2013年9月4日水曜日
ドラムシーダー
ドラムシーダーは播種作業にかかせない大切な装置です。
装置中央のドラムには小さな穴があいており、種子を吸い上げながら、
ベルトコンベアによって流れてくるセルトレイに正確に播種をしていきます。
播種スピードは最大で1時間当たり約500トレイです。
1枚あたり数秒で播種が完了します。
ピンセットなどを使って人手で行うと、トレイサイズによっても異なりますが、
慣れた人でも1枚10分以上はかかります。
ドラムシーダーの播種スピードが速いため、実際はスピードを少し落としたり、
装置の一旦止めたりして使う場合が多いです。
種子(品種)の交換や手直し(播かれていない箇所の)が追いつかないからです。
しかし、熟練した人はフルスピードで播種し、装置を止めることはしません。
装置を動かしながら、種子を交換し、ベルトコンベア上で手直しを行います。
それでもセルトレイには種子が正確に播かれているのです。
※写真では種子にタルクを添加しているため装置が白っぽくなっています。静電気防止用です。花卉苗生産部では使っていません。
そこにはまさに現場でしか学べないテクニックが存在しています。
��新藤)
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