2014年2月28日金曜日

ダンギク 2回目。

こんにちは。

以前のブログで一度紹介したことがありましたが、今日は私が扱っている実験植物の『ダンギク』についてお話したいと思います。





ダンギクは日本の西九州に自生が見られますが、その自生地ごとに草丈や葉の形、花の数や大きさなど、様々な違いを持っていることがわかりました。





例えばこちら、長崎県平戸島は西の五島灘を臨む岩山に自生しているダンギクは、岩肌を這うように広がる矮性の特徴を有しています。


この特徴は、強い潮風によって茎が折れてしまわないような低い株が有利となって生き残ってきた結果かもしれません。





反対に、比較的ダンギクの自生が多い長崎県対馬の道路沿いに自生するダンギクは、高い草丈を有しています。


内地のゆるやかな風によって揺られるだけで、比較的穏やかな生育環境ではありますが、そのような場所は他の植物も生育できるため、低い草丈では埋もれてしまい、十分な光を得ることができなくなってしまいます。


そのため、茎を長く伸ばした草丈の高い個体が有利に残ってきたのかもしれませんね。




今ある姿から、かつて生じたことを想像する。


植物がどのようにして環境に適応して生き残ってきたのかを考えていると、あらためて植物が‘いきもの’であることを確認します。






(学生:博士1 安藤)







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2014年2月27日木曜日

鱗茎ちゃん初出荷

昨年の11月にチューリップの球根を植え付けました。


詳しくはこちら



チューリップやタマネギ等のように地下茎に鱗葉が重なっている球根を鱗茎(りんけい)と呼びます。



これに対しシクラメンや球根ベゴニアのように地下茎自身が肥大化したものを塊茎と呼び、さらに薄皮に包まれたものを球茎(グラジオラス、クロッカスなど)と呼びます。



植え付けたチューリップはおよそ2か月間の低温処理をして、ハウスで加温しました。





そして、昨日やっと咲き始めました。
色々な品種を植え付けましたが、最初に咲いたのはスプリンググリーンという品種です。




春一番より早く、みなさんに春を届けてくれましたので、
さっそく売店「みらくる」で切り花として販売しています。


                                              (長嶋)


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2014年2月26日水曜日

やがて花開く


昨日、柏市は春のようなあたたかさでした。
まだ圃場は枯れ草で冬色ですが、確実に春が近づいています。



温室育ち(とは言っても無加温)の薬草もだいぶ芽吹いてきました。








先日の大雪が嘘のようです。

一方で、こちらでは大きな被害はありませんでしたが、
各地の植物生産の現場では大雪により予想以上に被害が出ているようです。


季節を追いかけ、ときに追い越すわたしたちのような仕事では、
自然災害は避けがたいものですが、物的な被害以上につらいことでもあります。


どんなに長生きしてもほとんどの人は春を100回も経験することはできないでしょう。
冬が来て春が来るように、当たり前に生産しているように見えますが、
限られた時間と回数、刻々と変化する環境の中で植物を生産しているってすごいことですよね。





つらく深い雪の中でも、愛のような春の光で花開く、
とかいう歌詞(歌の主旨は全然違いますが)を思い出してしまいました。
曲名失念。誤訳御免。



被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げるとともに、
一作一作、ひと株ひと株を大事にしなければと自分に言い聞かせるのでした。



(新藤)




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2014年2月24日月曜日

園芸別科花卉専攻(花組)の修了発表会


先週は修士論文発表会、卒論発表会と園芸別科の修了論文発表会が3日連続で行なわれました。夜遅くまでの要旨の訂正と発表の練習で学生さんも職員もさすがに寝不足気味でした。さらに、松戸キャンパスのE棟改修工事のため、研究室の引っ越し作業もあって・・・。

園芸別科の学生さんの中には、1年間を通して植物を栽培すること自体が初めての経験の方もいらっしゃいました。園芸別科の卒論にあたる修了論文の研究は、1年生の10月頃から始まります。まず、最初にクリアしなければならないことは、研究テーマを決め、研究計画書の作成を行なうこと。一人できちんと研究が進められるように、1カ月近くかけて計画書をまとめます(これが結構大変です)。

