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先週の前半は日中の気温が30℃近くまで上がったと思ったら、後半は15℃ほどと肌寒く、気温差の激しい一週間でした。そんな中、オタネニンジンの苗づくりの実証試験を続けるため、これから夏に向かって暑くなることを見越して、ハウス内に新たに遮光設備を作りました。
オタネニンジンは直射日光と高温を嫌うため、ハウスにある寒冷紗では十分な生育環境を維持することができません。そのため、新たにベンチ上に鉄パイプを組んで寒冷紗(遮光率65%)を張りました。下の画像のように二重に遮光していることになり、これでオタネニンジンに直接強い光が当たることはなくなりました。また、サイドを少し上向きにすることで、風通しも良くなりました。
ハウス内に作ったオタネニンジン用の遮光設備
プランターで育苗中のオタネニンジン
人工光閉鎖型苗生産装置で2年目を終えようとしている苗、種子採り用の鉢(5年目株)などを完成した遮光設備に移動させました。オタネニンジン苗の量産化に向けた研究が続きます。
(渡辺 均)
3月の春休み期間中のことですが、園芸学科2年生の希望者を対象に接ぎ木の実習を行いました。接ぎ木ができる季節的な問題もありますが、ナイフを使用するので実習履修者全員を対象にするにあまりにも危険です。そのため、この10年ほどは希望者を募って「安全第一」で春休み期間中に実施しています。
接ぎ木の対象植物は、木が柔らかく比較的作業がしやすいムクゲ(接ぎ挿し)、カラタチを台木にレモンや温州ミカンなどを接ぐ(切り接ぎ)、オオシマザクラを台木にして八重桜を接ぐ(切り接ぎ)、比較的簡単なものから難易度の高い植物も選んで行いました。刃物を研ぎ、まっすぐに台木や穂木を切って密着・固定させないと活着しませんので、いつもの実習よりかなり難易度は高いですが・・・。
さて、その実習から2か月ほどが経過しましたが、その結果は・・・・・?
接ぎ木が成功したかんきつ類
活着した八重桜の苗
ムクゲやかんきつの接ぎ木は、ほぼ全員活着しましたが、サクラの接ぎ木はやはり木が固く、まっすぐに切るのが難しかったようで、活着率は50%ほどでした。それでも、初めての経験にしては良くできた方ではないかと思います。指導が良いので・・・(笑)。
農学系の大学で木本植物の接ぎ木の実習を行っているところはほとんどありません。その理由は、刃物を扱ったことがない学生が増えあまりにも危険なこと、台木の養成や準備に数年を要すること、教えられる教職員が少なくなっていることなどが挙げられます。
学生さんが園芸に関する技術を一つでも多く身につけ、自分で繁殖や栽培、ものづくりができるようになってくれたらと思っています。AIで何でも解決したように思える時代だからこそ、「特技は接ぎ木です!」と園芸技術に尖った学生さんが出てきてくれたら面白いと思いますが・・・・・。
(渡辺 均)
ナニワイバラ
Rosa laevigata バラ科
蔓性で一重咲き、花の大きさは6~8cmほど。
葉は常緑でよく伸びるので生垣に利用されることもあります。
暑さにも寒さにも強く、育てやすい。
そして何より、咲いた姿がとても美しいです。
あなたのお庭に純白のバラはいかがでしょうか?
売店 緑楽来で販売中です。
又は5/21 花卉・苗生産部 直売会にて販売いたします!
大島
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先週の5日から9日まで、母の日向けの鉢花の出荷作業や柏の葉キャンパス駅構内での鉢花の即売会などが行われました。今頃は、最愛の方のお手元に無事にお花が届いていることでしょう。
この間、連休にもかかわらず、当研究室の学生さんと園芸学科の1年生から3年生の希望する学生さんにも出荷作業をお手伝い頂きました。学生さんにとっては、生産者側の立場から母の日の鉢花を扱う(出荷する)のは、もちろん初めての経験ですので、まさか箱詰め出荷用のダンボールの組み立てから行うとは思ってもいなかったことでしょう。
出荷を待つ母の日向けの鉢花(カリブラコア)
さて、先週は母の日の出荷以外にも柏市内で開催中のカシニワ・フェスタ2026 (オープンガーデン・5月8日~12日まで)が始まりました。当キャンパスの薬用植物園も10時~12時、13時~16時まで一般公開を行なっています。
薬用植物園の入り口、カシニワ・フェスタの幟が目印
薬用植物園は、柏の葉キャンパス北門を入ってすぐ左手にあります。カシニワ・フェスタの2本の幟が目印です。園内ではちょうどハマナスに似たマイカイ(玫瑰) の花が見頃です。八重咲の花はとても良い香りがします。また、そろそろ終わりですが、エントランスや園内に植えられている薬用のシャクヤクの花も見ることができます。芽吹いたばかりの薬用植物や新緑がまぶしい薬木などをご覧いただけます。お時間がありましたらお立ち寄りください。
(渡辺 均)
5月1日(金)にパシフィコ横浜(横浜市)でジャパンフラワーセレクション(JFS)審査会を実施しました。同会場展示ホールA・Bで5月2日~4日まで開催されている横浜フラワー&ガーデンフェスティバル2026(https://yfg-fes.jp/)の会場の一部をお借りし、切り花部門と鉢花部門の審査会を実施しました。
各部門、20品種ほどの出品でしたが、多くの方に素晴らしい品種をご出品頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。審査は2時間ほどで終わりましたが、この中から今年のフラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)が生まれる可能性もあります。一般の来場者の方が投票できるジャパンセレクション(JS)の会場の中にジャパンフラワーセレクション(JFS)の出品品種も一緒に展示されております。紛らわしいですがジャパンセレクションとして投票も可能です。会期は本日、4日(月)16時までです。
ジャパンフラワーセレクション(JFS)の概要につきましては、下記をご参照ください。
(渡辺 均)
Akebia quinata アケビ科
蔓性落葉低木 他の樹々などに絡みついて成長する植物です。
実を食べることが一般的に知られていますが、新芽を山菜として利用することもあるそうです。
寒さに強く、グリーンカーテンとしても利用法があります。
アケビは自家不和合成のため、1株では結実しにくいそうです。
異なる品種を2株以上近くに植えることがポイントのようです。
アケビといえば・・・
キノコ狩りの為に山に出かけたおじさんがついでにアケビを採ってきてくれて食べたことを思い出します。甘かったな。つぶつぶした小さい種がたくさん入ってて、
「ぷぷぷー」って種を飛ばしたなぁ。
おじさん元気かな。
そんなアケビの苗、 売店 緑楽来にて販売中です。
ご自宅のグリーンカーテンに、いかがでしょうか?
大島
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