2019年7月19日金曜日

黒い花・・・?

 学部4年の五月女です。
 7月にしては気温が低く、過ごしやすい日が続いていますね。
 雨は依然続くらしく、傘の持ち歩きが欠かせない日がまだまだ続くようですね。
 電車や駅構内への傘の置忘れには注意していきたい所存です。

 今週、学内を歩いていると、圃場に向かう途中に、黒い花のようなものが大量に生えているのを見つけました。




 手に持って写真を撮ろうと試みたのですが、つかみ上げようとすると、花弁のような部分がボロボロと崩れてしまい、うまく撮ることができませんでした。
 しかし、その触感でキノコであることが分かりました。

 調べてみると、これはヒトヨタケ Coprinus atramentarius という名前のようで、写真は成熟した子実体でした。
 この状態のヒトヨタケは、一晩で、柄を残し胞子を含んだ黒い液体になってしまうことからヒトヨタケと呼ばれています。

 このヒトヨタケ、幼菌のうちは食用にされることもあるのですが、コプリンという成分が体内で分解されアルデヒド分解酵素を阻害する物質になってしまうため、アルコールと一緒に摂取してはいけません。
 しかもコプリンは体内に数日残るため、万一ヒトヨタケを食べた場合、数日はアルコールの摂取を控えなくてはいけないそうです。


 柏の葉キャンパスを歩いていると圃場に向かうだけでも多くのキノコを見かけるので、ただの“キノコ”としてではなく、なんという名前なのか、食用にできるのか有毒なのか、有毒なのであればどのような作用を人体にもたらすのか等調べるのも面白いと感じました。


(学部4年:五月女)



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2019年7月18日木曜日

ちょっと珍しい?

雨天や曇天が続き、外の植物はあまり元気がありませんね。

外で雨にあたったペチュニアは腐りかけ、
晴れると開花するガザニアはなかなか花が見られません。
ハウス内の植物も気を付けないと病気が出そうな気配を醸しています。


でもでも、元気に咲いている植物もあります!

その中でも、少し珍しいかな?と思う品目をご紹介。

ウマノスズクサ科アリストロキア(Aristolochia)


こちらはギガンティアとの名前の通り、
人の顔くらいの大きさの花を咲かせます。
ジャコウアゲハ類の餌になるそうで、問い合わせをいただくことも。



写真右は、マメ科チョウマメ(Clitoria)

爽やかな青の花色が特徴のつる性植物です。
別名 蝶豆、バタフライピー
原産地のタイでは、ハーブティーとしても人気だそう。


写真左はヒアシンス科パイナップルリリー(Eucomis)
ユリ科、キジカクシ科に分類されている場合もあります。
花が咲いている状態だと何故この名前なのか分かりにくいですが、、、


開花前を見てみると、納得です。
蕾のユニークな姿と、
花の可憐さが人気です。



スイカズラ科アベリア(Abelia)
斑入りです。

今の時期の葉は、明るい黄色と濃い緑のコントラストがきれいですが、
寒い時期はほんの少し赤味を帯びた部分もあり、
それもまた魅力の一つでした。



ナス科フユサンゴ(Solanum)

楚々とした花が咲いたと思ったら、
丸々とした緑の実が付き、黄、オレンジ、赤と
徐々に色が変わってくるのを楽しめます。
おいしそうに見えますが、毒があるので食べてはダメです!

名に『フユ』と付くことから、
秋冬に実が色付くイメージでしたが、アレアレ?
だいぶ早い時期にも実がなるのですね。
毎年そうなのか、それとも涼しいから今年だけ早いのか・・・?



この蒸し暑い天気では、植物だけでなく人も体調を崩してしまうもの。
皆様どうぞお体ご自愛下さいね~


(池田)



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2019年7月17日水曜日

山のアスパラガス


 7月も半ばを過ぎましたが、まだまだ雨模様は続きそうです。
 去年は異常な暑さが記憶にありますが、同時期の天候についてはどうだったか記憶が曖昧ですね。

 薬草園では、食べると不味い、危険な毒を含むものもあれば、ハイキングで見かけるような美味しい山菜も植わっています。
 これまでにも何度か美味しくいただける山菜を記事にしましたが、今回は山のアスパラガスとも呼ばれるシオデについてご紹介。



 シオデSmilax riparia var.ussuriensis はサルトリイバラ科シオデ属の落葉つる性木本で、日本各地の山地でみられます。
 つる性ということで、他の植物などに絡みついて伸び、5本の葉脈の目立つ葉が不規則に互生します。