計画書が完成したら、種子や資材を準備して、すべての資材が準備できたら、播種や挿し芽を行なっていよいよ栽培開始です。これからは、植物の栽培管理を各自がきちんと行なうことが大切です。ここで失敗すると実験を継続することできません(やり直しです)。さらに、その植物を使って実験を行ない、そこから得られたデータを解析し、まとめること。最後に修了論文としてまとめ、学生・教員の前で発表します。




           修了論文発表会の模様



この間、講義・実習は勿論ですが、ゼミ発表、灌水当番、花卉産業必修1000属検定試験、春休み・夏休みの実習、戸定祭などがあり、その合間に自分の研究も進めなければなりません。このようなカリキュラムの花組は、植物と真剣に向き合うことのできる中身の濃い2年間といえるでしょう。


しかし、この園芸別科は3年後の廃止が決定しました・・・



(渡辺均)


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2014年2月21日金曜日

カリブラコアのピンチ!!


今日の実習は、、、



ピンチ!ピンチ!!大ピンチ!!!

だったカリブラコア寄せ植えのピンチを行いました。


今回の作業では、イエロー・オレンジ・コスモスピンクのmix鉢を扱いました。



何がピンチだったかといいますと、このカリブラコア、母の日用で生産を行っている鉢です。

生産スケジュールではピンチを3回ないしは4回ほど行うのですが、、、

出荷時期を考えるとタイミングとしてはギリギリのピンチ!



ピンチは、全体の芽数を増やして形を整え、さらに沢山の花を咲かせるための作業として行います。

そのため、適時に一斉に開始し、終了しなければなりません。

でないと、出荷時にばらつきが出てしまうことがあるためです。



それでは、早速作業に入っていきましょう!



これをハサミで、



バッサバッサと、



切っていきます。



スッキリしましたね。


ピンチ前とピンチ後のベンチの様子です。

違いがよくわかりますね。



ピンチした右側の方はなんだかすごく寂しくなってしまいました。


しかし!これも品質の良い鉢を生産するための作業!



ピンチした鉢は、きられた花を犠牲にしてより多くの花を咲かせてくれることでしょう。

そう願いながら作業した今日の実習でした。



(学生:学部3年 村岡)




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2014年2月20日木曜日

最終回パンジーと例年のごとく塊茎君


温室に広がっていたパンジーポット苗。


   印西市木下さまのイベント ビック雛祭りに使用されます
   

   残念ながら今回で最終回となるそうです。

   

今日はいよいよ、その出荷です。


  この時期の寒さに耐えられるように、


  数日かけて順化を行い、有終の美を飾るため出荷を待っていました。




まだ雪が残っている中の出荷となりました。


  道路に雪は残っていませんが、先週の雪かきは大変でした。


  雪国の、除雪の苦労がつくずくよくわかった週末の雪でした !。





最後のパンジーをトラックに積み込み出荷終了です。がんばってきてねー!!。





   例年のごとく、見送るとすぐ、空いた温室のベンチを掃除し、つぎに備えます。


   となりの温室のシクラメンとペチュニアが、スペースの関係で同居していましたが・・・





すぐに、シクラメンのポット上げを始め、さきほどの空いたベンチに並べます。



   植え深さに注意しながら、塊茎の位置を決めていきます。





深植えにならないよう、かといって、浅植えで倒れないよう、ミリ単位のポット上げです。





パンジーが出荷され、数分後、空いたベンチは、


   徐々にシクラメンのポット苗で埋め尽くされていきます。


      この作業は例年のごとく約2週間 ・ ・ ・ 続きます !!!。


石井
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2014年2月19日水曜日

計算


計算が苦手という方はたくさんいらっしゃるでしょう。
私もその一人です。数学のテストは赤点で補習ばかりでした。

しかし、植物の管理や実験などをやっていると、
濃度の計算や単位の換算が必要になるときが出てきます。



               正しい計算と正確な計量が重要


テストなら間違っても勉強不足で済む話ですが、
実際に植物の管理(肥料や農薬の希釈率など)や実験(試薬の使用濃度)で
計算を間違えると大変なことになります(最悪の場合、植物の枯死や事故など)。


ppmの△溶液を◇リットル作ってくださいと言われて、すぐ計算できますか?
ECが○dS/mの液肥を作ろうと思って、ECメーターの表示単位がmS/cmだったら、
どうしますか?同じ単位ですか?換算が必要ですか?

