2019年4月15日月曜日

モモの花の薬効

前々回のブログもモモの花について書きましたが、今回もその花の話題です。最近の低温続きもあって、サクラやモモの花はなかなか散りませんでしたが、そろそろ終わりのようですね。柏の葉キャンパス駅周辺は八重桜が見頃を迎えました。

薬用植物園に植えられているモモは、下の写真のように毎年枝一面に花を着け、枝が折れるほど実を着けます。摘花・摘果をすれば良いことなのでしょうが、いつもそのタイミングを逸してしまいます。



そこで、モモの花の利用法を調べてみると・・・・・、「生の花は強烈な下剤に利用」とあります。と書かれてもモモの花にお世話になるほどの問題もないので、さらに調べると、「乾燥させた花を粉末にして小麦粉を加え水で溶いて肌に塗るとシミやそばかす、ニキビに効果」とあります。これなら保存も効くのでさっそく摘花を兼ねて花摘みを行ないました。

開花したばかりの花弁を一枚一枚採るのはとても面倒でしたが、終わりかけの花は、簡単に花弁が採れました。木の下にシートを敷いて枝を揺すると簡単に集められそうです。今回は時間が無いので、花ごと摘んでしまいました。もちろん実を収穫することも考えて・・・。20分ほどでかなりの量の花が収穫できました。

桃色とはまさにこの花の色のことですね。とても綺麗な花色です。




乾燥機に入れてひと晩乾燥させると完成ですが・・・。花弁が小さく縮んでしまい、花から花弁だけを取り外すのはもっと面倒なことになってしまいました。それに、あれだけ摘んでもほんの僅かにしかなりません。

そして、さらに大きな問題! この花弁の粉末を使ってどうやって効果を確かめるのか・・・? 




(渡辺 均)


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