2018年10月1日月曜日

自分で蒔いた種(たね)~ 続編 ~

早いもので10月になりました。大学も長い夏休みが終わり、今日から講義や実習が再開されます。当研究室でも3年生が分属し、研究生が新たにメンバーに加わります。

さて、8月に書いた「自分で蒔いた種(たね)」の続編です。
8月のブログは、下記をご参照下さい。

千葉県睦沢町の講座(農業塾)を行なってから、約1ヶ月が経過しました。その時にデモンストレーションで蒔いたビオラはどうなったでしょう。

輪鉢(りんばち)に蒔いたビオラを大学に持ち帰り、発芽室と育苗ハウス内で管理しました。発芽してからは、施肥(液体肥料)も行なっています。



実習で使用したビオラ品種


講座で蒔いたのは、サカタのタネのビオラ‘ピエナ ミックス’です。種子袋の裏の説明書きには、1袋にピエナシリーズの13品種、30粒の種子が入っていて、発芽率が75%以上と明記されていました。計算上は23本以上の苗が発芽することになりますね。実際はどうだったのでしょう。


品種間差を考慮すれば、発芽した苗の大きさがバラバラでも仕方ありませんが、小さな苗も含めると全部で28本ありました。なんと、発芽率は93.3%! 発芽率はけっこう高かったですね。種子が良いのか、腕が良いのか・・・。当然種子です! 生長が進んでいるものでは、本葉がすでに3枚展開しています。

上の画像のような大きさに生長すれば、そろそろポットへの移植が可能です。2.5号ポット(φ7.5㎝)もしくは、3号ポット(φ 9㎝)と市販の花用の培養土を用いて、1株ずつ根を傷めないように割り箸やピンセットを使って丁寧に植え替えます。

ちなみに、同時期に蒔いたネモフィラは・・・。


移植の適期をかなり過ぎてしまいました。この鉢の中で大きくなり過ぎてしまいました。

種子を蒔かなければ、「蒔かぬ種は生えぬ」ですが、発芽して生長してしまうと「自分で蒔いた種(たね)」ですね。このままでは可哀想ですので、できるだけ早めに移植をします!!

いずれにしても、ここまで来たら花が見られるまでもう少しです。パンジーなどの秋蒔きの草花の種蒔きは、まだ間に合います。皆さんもチャレンジしてみませんか?

 

(渡辺 均)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、

人気ブログランキングへ

ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!

花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

0 件のコメント:

コメントを投稿