手っ取り早く、インターネットで調べましょうか?


たいてい、それらはとても簡単な計算です。
お金の計算は得意だけれど・・・。
いやいや大丈夫、慣れれば計算機すら要りません。

もちろん何かあったときに検証できるよう、
計算の過程を記録しておくことも大事です。



(新藤)



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2014年2月18日火曜日

修士論文発表会

まだまだ寒い日が続きますが、あと2週間も経てば、3月。

そう!
暦の上では「春」がやってきます。

春は「出会いと別れの季節」なんて言いますが、大学では、といえば卒業と入学ですね。

大学では「卒業の春」に向けて、着々と準備が進んでいます。

昨日は、大学院園芸学研究科の修士論文審査発表会が行われました。

この春に修了を迎える博士前期課程(修士課程)の学生が、これまでやってきたこと、成果の総決算を、皆さんに発表する場です。


花卉園芸学研究グループからは、


黒沼 尊紀さんが、

「屋上緑化における新たな環境改善能の定量化と環境影響評価」

をテーマに、





齋藤 ちひろさんが、

「3遺伝子領域の変異を利用した‘ソメイヨシノ’の種子親の起源地推定 ~エドヒガンのハプロタイプ全国分布」

をテーマに、発表を行いました。





博士前期課程の2年間、やってきたこと、明らかにできたことを、存分に皆さんに理解してもらえる発表だったと思います。


明日は学部生の卒業論文発表会が開催されます。


発表会が終わると、‘ソメイヨシノ’が咲く頃に修了式、卒業式がやってきます。

発表会、卒業論文・修士論文の執筆、頑張って、研究も、その他諸々の大学生活も、「やれることはやりきった」、という思いを抱いて修了式や卒業式を迎えて欲しいなぁ、と願っています。


(金谷)


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2014年2月17日月曜日

何ができますか?


花卉・苗生産部では、播種(たねまき)や挿し芽から、ポット苗・鉢花の出荷まで、一連の生産活動の流れが理解できる中で実習教育を行なっています。


例え今日の実習が出荷作業であっても、どんな植物(品種?・原産?・特徴?)を、いつ挿し芽(もしくは播種)して、どんな用土を使用して、何℃で管理して、施肥は?鉢上げは? 鉢上げ用土は? 摘芯は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


このなが~い工程を経てやっと今日の出荷作業に至る訳です。そこから、出荷作業の注意点の説明があり、実際の実習が始まります。


このなが~い工程の一つ一つが非常に重要なことであり、どこかの工程で失敗すれば、商品として出荷することはできません。文章にしてしまえば当たり前です。また、実際に実習で説明していても至極当然のように受け止められているように感じています。


それじゃあ、「○月○日に△△という植物を6号鉢に花色を3色入れて500鉢出荷して下さい。」と言われたら、実際にできますか?


なが~い工程を自分で考えて、品種の決定から納期に合わせて生産を始めなければなりません。そういう意味では、短期的に解決する細かな技術をもっていることは勿論ですが、その短期的な技術の積み重ねを俯瞰できる長期的な生産の流れを思考できないとできませんね。


花卉・苗生産部は常にこのような思考のもとで、生産活動を行なっています。だから、生産物が常にあるのですが・・・。


近い将来、園芸業界に就職して・・・「このタネを播いておいて、いつ頃花が咲く? いつ頃出荷できる?」と尋ねられ、「はい。いついつです。」と答えられるだろうか? また、それなりの品質の花を作ることができるだろうか?


「はい、できます。」と言えるには、どうしたら良いのでしょう? ネットで調べても、本のとおり栽培しても、残念ながら上手くできるとは限りません。


この週末も大雪でした。当たり前のようですが、事前の対策が万全でしたので、花卉・苗生産部の施設に被害はありませんでした。今回は、一人で機械力を駆使して除雪作業を行ないながら思うところがありました・・・・・。



            千葉であってもやはり除雪は機械力に限ります!


