2019年12月31日火曜日

年末の大掃除

 皆様、年末をいかがお過ごしでしょうか?大掃除は済んだでしょうか?
花卉苗生産部も年末の大掃除を終えてから、お正月休みを迎えております。

夏にはこんなにも茂っていた共同研究用の植物ですが、分析もひと段落したようで、不要な株は廃棄し、温室も綺麗になりました!この温室は、オタネニンジンも入っているため、これからのシーズンは、側窓を全開にし、寒さにあてながら、管理を行っていきます。

綺麗さっぱり!

掃除が終わると、来年へ向け、気持ちも晴れやかです!さて、2020年はどんな一年になるのでしょうか?明日から、何かが変わるわけではありませんが、皆様にとって、良い一年になりますことを願っております。

 皆様、2019年も大変お世話になりました。来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。



黒沼

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2019年12月30日月曜日

日本の品種はすごい うまい植物をめぐる物語 

 早いもので、2019年もあと2日。私が担当する今年最後のブログになりました。
さて、今回は表題にあるように1冊の本をご紹介します。

日本の品種はすごい
  うまい植物をめぐる物語  竹下大学著 中公新書 
   うまさには理由がある。育種家たちの飽くなき挑戦



長くキリンビールで花の育種をされていらっしゃいました当研究室の先輩でもある竹下大学さんが執筆された本です。世界で最初にオールアメリカンセレクションのブリ―ダーズカップを受賞された世界が認めた育種家です。
ブリーダー、すなわち育種家であった竹下さんの積年の想いとして、広く品種や育種について関心を皆さんにもって頂きたいというお考えから、日本人が長い年月をかけて創り出してきた私たちに身近な作物の育種の歴史をまとめられた本です。これまで、園芸植物のふるさと(自生地)に関する本や、その品種の育成過程に関する本はありましたが、作物ごとに日本人の育種家が何を考えて品種を作り出してきたのかに焦点を当てた初めての本ではないかと思います。

私たちが日常的に見かける野菜ひとつにしても、その品種が生まれるまでには育種家がおり、その育成の過程には長い歴史があります。また時代とともにその品種の栄枯盛衰の物語が隠されています。それぞれの時代の中で、私たちに身近な作物は、理想の品種を創るために携わってこられた育種家の想い(執念?)が詰まっているとも言えます。

竹下さんも書かれておりましたが、先人たちがどのような想いでこれらの作物の育種を進めてきたのかをじっくりと考える良い機会になる本ではないかと思います。また、この本を読んで育種の面白さに目覚め、ブリーダーを目指す子供たちや若者が現れることを私も期待します。多くの方に読んで頂きたい1冊です。

本年も当ブログをご愛読下さいまして有難うございました。



(渡辺 均)
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2019年12月27日金曜日

私の実験植物、紹介します

 今年最後の学生担当回、担当は学部2年の君島です。

 年の瀬を迎え、何かと忙しい頃となりました。早いもので、今年も暮れようとしています。
 皆様は、年の瀬をどうお過ごしでしょうか?


 今回は、私の実験植物であるシクラメンについて紹介したいと思います。



  シクラメンCyclamen persicumMill.は、サクラソウ科シクラメン属に属する多年草であり、球根植物です。



 シクラメンの花の形は、基本的に花弁が完全に反り返っているのが特徴的です。反り返った花の見た目から、別名「篝火花(かがりびばな)」と呼ばれています。
 また、葉の形はハートの形をしています。


 私は、このシクラメンの栽培上の問題点である「高温障害」について研究をしています。

 皆様ご存知の通り、シクラメンは、日本では、主に冬の時期の贈り物として人気となっています。
しかし、冬に美しいシクラメンを販売するために、生産の場では、シクラメンの苦手な夏場をどう乗り切るかが重要になってきます。
そのため、光合成速度や葉の緑度などを、複数の品種について調査し、それぞれの高温に対する応答を調査し、各品種における栽培時の適切な温度条件について考察しています。


また、シクラメンには、様々な花言葉があり、花の色によって「清純(白色)」、「憧れ(桃色)」など、色々な気持ちを伝えることができるため、贈り物としてはピッタリな花となっています。

千葉大学環境健康フィールド科学センター花卉・苗生産部主催の今年のシクラメン祭は終了してしまいましたが、皆様もぜひ年末はシクラメンを送ってみてはいかがでしょうか。



最後になりますが、来年もよろしくお願いいたします。
皆様、良い年末をお過ごしください。

(学部2年:君島)




