2014年1月13日月曜日

セル成型苗の品質 ~ペチュニア‘さくらさくら’~

昨年12月から今シーズンのペチュニア(さくらさくら、おゆきちゃん、桃色吐息)の挿し芽によるセル成型苗生産が始まりました。5月頃までにセル成型苗として、約10万本を生産し、販売する予定です。


このペチュニアのセル成型苗生産は、花卉苗生産部のパートさんはもちろん、学部2年生、園芸別科生、そして研究室の学生さんの実習でも行なっています。花卉・苗生産実習の目玉の一つです。
http://naeseisan2.blogspot.jp/2013/12/2014.html



ここで問題になるのは、品質とスピード。同じような大きさの挿し穂を親株から選び、同じ大きさで切り取り、挿し穂の下葉を調整し、同じようにセルトレイに挿さなければなりません。さらに、決められた時間内にどれだけ多く挿すことができるかというスピードも重要です。 採穂→調整→消毒→挿し芽の手順をすべて一人で行って、園芸別科生、花卉研の学生さんの目標は1時間当たり約140本です。


ちなみに下の写真は、花卉・苗生産部のパートさんと初めて挿し芽をした学生さんが挿したセル苗の生育状況です。どっちがどっちかわかりますね?








最初はこうだとしても何回も繰り返し挿し芽の実習を行なうことで、学生さんも次第に品質とスピードの問題をクリアしていきます。


下の画像はパートさんが挿したセル成型苗です。もうすぐ出荷できる生育状況です。花卉・苗生産部では、セル成型苗は100%保証で出荷していますので、すべての挿し穂が活着し、生育が揃っていれば出荷前のセル苗の差し替え作業が省けます。そうでなければ、ものすごく差し替え作業に時間がとられてしまいます。そういう意味では、挿し芽の段階での挿し穂の品質と挿し芽を行なうスピードは非常に重要な問題なのです。







やはり何事も日々の繰り返しに勝るものはありませんね・・・。




  (渡辺均)




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