2017年10月16日月曜日

初めての出荷調整 ~園芸学科2年生の実習~

先週の水曜日に園芸学科2年生の実習で、パンジーとビオラの出荷調整を行ないました。トレイがトラックに積み込まれる画像が長嶋技術職員が書かれたブログに紹介されていましたね。柏の葉キャンパス近くにある花市場へ出荷されました。

じつは、7月にこの2年生の実習でパンジーとビオラの播種を行ないました。一連の播種作業を理解するために、セルトレイに1粒ずつ手播きで行ないました。覆土と灌水だけは機械で行ないましたが・・・。

播種してからすぐに夏休みに入ってしまったので、とても残念なのですが、学生さんはその後の発芽や生長の様子も、栽培管理にも関わることができませんでした。その間、一生懸命管理したのは池田技術職員!

ということで、先週の実習は播種後から、出荷に至るまでのその間の栽培管理の長い過程を説明した後、出荷調整の説明を行ないました。
出荷適期のポット苗の見極め、配色、高さ、花の向き、花がら摘み、黄変した下葉の除去、トレイへの詰め方、その後の灌水方法、市場のこと・・・・、説明することが沢山ありました!

ほとんどの学生さんは、このような出荷作業は初めての経験のようでした。ご自分で選んで詰めた植物に市場で値段が付けられるとなると、いつになく皆さんも真剣に取り組んでいたように思えました。その様子は・・・

開花したポットを選んで。


詰めたすべての花と目が合ったらOKですが・・・、
ちょっといろいろなところを向いていますね~。向きを揃えて!


ビオラの蕾と咲き終わった花の見極めが難しかったようです。


今回は、時間をかけてできるだけ丁寧な作業を行なって貰いました。時間はかかっても、園芸業界で活躍できる確かな目と基本的なスキルを一つずつしっかりと身に付けて欲しいものです。さて、市場でのセリ値はいかに・・・?

(渡辺 均)



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