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2019年12月25日水曜日

いってらっしゃい

 メリークリスマス!
 千葉の方ではホワイトクリスマスとはなりませんでしたが、降っても不思議ではないくらいに寒い日々が続きますね。

 サンタを迎え入れる日ではありますが、このタイトル。
 先日、薬用機能性植物の出荷をおこないました。


 ブログでも何度もご紹介しておりますが、薬用機能性植物の栽培委託をしている生産者さんの手により栽培・収穫された生産物が大量に納品され、乾燥庫をフル稼働しての乾燥を続けていました。
 冬になりメインの収穫、そして乾燥加工も一段落したことで、今度はそれらの出荷に移ります。





 うちの大きなサンタもにっこり。
 まだ小さな苗の状態で提供したものがこれほど大量の収穫物に変身するとは…。
 こちらから2回目のいってらっしゃい、になりました。

 クリスマスでほっと一息ついた後は、年末年始の準備に大忙しの方も多いと思いますが、体調を崩されませんようお過ごしください。



(安藤匡哉)

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2019年12月24日火曜日

空中庭園

 先日、池袋で会議があり、少し時間が空いたので、西武池袋本店の屋上へと向かいました。西武池袋本店の屋上は、「食と緑の空中庭園」という名で、モネの睡蓮をイメージした「睡蓮の庭」が有名です。日本で最も有名な屋上緑化の一つと言えると思います。
 また、屋上には様々な飲食店が並んでおり、クリスマスイベントも開催されているため、多くの家族連れで賑わっていました。

庭側から1枚

クリスマス仕様の鉢。ポインセチアが贅沢に使われていますね。

たくさんの人で賑わっています。

イベント?も充実!

そしてなんと、園芸店まで!



多肉植物やラン、プチ盆栽などがメインでしたが、屋上に植物を購入できる場もあるとは驚きです。


ランは、数千円から数十万円のものまで。

さすが、大都会TOKYO!笑

 「夏は暑く、冬は寒い。エレベーターはなかなか来ない。」そんな悪条件にも負けずに、屋上という特性を活かしたフロアづくりがなされているように思いました。
夏になったら、緑地とビアガーデンのコラボレーションをチェックするために、またここに来る必要がありますね。笑



黒沼
 


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2019年12月23日月曜日

みどりのイチゴ!

 花卉・苗生産部のハウス内にあるちょっと変わったイチゴをご紹介します! 下の画像を良くご覧下さい。




よく見ると、イチゴの実と称するところが緑色ですね。



さらにアップで見ると・・・


 本来イチゴは、花が咲き終わった後、花床(かしょう)が生長・肥大して痩果(そうか)を着けますが、このイチゴはその部分が緑色の葉に変化してしまっていますね。

種子が発芽して葉を展開させたわけではありません。花が咲き終わった後、しばらくすると普通のイチゴと同じように花床が肥大してきますが、このイチゴの個体は、途中から緑色の葉に覆われてしまいます。

下の画像のように、別の個体では見慣れた赤いイチゴの姿になります。


この個体だけ赤くならず、すべて緑色の葉の塊になってしまうようです。そもそも、花も葉から変化したものですから、このような現象が納得できないことではありませんが・・・。でも、ショートケーキの上には載せられませんね~。

ナデシコ科やキク科の植物で緑色の切り花品種が出回っていますので、その内、みどりのイチゴも花卉・苗生産部から売り出されるかも知れませんよ。



(渡辺 均)

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2019年12月20日金曜日

花の香りに酔い痴れて 第26回 アッサムニオイザクラ

 こんにちは、学部4年の下重(しもじゅう)です。

 早いもので、今年もあと11日となりました。
 皆様にとって、今年はどのような1年になりましたか?


