気温の上下が激しく、仕舞いかけた衣装ケースから長袖を引っ張り出すことも度々。
梅雨に入りましたが、植物たちは夏に向けて伸び伸びと生長中です。
そして、それらを狙う虫たちも、大きく育つためにパワーを蓄えた芽を狙って活動的になってきました。
ハウスの中でも、定期的に薬剤散布による害虫対策は行っていますが、アブラムシやアザミウマ、コナジラミなどの温室でよく発生する小さな虫たちは、花や鉢裏に隠れてやり過ごすこともしばしば。
なかなか防除が大変な虫たちですが、虫自身の食害だけでなく、媒介者として病気の蔓延リスクにもつながることから、しっかりとした対応が必要です。
これらを一気に防除するため、今晩一日、植物たちは燻されることになりました。
もちろん燻製料理を作るときのようなサクラチップなどではありませんが、燻煙剤によってハウス全体を真っ白に染め上げます。
燻煙剤を各通路に設置していざ着火。
導火線にあたる着火剤に火を付けたら、噴き出す煙を吸い込まないように手早く次の燻煙剤に着火して、出口を目指します。
もくもくとスモッグが立ちのぼります。
なにやら儀式が始まった感じですが…。
数分もしないうちに、みるみる煙で中が見えないほどに覆いつくされます。
こちらは、もちろんハウスの外から撮影していますのでご安心。
薬剤散布、土壌散布、燻煙剤と、様々な手法による害虫、病気の対策方法がありますが、対象となる害虫と時期、薬剤のローテーションや薬害リスクとの兼ね合いを見ながら、より優れた病害虫対策を行っていきたいですね。
(安藤匡哉)
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