    その空いている時期にポット苗を生産し、温室の利用効率を上げています。



               


   このペチュニアは、大量生産での栽培技術や作業効率、経営面等、

   実践的な実習をするための教材です。

    その隣のベンチには、、次に栽培するためのポットがすでに並べられ、


 シクラメンのポット上げまで、この温室は、ぬくぬく から ほどほどまで満席状態です!。



石井
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2014年1月29日水曜日

土壌三相


現在、オタネニンジンの育苗用土について検討しています。


植物の生産に使われる用土をみると、
重いもの・軽いもの、粒の大小、乾き具合や湿り具合の違いがあると思います。
こうした土壌の物理性は植物の生育に大きな影響を及ぼしています。


土壌の物理的な形態には、固相、液相、気相の3つがあります。
簡単に言うと、固相の粒子、液相は水分、気相は空気(孔隙)の部分になります。



土壌三相の厳密な測定には、採土器の使用や比重の計算などをしなければなりませんが、
今回は最も簡易的な方法で行いました。


用意するものは、まず用土(組成は社外秘ならぬ学外秘です!)と水、




そして、計量カップとポット(4号鉢前後が使いやすいです)など、
ポットの穴はテープ等で塞いでおきます。




まず、ポットに通常用土を入れるところまで水を注いでその量(用土量)を量ります。
そして、乾燥した用土を入れて軽く鎮圧させます。


その用土に計量カップまたはメスシリンダーで水を少しずつ注いで、
用土表面に水を浮きあがってくるまで入れた後、注いだ水の量を量ります。



ポットを計量カップ等の上に置き、テープをはがして排水させ、その量を量ります。




そして、記録した注水量、用土量、排水量から、
固相率、液相率、気相率を計算します(すごい省略!)。



用土は根の発育や養水分の保持に大きく関わってくるので、とても重要です。
また、用土の作成においてはpHECなどの化学性も重要になってきます。
その話はまたの機会に。




(新藤)


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2014年1月28日火曜日

重イオンビーム育種


先日、理化学研究所(埼玉県和光市)で開催されたシンポジウムに参加させていただきました。
テーマは、「ゲノム新時代の重イオンビーム育種」。

重イオンビーム照射により人為的に突然変異を誘発し、育種に役立てようとするものです。




重イオンってなんでしょう?
原子に電気を帯びたものがイオン。特にヘリウムより重い元素のイオンを「重イオン」と呼びます。


この重イオンを、加速器と呼ばれる特別な装置を用いて加速し、速度と方向が揃ったビームにして植物体や種子に照射すると、DNAの一部が破壊されて、突然変異体が得られることがあります。

こう書くと難しそうな話ですが、昔から人間は「突然変異」を利用して、育種を行ってきました。

例えばペチュニア (Petunia) の青い花は今ではごく当たり前に見ることができますが、野生のペチュニアには元来、青花の種は存在しません。長い育種の歴史の中で、自然に生じた突然変異体を選抜し、育種を続けてきた結果できた品種 (Petunia x hybrida) たちです。ペチュニアの赤花や白花の品種の多くや、八重咲きの品種も突然変異に由来しますし、カーネーション (Dianthus caryophyllus) だって、基になった野生種は一重咲きです。

植物でなくても、飛べなくなったニワトリも突然変異で生じたものですよね。インドネシアの山奥では野生のニワトリ(野鶏)が飛んでいます。鮒からできたという金魚だってきっとそう。

このように、自然界では偶発的に起こる突然変異を、重イオンビームで人為的に、もっと効率的に生じさせれば、育種がもっと早く進むのではないか、ということで重イオンビームによる育種が行われています。
花色や葉色、花型や草型の変異、不稔化など、様々な変異体の獲得が期待できます。
自然界でも起こり得る現象ですから、他の生物の遺伝子を組み込むなどして、配列を人為的に組み換える遺伝子組み換えとは異なります。


実際にすでに多くの品種が実用化されています。
ペチュニアやバーベナ、サクラやダリア。

そうそう。そういえば、このブログにも何度か登場しているサイネリア (Pericallis x hybrida) のこの品種(‘セネッティ ラベンダーバイカラー’)も重イオンビーム照射によって作出された品種です。





元はこんな感じ(↓)の、もっと濃いピンクの株でしたが、重イオンビームを照射することにより、ピンクが淡く、優しい色合いになりました。




育種は交配だけでなく、こういった、いろいろな方法で進められています。

(金谷)


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2014年1月27日月曜日

実習用具の検討


花卉・苗生産の実習では さまざまな実習用具が使用されています。
その用具の選択のポイントは、機能性はもちろんですが、安全性についても十分考慮されなければなりません。