 雌雄異株で、夏頃にウドのような球状の散形花序には、淡い黄緑色の花が多数つきます。



 花の後には球状を維持した液果がつき、秋頃には黒く熟します。
 根茎を乾燥させたものは、は馬尾伸筋(ばおしんきん、ばびしんきん)と呼ばれる生薬になり、血行促進、関節炎、リュウマチに効果があるとされています。


 食用としては熟した果実…ではなく、これもウドなどと同様に春先に伸びる若芽部分を。
 直径5mm1cm程度の太い茎の食べ頃といわれますが、山採りではなく自身で育てて食べようとすると、かなり長い株の養成が必要になります。


 秋頃に果実から取り出した種子を播いてスタートすると、育苗に2年半程度、定植してから34年以上して、ようやく収穫にこぎ着けるため、生産性がよいとはいえませんね。
 山菜を栽培する農家さんも多くいますが、シオデに関しては栽培期間の長さと収量の低さから、営利栽培はあまり行われていないようです。


 山のアスパラガスとも呼ばれ、山菜の中でもくせが無く、味が良いとして親しまれているシオデ。
 発芽率の向上、発芽日数、育苗期間の短縮、収量向上につながる栽培、収穫方法の検討…営利栽培ができるようになるまで、まだまだ課題は多そうです。


(安藤匡哉)

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2019年7月16日火曜日

おはよう、おやすみ

 二日連続で、オタネニンジンの話題です。先日採取したオタネニンジンの種子について、芽切り処理を開始しました!

今回採種できた種子は、こんな感じです! 

 これらの種子について、果肉と果皮を取り除いていきます!
これが、果肉と果皮を取り除いた様子!
これで、おやすみの準備は完了!

これらの種子を川砂のベットで、寝かせることで、種子の胚が発達し、休眠がとけていくのです!

 寝る子は育つ!元気な苗が1本でも多くとれますように!


(黒沼)



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2019年7月15日月曜日

オタネニンジンの早期育苗技術

先週はオタネニンジン振興会議に出席するため、会津若松へ行ってきました。その会議後に当研究室で行なっている早期育苗された苗が定植されている試験圃場で、生育状況を確認してきました。

早期育苗技術とは、具体的には7月に収穫した種子に温度処理を加えて胚の発達を促し、年内に発芽させ、約6ヶ月で一年目を終了、さらに休眠打破を行なって、11月までに2年目を終了させて圃場に定植させるものです。

大学で研究した成果を実用化するために、会津若松市内のオタネニンジンンの篤農家さんにこの技術の可能性について、一緒に検証して頂いています。

研究当初は、圃場に植え付けた苗の生育不良、不揃い、芽休め・・・と課題が山積でしたが、今回、生育状況を確認してみると・・・。



3年生苗(定植1年目)


4年生苗(定植2年目)



5年生苗(定植3年目)

発芽の揃い、株の揃いも良く、順調に生育しているようです。昨年初めて収穫も行ないました。


掘り上げられた5年生根


オタネニンジンは播種から収穫まで5年~6年かかるため、現在では新規就農者が皆無の状況です。苗生産の効率化、苗作りの分業化、2年生苗の食利用を考えてこの試験を始めて6年目になりました。まだまだ現場での課題は見つかりますが、実用化に向けて一歩ずつ研究を進めています。



 (渡辺 均)
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2019年7月12日金曜日

花の香りに酔い痴れて 第15回 バラ

 こんにちは。学部4年の下重(しもじゅう)です。


 今年の梅雨は雨が多く、じめじめした日が続いていますね。
 気圧の変化などによる体調不良にお気を付け下さい。


 さて、第15回の今回は、バラについて、ご紹介いたします。



 先日(626)、助教2名、技術職員1名、学生4名の計7名で、千葉県八千代市の京成バラ園さんに行ってきました。





 

