先週、平成30年度関東・甲信越地域大学農場協議会が開催され
副センター長と蔬菜・作物部の技術職員と共に東京農業大学へ
2日間出張してきました。
農場協議会とは平たく言うと大学の農学系技術職員の集まり。
日ごろ、実習や研究で得た知見をまとめ、発表します。
花卉や蔬菜はもちろんのこと、千葉大学には無い、
畜産や繊維の学部の方々もいらっしゃり、内容も多岐に渡ります。
今回、12名が発表した中で、当大学蔬菜・作物部の技術職員が
優秀賞に選ばれました!!!
次年度は私が発表の担当です。
1年間、実験を頑張らねば・・・!!!
初日は、椅子に座って発表を聞いていましたが、
2日目は、当番校の農場見学が入ります。
生憎の台風の中、7年ほど前に整備された新しい農場に足を踏み入れます。
部門ごとに分かれて見学となったため、迷わず花卉部へ。
農大では、『五感に訴える』をキーワードに様々な工夫をされていました。
例えば、農大産のタマゴの殻やパッケージを利用して多肉植物の飾りを作ったり。
アロマティカスの香りやエディブルフラワーの味を、
実際に触れて、食べて学生さんたちは学びます。
実習の中で育てた花や葉を使って花束を作る回もあるそうです。
紐で区切られたシクラメンは、1人ずつ区画ごとに担当し、
作り込んで、大学祭などで販売するそうです。
どの大学の教職員もそうですが、
どうやったら学生さんに興味を持ってもらい楽しく実習できるかを
常に模索しているなと感じます。
当大学では園芸別科が終了に近付き、実習も学生さんも減ってしまいましたが、
学生さんが植物に触れる数少ない機会に、
より関心を惹かれるような話や技術を提供していかなくてはと
改めて思いました。
なかなか見られない他大の農場をじっくりと見学させてもらい、
大変有意義な研修会でした。
(池田)
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