花卉・苗生産の実習ではハサミやカミソリなどの刃物を使用する実習メニューが非常に多く、実習作業中の怪我にも注意を払わなくてはなりません。


これまでは、枝のやや硬いミニバラやヘデラの挿し芽実習でも、1枚を6つに分けた両刃のカミソリを使用していました。最近は刃物に不慣れな学生さんも増えたようで、指先を怪我することも結構増えてきました。そこで、柄付きの片刃のカミソリに変更してみました。


今回は、食料資源経済学科2年生の実習で、この柄付きのカミソリを使用してミニバラの挿し芽実習を行ないました。念のため、ティッシュペーパーと絆創膏と輪ゴムも用意しましたが・・・・・。




 
その結果、これまでより刃物を持つ手と植物を持つ手が離れたこと、カミソリ刃の部分が増えたことによって力を加えなくても枝を切ることができるようになり、怪我をする学生さんがいなくなりました。まずは怪我なく、さらにきちんとした品質の挿し穂の調整ができたようです。



(渡辺均)


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2014年1月24日金曜日

何番に投票しますか?



こんにちは。


先日、私たちは横浜植木(株)園芸総合展示会に見学に行ってまいりました。

展示の様子をごく一部だけですがご紹介いたします。




入ってすぐに並べられていたのは自社育成品種。


ペチュニアは多様な品種が開発されており現在も育種は進められています。

さて、なぜこれらには品種名でなく番号がついているのでしょうか?





実はどれもまだ生まれたばかりで名前の付いていないペチュニアたちなんです。


来場者を対象に、人気投票が行われていました。

消費者や小売店・生産者の声を取り入れようという試みです。

興味深いのは、育種されている方があまり商品性はないと思っていても人気のものもあるのだそうです。




これらのように一般的なペチュニアとは違った花色も積極的に開発されています。

さらに、ペチュニアだけでなくサルビアやパンジー・ビオラも展示されていました。




会場内には植物を扱う他社や、農業資材・イベント用の商品など、展示は多岐にわたります。



植物を植える鉢、植えるための用土、栽培するための肥料・薬剤・贈答の際のリボンや包装、などなど・・・。


こうして見てみると植物だけでなく、それを取り巻くたくさんの商品・開発があってこそ、私たちは植物を利用したり鑑賞したりすることができるんですね。


植物を楽しんでもらう消費者の姿をイメージして取り組む大切さを感じました。



(学生:学部3年 芳垣)




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2014年1月23日木曜日

出荷前の一手間

水道も凍る1月




12月から始まったペチュニアの挿し芽を
ついに出荷する時期になりました!

挿し芽をして、
翌日、植え穴を埋めるように慣らし灌水。
ネットで遮光し、温床で加温し、葉水を与え、
適度な光と温度と湿度を保ち、
さらに微量要素や殺菌、殺虫剤を散布して、、、
約一ヶ月。





愛情を受け、
こんなに大きく成長しました。



根がしっかりと張り、
もう立派なセル苗です。



出荷の前には、一セル一セルを確認します。

枯れたり葉色が悪いものはないか
虫食いはないか
根が活着しているか
大きさは揃っているか

もし、成育が遅れていたり状態の良くないセルがあれば
健全な苗を補植していきます。 





お客様のところへ100%の苗が届くように。



数日慣らして、あとは出荷を待つばかりです~



池田




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2014年1月22日水曜日

データ救出


大学生だった10数年前に買ったパソコン。
サポート終了も近づき、データの移し替えをしようと思い、
数年ぶりに起動させてみたところ、
懐かしい写真がでてきましたので報告させていただきます。


2004年7月の生産ハウスの様子




生産ハウスは1棟、ベンチはたった数台
初めて生産したのは、
ペチュニア、ベゴニア・センパフローレンス、サルビアのポット苗だった記憶があります。
ほとんど地べた置きです。



初めての鉢花出荷


バーベナだったか、ペチュニアだったか?・・・
夢に出るほど必死に生産しました。



最後におまけ



私の実家近くの某公園です。地べたに寝転んで撮影しました。
あの頃は休みの日に花や木をみたり写真を撮るためによく出かけていました。


懐古するつもりはなかったのですが、ついつい・・・悪い癖。
でもパソコンを廃棄しなくてよかった!


今は冬のただ中ですが、何かしら植物の営みが見られるかもしれません。
さあ出かけよう!


(新藤)


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2014年1月21日火曜日

植物とは関係ありませんが...

これなんだかわかりますか?


そうです。パンジー  (Viola x wittrockiana) です。



では、パンジーの下に写っている白い石、なんだかわかりますか?

