土の中からこんにちは

　春一番というには寒々とした風が強く吹く日が続きますね。

　灌水で濡れた手に、刺すような冷たさを感じます。

　昨年9月下旬、まだ地上部の青々としたオニユリのむかごを採集し、植え付けて土を被せていました。2016年9月21日

　生長の第一歩として記録した日記は、とくに代わり映えもなく、更新が滞っていたのですが…。

　先日、ついに芽が出始めてきました！

　発根自体は葉の上に付いていた時から生じているものすらありましたが、芽が出るまでには、その後4ヶ月以上の時間が必要となりました。

　硬い茶色の鱗片に覆われていたむかごから、細い緑色の葉が2枚ほど出ています。

　株の充実具合(むかごの大きさ？)により、翌年は茎の生長だけで夏が終わり、翌々年に開花する株もあれば、植え付けた翌年に開花に至るような株もあるようです。

　実際に大きめのむかごを植え付けた育苗箱の方が、小さめのむかごを植え付けた育苗箱よりも多く発芽している様子。

　この早いペースで生育が続けば、今年の夏にも開花までこぎつけることができるでしょうか。ようやく顔を出したばかりではありますが、今後の生長が楽しみです。

(安藤匡哉)

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