2018年10月25日木曜日

DIF

DIF(The Difference between Day and Night Temperature :昼夜温度差)

シクラメンの栽培技術にDIF処理というものがあります。
これは昼夜温度差を人為的に変更することです。

通常、日中の気温は高くなり、夜温は低くなります。
10月から12月まで、その差は10℃以上になることも多いです。
この気温差により、シクラメンの花茎は長く伸長してしまいますが、
品質の良いシクラメンは「花が葉よりも上にあり花茎は短いもの」とされています。


シクラメンの花茎をできるだけ短くするには、
昼夜温度差をできるだけ小さくすることが有効です。


 花茎の長いシクラメン


花茎の短いシクラメン


そこでハウス内で栽培するシクラメンは、
夜の間だけ暖房をかけて日中は暖房を切り、窓を全開にするという作業が行われます。




ところで、植物にとって「日中」とは何時から何時までのことでしょうか?

人によっては昼間だけを「日中」と感じる人もいるかと思いますが、
植物にとっては皆様のご想像の通り、日の出から日の入までを「日中」と感じているようです。



ちなみに柏市の今日の日の出は5時55分、日の入は16時53分だそうです。
この時間(5時55分)にハウスを開けるのがベストなタイミングと言えるでしょう。




というわけで、若干の寝坊をしつつハウスを開けます。






このDIF処理は温度帯を変えれば、他の植物にも有効な場合があります。


でも、来年はタイマー制御にしましょう!
そうしようそうしよう!!
Do it timer function's self?

(長嶋)


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