いつもドラムシーダーという便利な播種機を使って、
チャチャっと数秒で終えてしまう播種ですが、
時々、このドラムシーダーが使えない品目があります。
例えば、マリーゴールド種子のように細長かったり、
ジニア種子のように扁平だったり、
ゴーヤ種子のように大きすぎたり、、、
こういった品目は、少し時間はかかりますが、
ピンセットや紙を使って手播きしたり、
バットやポットにバラまいて移植したりしています。
もう一つ、ドラムシーダーが使えないカテゴリーがあるのですが、
何か分かりますか???
答えは、種子が小さすぎる品目!
ドラムの穴に、種子が吸い付くどころか吸い込まれていってしまって
きちんと播種することができません。
種子が小さいトルコキキョウやペンタスの場合、
種苗会社が綺麗にコーティングしたものを販売していますが、
自家採種の種子や持込みの種子は小さい姿そのまま・・・
手播きしようにもケシツブですので上手に播種できません。
くしゃみでもしようもんなら・・・(お察しください
今回 播種のアカネ科フタバムグラは、
種子が小さすぎる上、多粒播きで、トレー数も多いという三重苦。
もちろんコーティングは無し。
そこで、労力をかけず・早く・均一に播種するため、
種子をゲルに吸着させる方法でチャレンジしました!
まずはゲルの元となるアルギン酸ナトリウムにアルコールと水、
種子を加えてよーく攪拌します。
これをスポイトで吸い上げ、
一滴ずつセルトレーに落としていきます。
土の上のゲルは、水まんじゅうというかスライムというか、
ぷっくりドーム状になりました。
この中に複数粒が入っています。
目を凝らしても種子は見えません。
だんだん親指が痛くはなってきますが、
慣れれば結構ハイスピードで播種できます。
覆土はせずにこのまま灌水して播種終了。
めったに行わない播種方法で、ちょっと新鮮でした~
上手に播けているのか?
発芽が楽しみです。
発芽が楽しみです。
(池田)
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