この石、園芸用でも何でもなく、花とはまったく関係のないものです。
パンジーはメジャーの代わりに写しました。
パンジーの花径は5cm程度ですから、この石は1cmぐらいでしょうか。

実はこれ、昨日の夕食で食べた魚から取り出したもので、「耳石(じせき」といいます。
噛んだら歯が折れそうなくらいに硬いものです。一匹から2個取れます。

アップにするとこんな感じ。




昨晩食べた魚はスズキ目ニベ科の魚、イシモチ。
漢字で書くと「石持」。
魚類の中でも大きめの耳石をもつことに由来した名前です。
白身でかまぼこなどの原料としても使われます。関西では「グチ」などとも呼ばれますね。学名はPennahiaです。

この耳石、体のどこにあるのか?
イシモチの名前の由来は知っていましたが、実際に耳石を見たことはありませんでした。
昨晩、イシモチを解剖した結果、頭部後方の、中骨の付け根あたりにあることがわかりました。

耳石は脊椎動物の平衡感覚や聴覚を司る、炭酸カルシウムでできた組織。
人間にもあります。耳石の位置がおかしくなるとめまいの原因にもなるんだそうです。


植物の世界もまだまだ不思議がいっぱいで奥深いものですが、たまには違う生物、違う世界にも目を向けるのも楽しいですよね。

ちなみにイシモチは塩焼きで美味しくいただきました。


(金谷)



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2014年1月20日月曜日

ペチュニアのポット苗生産


今日は大寒ですね。今朝の柏の葉キャンパスの外気温は-3℃でした。外の寒さをよそに、ハウス内では春のガーデニング向けにペチュニア(さくらさくら、おゆきちゃん、桃色吐息)のポット苗生産が始まりました。3月中旬から3.5号ポット苗として小売店やガーデンセンター等に出荷するものです。あらかじめ決まっている旬別の出荷・販売計画に基づいて、挿し芽を行っていたセル成型苗を使用して植え付けます。植え付け時期によって異なりますが、植え付けから45~60日で出荷できます。
 
 
 挿し芽で殖やしたセル成型苗をあらかじめ土詰めしてハウス内に並べて置いたポットに植え付けるだけですので、簡単な実習のようですが・・・。




この実習のポイントは植え方です。
①同じ大きさの苗を選んで植えること。
②今後の栽培管理を考えて、他のポット苗の植え方よりやや深めに植えること。これは完成したポット苗が腰高にならないようにするためです。
③ポットの土をできるだけ固くならないように植え付けること。これは、植え付けたセル苗の活着を促すためです。
④いつものことですが、植え付けるスピード。素早く丁寧に。



実際にやってみると、おなじように植え付けるのはなかなか難しいようです。手早くやらないと苗が傷んでしまいます。やり直しはできません。



ポットに等量に詰められた用土に同じ方法で、同じ大きさの苗を植え付け、同じ管理を続けることで、その後の生育が揃い、出荷作業まで同一の管理を行なうことができます。些細なことかもしれませんが、植え方ひとつを間違うとポット苗の品質や管理・出荷作業に無駄や余計な労力がかかってしまうことがあります。基本が大事ですね。



(渡辺均)


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2014年1月17日金曜日

子離れ、鉄の心



こんにちは。
最近は寒さも少しずつ増してきていて、なんだか冬らしくなってきましたね。


今日の学生実習では、ペチュニアのセル苗の出荷と親株の廃棄を行いました。

  
最初にセル苗の出荷から。 

今回出荷されるセル苗です。





今回出荷される品種はペチュニアの'さくらさくら' 'おゆきちゃん' '桃色吐息'の三品種でした。

一枚ずつセルの縁の水気をとって、品種がわかりやすいようにラベルを貼っていきます。




その後、梱包に移ります。

専用のダンボール資材を用意して。



・・・どうなるんでしょうか?


ダンボールを折り込んでいくと…


完成です。

これをサイズのあったダンボール箱に積み重ねて出荷します。


セル苗の出荷はこのような流れで行います。

最初説明を聞いたときはピンときませんでしたが、これなら苗にダメージを与えることなく出荷できそうです。



続いて親株の廃棄です。

苗の生産量にあわせて親株の数を管理しているので、出荷のピークが過ぎれば大量の親株は不要となってきます。

また、今後生産に使う量の親株のみを残すことで、省スペースにもなるといったところです。


株元から切られたあとはこのような感じに。



ポットを見ると土が入っているようにしか見えませんが、土を出してみるとしっかりと根鉢ができてます。元気に成長してた姿が思い浮かびますね。

今後のためとは言え、元気な植物体をバサバサ切っていくのはなんだか心が痛みます。



(学生:学部3年 村岡)





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