(渡辺均)

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2014年2月14日金曜日

美味しい山菜のご紹介 第2回 オケラその後


突然ですが、みなさん「オケラ」のことを覚えていらっしゃいますか?


そうです。このオケラです。
(「随分前に見かけた気がする・・・」というあなた、鋭いです!!)





春に美味しい若芽を出す、あのオケラです。

秋にはたくさんの花を咲かせていたオケラも年末には沢山の種をつけて1年の仕事を終え、
今は冬の寒さにあたり、地上部は枯れて休眠中です。



そんな中、来年に向けて「株分け」という作業を行っていました。

株分けとは、根茎を切り分けて株の数を増やす繁殖方法です。


ポットに植えて栽培されていた株を取り出して、根を切らないように土を取り除き、根茎を切り分ける。

文章にすると簡単そうに感じられますが、これが思いのほか大変な作業でした・・・


と言うのも、ポット全体に張り巡らされた根が複雑に絡まり合っていたのです!!



更に裏側も・・・!



少しずつ根をほぐして、地下部の全容が明らかになりました。



沢山の芽をつけているのが分かります。

この根茎を数個の芽が付くように切り分けて植え直しました。


春になったら、ここから若芽が生えてくるのだと思うと今から楽しみです!!


(学生:学部3年 蕪野


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2014年2月12日水曜日

大量の種子


紙袋に入れられた種子。
1袋5合とあります。





お米のようですが、これはオタネニンジンの種子です。
全部で数万粒になります。


炊飯器で炊けてしまうくらいの量ですが、
この量は研究用でもあると同時に生産(出荷)用でもあります。


この大量の種子を用い、極めて短期間で、数年物と同じくらいの苗質を
もったオタネニンジンを生産していきます。


今のその準備でてんてこ舞い。。。


研究用というと、実験室で小規模なイメージがあるかもしれませんが、
あくまで、現場ですぐ導入できるような実用的な生産技術の開発を
目指しています。

ですので、もちろん様々な実験手法を駆使して、データをとりながら、
しっかりとした生産管理をしていかなければ、
研究としても生産としても成り立ちません。


成功しても失敗してもすごい!?ことになりますね。
大変だ~、大丈夫か、自分?
大丈夫、何とかなるさ~。
その準備をしてきたのだから。


(新藤)



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2014年2月11日火曜日

真っ白

テレビのニュースなどでも盛んに報じられていましたが、2月8日(土曜日)、関東地方は大雪でした。

鉄道をはじめとする交通機関はマヒ状態。道路もスタッドレスタイヤやチェーンを装着しないと、まともに走れない状態でした。

滋賀に住んでいたときはこんな雪、しょっちゅうでしたし、北海道に住んでいる大学の同級生や後輩もいるので、この程度の雪で、「大雪だぁ! 寒い~!」と騒いでいては怒られてしまうかも知れません...

でも、首都圏は雪への備えはほとんどされていないので、鉄道のポイントは切り替えができず、道路も融雪装置もほとんどないですし、除雪車も走ってはくれません。
それはそれでなかなか厄介なことです。


で、苗生産部の温室や圃場は無事だったのでしょうか?

温室は雪の重みで、潰れてしまったり、重みや冷たさによる硬化で被覆資材が破れたりすることもあります。

翌2月9日(日曜日)の様子です。



苗生産部の周りにも、こんなに積もっていました。
私は特に足が短いので、残念ながらこんなに埋もれて、歩くのも大変です...



ソテツも雪に埋もれて...



幸いにも、温室は無事でした。
温室内の暖房を高めに設定することで、屋根に雪が大量に積もるのを防ぐ対策をしていました。



でも、連棟温室の谷間に積もった雪はなかなか融けそうにありません。滅多に雪の積もらない千葉ならいいのですが、雪国には向かない形式の温室ではあります。



温室内の植物も無事。
カリブラコアやオステオスペルマムも大丈夫です。




農業は自然との闘いです。
雪や台風への対策を怠ると、温室も作物も潰してしまうことに...

でも自然と共に生きる仕事でもあります。
自然の恵みを上手く使いながら、時には逆らいながら、人の手も加えながらやっていく。

なかなかおもろい仕事ですよね。


(金谷)

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