 バラ(Rosa)とは、バラ科バラ属の植物の総称です。

 日本においては、切り花出荷量(本数)でキクに次ぐ第2位となっている人気の植物です。

 花の大きさ、形、色、そして香りといった面で、非常に多様性に富んでいるのが特徴です。



 今回は、京成バラ園さんのバラの中で、芳香性のあるバラに着目し、ご紹介していきます。

 香りについては、学生4名の意見をもとにまとめたものですので、参考までに、是非ご覧ください。





【バイオリーナ Violina

花色:淡桃色

香り:レモンのような酸味のある香り

立札にはブドウに似た香りとありましたが、レモンのような香りという意見が出ました。








【芳純 Hohjun

花色:濃桃色

香り:まろやかな甘さのある香り

「ミスター・ローズ」と呼ばれた京成バラ園 鈴木省三氏作出のバラです。









【ダブル ディライト Double Delight

花色:複色(花弁先端部が赤色、花弁中間部が白色、花弁基部が黄色)

香り:爽やかなバラの香り

他に類を見ないその花色に目を奪われます。









【ジャスト ジョーイ Just Joey

花色:橙色

香り:優しいバラの香り









【ルージュ ロワイヤル Rouge Royale

花色:濃紅色

香り:非常に強いバラの香り

クオーターロゼット咲きと呼ばれる花姿が非常に印象的です。









【ミッシェル メイアン Michele Meilland

花色:淡桃色

香り:あまり甘くないほのかな香り











【ピンク ピース Pink Peace

花色:濃桃色

香り:甘いバラの香り









【モハベ Mojave

花色:濃橙色

香り:バナナのような香り

全員一致で「バナナ!」の意見が出ました。

そのバナナのような香りは、花が咲き終わりだったことと関係があるのでしょうか。









【ヨハネ パウロ 2世 Pope John Paul Ⅱ】

花色:白色

香り:甘くない爽やかな香り









【ロマンティック アンティーク Romantic Antike

花色:複色(桃色~橙色のグラデーション咲き)

香り:ほのかなリンゴのような香り

花色のグラデーションが美しいロゼット咲きのバラです。









【アブラカダブラ Abracadabra

花色:複色(濃桃色~橙色のグラデーション咲き)

香り:メロンのような爽やかな香り

実は、‘アブラカダブラ’という名前のバラは2品種あり、そのうちの片方です。









【ブルー リバー Blue River

花色:複色(紫色~淡桃色のグラデーション咲き)

香り:非常に強く濃厚な香り

青みがかった花弁と濃厚な香りが特徴の大輪系のバラです。









【カーディナル Kardinal

花色:赤色

香り:酸味のあるバラの香り









【パパ メイアン Papa Meilland

花色:濃紅色

香り:爽やかな甘さのある香り

その色から、「黒バラ」とも評される、人気の品種です。









【レディ オブ シャーロット Lady of Shalott

花色:橙色

香り:リンゴのような香り

2009年に作出された、カップ咲きと呼ばれる種類のバラです。









【ガーデン オブ ローゼズ Garden of Roses

花色:クリーム色

香り:桃のような酸味のある香り









 私たちが訪れたのは春バラのシーズンの最後でしたので、1つの品種におけるステージ毎(蕾、咲き始め、満開、枯れる直前)の嗅ぎ分けができませんでしたが、半月が経過し、現在、京成バラ園さんでは、もう既に夏バラが開花し始めているようです。

 皆様も、梅雨の合間に、夏バラの香りを楽しんでみてはいかがでしょうか。



(学部4年:下重)

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2019年7月11日木曜日

鉢並べ

今年もこの作業をする季節がやってきました。

「シクラメンの仕上げ鉢への鉢増し」



現在の4.5号ポットと同サイズの型を使用します。




 鉢増し終了後



鉢増しのやり方は過去のブログをご覧いただければと思います。
http://naeseisan2.blogspot.com/2013/07/blog-post_19.html

鉢増しを終えた鉢はハウスに並べていきます。
台車に乗せて・・・



ベンチの上に奥から並べていきます。




1鉢約3㎏の鉢をトレイに4鉢、計約12㎏





一日の鉢上げ数量がおよそ300鉢(実習のある日は倍)。


終わったら別のハウスから次に鉢上げする
4.5号苗を持っていきます。

こちらは1ポット約800g×8鉢=約6.5㎏/1トレイです。

        


パートさんの作業は早く、次々とを運びます。



その他にも、

用土が入ったフレコンパックから、




スコップでプラ船に用土を移す作業。
さらに、水をかけて土を混ぜる作業などがあります。


また、ハウスごとに管理が異なりますので、
一旦空いているハウスに鉢を仮置きし、
最終的にどこのハウスへどの鉢入れるかという
並べ替えの作業もあります。

前任者は60歳までこの作業を続けていました。
私は何歳まで続けらるでしょうか?
頭が下がります。


(長嶋)


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