 今回ご紹介するのは、千葉大学環境健康フィールド科学センター内の5.5号ハウスで淡桃色の花を咲かせていたアッサムニオイザクラです。



 アッサムニオイザクラLuculiaは、アカネ科ルクリア属に分類される常緑性低木です。
 原産地は、ネパール、ヒマラヤから中国雲南省にかけてであり、5種が分布しています。

 近年、品種改良が進み、以下のような淡桃色の花を咲かせる品種以外に、白色や濃桃色の花を咲かせる品種が登場しています。



 アッサムニオイザクラは「短日植物」に分類されており、日が短くなることに反応して花芽を付けることが知られています。
 そのため、秋頃以降は、夜間に光が当たらない場所で管理しなければ、花が咲きません。
 ご自宅のアッサムニオイザクラの花が咲かない場合は、管理場所を変えた方がよいでしょう。

 アッサムニオイザクラの香りを嗅いでみると、ジャスミンに似た香りがほんのり感じられました(私個人の感想です)。
 淡桃色の花とその爽やかな香りに、非常に心が安らぎました。


キャンパスのお隣「ららぽーと柏の葉」は、クリスマスや年越しムードですが、私たち4年生は卒業まであと3か月となり、卒業研究の追い込み時期となっています。
忙しい中、暇を見つけては、ブログ記事のネタ探しをするのも、あと僅かですが、皆様に楽しんでいただけるような内容にしていきたいと思います。

 それでは皆様、少し早い気も致しますが、よいお年をお迎えくださいね。


(学部4年:下重)

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2019年12月19日木曜日

労働力の削減⁉

霜が落ちる日が多くなりましたね。
家の近くでは、地面一面に霜柱が立っていました。
霜柱

さて先日、ペチュニア さくらさくらシリーズの挿し芽を行いました。
毎年、12月から4月まで毎週のように挿し芽を行っているのですが、
今年度は東京オリンピックがある為、
ポット苗のご注文が例年より沢山ございました。
しかしながら、人員の数は変わらないため、極力の労力削減が求められています。
我々が導き出した方法が、大きめのセルに差し芽行い、セルのまま管理をすることです。

なので、今回は32穴という、普段使っている200穴のセルトレイより植えるスペースの広い物を使用しました。
 上:32穴 下:200穴

そして、植える場所が広いなら、植える挿し穂も大きくしなければなりません。
左:200穴用 右:32穴用
また、今回の32穴用挿し穂は、調整(植え代部の摘葉)を行っておりません。
これによりかなりの手間が削減されております
その様な挿し穂をパートさんの方々と作成し挿していきました。

挿し終わったセルは、慣らし灌水を行い、
普段より湿度の高い発芽室に入いれ発根を促します。

このほかにも、万単位の差し芽、ポット苗生産を予定していので、
よりよい効率化が求められますね。

[新澤]



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2019年12月18日水曜日

こだわり栽培


 先日、薬用機能性植物の委託栽培をお願いしている方より、栽培植物とは別に、冬の収穫祭にお招きいただきました。


 八ヶ岳を臨む開けた土地に、ハーブと野菜が数多く植えられていました。
 冬ということもあり地上部はやや寂し気でしたが、冬の野菜の代表格である白菜は丸々と太ったベストな収穫タイミング。



 農薬を一切使わないオーガニックにこだわった作りということで、薬用機能性植物の栽培にも通ずるところはありますが、可食部が多く様々な虫や動物に狙われる野菜の場合は、より一層手間がかかりそうですね。

 その分安心して食べられます、と軽く水ですすいで芯の部分を切り取っただけの白菜スティックは、瑞々しくほんのりと甘みを感じます。
 採れたてというリードはありますが、普段食べているものとは比べられないような素敵な味わいでした。

 ただ、やはり無農薬栽培ということで、植え付けてから収穫までのロス率もかなり高く、生育もやや緩慢で収穫も少し遅れる様子。
 じっくりと時間をかけるからこそ美味しくなるということかもしれませんね。


 先日参加したアグリビジネス創出フェアでは、植物工場で製品のように効率よく決まった時間で収穫できる最新の技術が紹介されていました。

 食料供給の面において必要となる高効率、高収量の植物生産と、わずかな収量でもこだわりの味を追い求める、あるいは植物をじっくり育てて食すること自体を楽しみに生きる方々の植物生産は、そのどちらも需要が尽きることはないように思います。

 前者にスポットの当たることの多い業界ではありますが、後者のこだわり栽培にかける気持ちも忘れないようにしたいと感じました。

(安藤匡哉)

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2019年12月17日火曜日

冬の土づくり

 2019年も残すところ、あと2週間!学部4年生は卒論に向けてラストスパートが始まっています。今日ご紹介するのは、冬の実習の定番になりつつある、ジャパンフラワーセレクション花壇の土づくりです。

 ジャパンフラワーセレクションは、春と夏に多くの品種が出展されるため、植物の動きが遅くなった今の時期に、土づくりを済ませておきます!

