2017年2月24日金曜日

間引きと発見


 はじめまして、学部3年生の渡邉勇暁です。

 今回が初めてのブログ執筆となります、
 これからよろしくお願い致します!

 ブログ執筆に関しては初めてなのですが、実は私、『理数大好き学生発掘・応援プロジェクト』というプロジェクトに所属しており、2年ほど前から花卉園芸学研究グループに所属し研究をしております!

 そのため過去のブログには、こちらのような自分の研究発表等の記事もあります。



 この記事を読んでいただけるとわかるのですが、
 私は、トルコギキョウ (Eustoma grandiflorum) という植物を使った研究をしております。
 現在も、トルコギキョウに関する卒業実験に向けて育苗の真っ最中です!

 さて、今回はそんなトルコギキョウ実生苗の「間引き」についてご紹介致します。

 「間引き」とは、密植にならないよう、元気な苗を残し選抜していく作業です。

 茎が細く弱々しい苗や、生長の悪い苗を抜いていきますが、
 今回は、下写真のように12苗となっているトルコギキョウの苗を、



 下写真のように11苗となるよう間引きするので、



 穴の中央に苗があるかどうか、というのも重要な判断ポイントです。

 トルコギキョウの実生苗はこんなにも根が長いので、


 苗を抜く際、残しておく元気な苗の根を傷つけないよう、細心の注意が必要です!


 間引きについては以上なのですが、今回は奇形苗についてもご紹介致します。
 トルコギキョウは本来双子葉植物ですので、子葉が2枚、対となって発芽してきます。

 しかし今回、間引きをしていると…


 子葉が3枚の苗!


 桜の花びらのように子葉先端が2つに割れている苗!


 さらには、3つに割れている苗!


 などなど、奇形苗をまれに発見することができます。
 残念ながら、このような子葉が面白い形をした苗は、本葉にも影響してしまい生育が悪くなってしまうことが多いので抜いてしまいます…。

 植物は育苗の初期段階でも、このように多種多様な顔を見せてくれます。
 自分のよく知っている植物でも、毎日毎日にらめっこしていると神秘的な発見に出会うことがあります。
 今後も常にそういった視点を忘れずに植物と関わっていきたいです。

(学部3年:渡邉)

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