2019年3月15日金曜日

花の香りに酔い痴れて 第7回 ラン


 こんにちは。学部3年の下重(しもじゅう)です。
 先週、卒業研究で使用するカリブラコア(Calibrachoa pygmaea)の播種を行い、毎日欠かさず観察を行っています。


 さて、第7回でご紹介する植物はランです。

 先週ご紹介しておりますので、既にご存知の方も多いかと思いますが、私も「世界らん展2019 ―花と緑の祭典―」に行ってまいりました。





 世界らん展では、「世界らん展日本大賞」と呼ばれる賞を部門ごとに決定しています。
 中でも、私は「部門2 フレグランス部門 ~あらゆる蘭の「香り」を審査する部門~」に注目して観賞しました。




 今年のフレグランス部門の最優秀賞は、斉藤たみ子さん出品の「富貴蘭 ‘柚乃(ユノ) (Vanda falcata ‘Yuno’)」です。



 富貴蘭(フウキラン)は、日本特産のラン科植物の総称です。古典園芸植物として、古くから日本で楽しまれてきた植物の1つです。
 白い花が非常に上品で、落ち着いた雰囲気を感じました。


 また、今年のフレグランス部門の優秀賞は、並木園さん出品の「Rlc. South of Enzan ‘Reiko’」です。




 学名のRlc.は、「リンコレリオカトレヤ」と読み、カトレヤ属(Cattleya)とブラサボラ属(Brassavola)の交配によって生まれた、F1(雑種第1)であることを表しています。


 フレグランス部門のランの香りを嗅いでみて、個人的には、カトレヤ属の品種において、強くて甘い香りがするものが多いように感じました。
 また、個性的な香りのする品種や上品に香る品種もありましたが、私は花粉症の影響でしっかりと香りを嗅ぐことができませんでした。


 香りのするランは、千葉大学環境健康フィールド科学センターの1000属ハウス内にもあります。
 白色の美しい花を沢山咲かせるシンビジウム(Cymbidium Sweet Heart ‘Shirayuki’)は、非常に強くて甘い香りがします。




 代々、当研究室の先生方や学生たちが一生懸命育ててきたシンビジウムが、私の中の「日本大賞」です。



(学部3年:下重)

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