今日ご紹介するのは、栽培・育種学実験で行ったエフェドリンのTLC分析についてです。
マオウとは、Ephedra属の植物で、地上茎を乾燥させたものは漢方薬として用いられており、葛根湯、防風通聖散、麻黄湯などにも含まれています。有効成分はエフェドリンで、交感神経興奮作用、中枢興奮作用、鎮咳作用、気管支拡張作用などが知られています。今回は日本薬局方に従い、このエフェドリンという成分の有無を、薄層クロマトグラフィー(TLC)を用いて確認します!
実験を始める前に、実験の目的やTLC分析、HPLC分析の理論や特徴などについて、池上先生よりミニ講義を行って頂きました。
また、乾燥した地上茎を用いるだけでなく、薬草園の生の茎を採取し、同様に実験に用います!これは当研究室だから出来ることですね!
濾紙の折り方、ピペットの使い方、溶液の作り方について、指導を受けながら、実験を行うことが出来ました。実験は概ね成功し、狙い通りの結果が出たようです。
また、これから3年生は乾燥させた茎と新鮮な茎で、どのようなスポットの違いが生じたのか?などを中心にレポートに纏めていきます。
実験の基本的な操作方法を学ぶことはもちろん、実験の結果を纏めること、考察する力も今後の実験を通して、身に付けていってほしいですね。
黒沼
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