2017年7月24日月曜日

オリンピックに向けたキキョウの育種

昨日は灌水当番でした。日頃の猛暑が嘘のような曇り空。時おり小雨の降る絶好の灌水当番日和となりました。2時間ほどで作業完了! 

午後からは元花卉研究室教授(千葉大学名誉教授)の安藤敏夫先生の農場を数名で訪問しました。退官後にキキョウの育種もされており、ちょうどその花が見ごろということで・・・。場所は柏の葉キャンパスから約15分の近さです。

育種を始められたきっかけは、この時期(夏)に開花する日本の花を作りたかったからだそうです。オリンピックに向けたキキョウの育種をされています。セル成型苗生産は花卉・苗生産部で、選抜は先生自ら建設された農場内で行なわれています。初花が開花した日ごとに株が並べられていました。五月雨系のキキョウに比べ、1カ月以上遅い開花ですが、これがキキョウ本来の開花時期。草姿や花形、花色は様々でしたが、この中から日本らしいオリンピックに向けた「おもてなしの花」たちが育ちつつあります。

キキョウの歴史は古く、300年以上前から数多くの品種が作出されていたようです。現在よりも品種数が多かったと安藤先生が仰っていました。古くからあるものを再評価し、さらに新しい価値のあるものに変えていく。私たちの日々の仕事の中でも大切なことですね。






 (渡辺 均)

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