早いもので8月も残り1週間となりました。講義のない8月~9月の夏休み期間中は、学外に出ることが多くなります。学会、共同研究先や生産者訪問、新たなプロジェクトの打ち合わせ、非常勤講師の担当・・・。例年、この2か月はあっという間に終わってしまいます。
8月上旬に愛媛県に行ってきました。道路沿いの湿り気の多い石垣に、こちらではほとんど目にすることがないイワタバコやイワヒバ、シュウカイドウが手の届くところに生えていました。
イワタバコ(中央)とシュウカイドウ(右下)
イワタバコ
イワヒバ
この地では、これが昔から続く当たり前の石垣と植物の風景なのでしょう。日常的に存在しているのであれば、地元の方は季節感を感じる程度で、特に気に留めることもないのでしょう。また、株数が多く存在し、認識されていれば、「盗掘禁止!!」や「イワタバコを守れ!」の注意書きの看板も必要なく、実際に持ち去る人もいないのでしょう。
私のようにこのような環境が非日常と感じる他所者からすれば、どれもとても貴重な植物であり、このような植物が生活の近くに日常的に存在していることに羨望すら感じてしまいます。
愛媛の事例は特殊な生育環境でもあり、どのような経緯で長年存在しているのかは不明ですが、私たちの身近な環境でも園芸家が人々の生活環境の中にさりげなく植物を演出し、植物がより日常的になるような環境の創出がもっと必要ではないかと感じました。
(渡辺 均)
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