 各花壇に、ピートモスと堆肥、連作障害予防剤を入れ、ただひたすらに、スコップで混ぜる!笑
大変な作業ですが、学生さんたちは集中して取り組んでいます。

終了後の様子

土づくりは、土壌の物理性、化学性、生物性を改善するために、重要な作業です。この作業を行うことで、出展された苗の本来のパフォーマンスを適切に評価することが可能になります。4月までには、新たに投入した土が馴染んでいるでしょう!


(黒沼)



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2019年12月16日月曜日

一年栽培法によるトウキの掘り上げ ~ 宮城県南三陸町 ~

 1212日から12日の予定で、宮城県本吉郡南三陸町で栽培をお願いしているトウキの掘り上げに立ち会いました。南三陸町でのトウキの栽培は今年で7年目です。

栽培方法は、もちろん3月にセルトレイに播種してハウス内で育苗し、5月に畑に定植、年内に収穫する一年栽培、通称千葉大方式によるものです。通常トウキは、一年育苗、二年目に本圃に定植してその年の秋から冬にかけて収穫する二年栽培がふつうです。


12月の上旬からすでに収穫が始まっていました。今年も株のボリューム、根の肥大も良さそうですね。4畝分の収穫のお手伝いも行ないました。





収獲されたトウキは、根を洗浄せず、雨除けハウス内で‘はさがけ’され、来年の2月頃に湯もみを行なうまでしばらく自然乾燥をさせます。



乾燥 湯もみ 乾燥等の工程を経て、生薬原料として来年の4月頃には生薬メーカーさんに納品される予定です。薬として検査に合格すれば、刻み、包装等の工程を経て、来年の6月頃には生薬‘当帰’として病院や薬局で処方される予定です。

 
一年栽培法による南三陸産の当帰(2018年収穫品)


(渡辺 均)
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2019年12月13日金曜日

今年‘は’立派!

 こんにちは、学部3年の御園です。
 今回からこのブログに参加します。

 今年の秋は暑かったり寒かったりと着る洋服に悩む毎日でしたが、12月に入りやっとコートが手放せない、冬らしい寒さになってきたように感じます。

 今回は我が家の庭のユズの樹についてご紹介します。
 ユズ (Citrus junos) はミカン科ミカン属の常緑小高木です。
 ミカン属の中で最も耐寒性に優れていると言われており、風除けや幹の防寒を行えば東北地方でも栽培できるそうです。我が家の庭でも長年元気に育っています。




 今年は豊作で、例年よりも1つの果実が大きいように思われます。



 毎年見ていると、果実がたくさんできた年の翌年はぜんぜん果実がつかないか、ついても小さめのものばかり、またその翌年は豊作、のように1年ごとに豊作と不作がめぐってくるのがわかります。
 この現象は隔年結果というそうで、営利生産の現場ではこれを避けるために樹につける果実数を減らす摘果などを行っているそうです。
 我が家のユズはたまに剪定はしますが、他は何もしていないので見事にこの隔年結果が起きている状態ですね…

 ユズの果実は強い香りが特徴で、食材や香水などに使用されています。
 冬至にはユズ湯に入る習慣がありますね。ユズと湯治の語呂合わせからユズ湯に入る習慣ができたとも言われていますが、もともとは運を呼び込む前に厄払いするための禊であったと考えられています。

 ユズは香りが強く、強い香りのもとには邪気が起こらないという考えもあるそうです。
 これらのことから、冬至にユズ湯に入ると、風邪をひかずに冬を越せると言われています(所説あります)
 また、ユズ湯には血行を促進して冷え性を緩和する効果や、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果もあると言われています(個人差があります)
 私も毎年入っていますが、効果は分からずともさわやかないい香りが日々の疲れを癒してくれます。

 ユズ湯以外では、我が家では皮をジャムにしたり、お湯にいれて飲んだりと食用にも使用しています。
 先日、ユズ湯(飲料用)を飲みました。



 ユズの皮を切り、コップに入れてお湯を入れ、お好みで砂糖やハチミツを入れて混ぜれば完成!というとても簡単なものです。
 お手軽にできるのでユズが手に入ったらためしてみてくださいね。
 さわやかなユズの香りとほんのり甘い味が感じられてほっと一息つきたいときにぴったりです(個人の感想です)

 これから卒業研究に向けて実験が始まり、忙しくなりますが、体調を崩さないように適度に休みながら頑張っていきたいと思います。


(学部3年:御園)


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