寒さと暖かさを行ったり来たり。
寝る前に暑苦しくなるから、と避けていた毛布が朝に恋しくなるほどに、1日1日の気温が上下していますね。
背筋が冷えるような寒風もまだ続くかもしれませんので、風呂の湯温はしばらく下げられなさそうです。
とはいいつつも暦の上では新年度に入り、ようやく起き出した露地の植物もちらほら見られるようになってきています。
最近はブログでも様々な花を取り上げていますね。
このセリバオウレンCoptis japonica var. dissecta も、細長い花茎を何本も伸ばし、先端にはこちらも細く花弁を広げた白い花が見事に咲いています。
最近の強い春風の中では、背が低いながら風に揺られる姿も。
実はこのセリバオウレンは3月上旬からずっと咲いており、以前に紹介したフクジュソウと同様に春を告げる植物の一種で、本州や四国の林床に自生しています。
花が先に出てくることから名前にある「セリの葉(セリバ)」はまだ確認できませんが、ヒガンバナとは違い、花と葉は同時に見ることができるようです。
先端の雌蕊の緑色と花弁の白色のコントラストが映えますね。
下の方から上がってきた花は、やや赤みを帯びているような?
縦ではなく、横や斜めに広がるように伸びる根茎は黄味を帯び、生薬「黄連(おうれん)」として用いられます。
多くの漢方処方として配合され、ベルベリンなどのアルカロイドを含むことから、消炎、整腸などの効能によって、胃腸薬や止瀉薬に利用されます。
1ヶ月後には、中央にある雌蕊が上部で放射状に広がるちょっと変わった見た目の種子がつくことから、眼でも楽しませてくれそうです。
(安藤匡哉)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、
人気ブログランキングへ
ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!
トレイ販売を始めました。
詳しくはホームページへ!
花卉・苗生産部トレイ販売ページ
花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
0 件のコメント:
コメントを投稿