毎年ながら、このペースで夏を迎えることを考えると今から心配になります。
さて、毎年恒例ではありますが、今年もトウキ Angelica acutiloba の花が咲き始めました。
昨年まではハウス内の鉢で栽培、開花後に自然交配を行う際には露地に出して、と管理をしていましたが、今年は薬草園奥の露地圃場に植え付けています。
開花の際に移動する手間は省けますが、開花までの新芽や花芽に集まるアオムシやアブラムシの量がとても多く、こまめな防除が必要です。
さらに花が咲き終わって種子がつく頃には、カメムシや体の大きい甲虫類が一斉に集まってくるため、薬剤散布や袋掛けなどの対応をしなければなりません。
散形花序の花に相当する箇所が、さらに細かく分かれて散形花序を形成するトウキは、複散形花序にあたり、セリ科植物の多くでみられる特徴です。
この花序形態による広く安定したプラットフォームが、どうも虫たちにとって都合の良い着陸地点となっているようですね…。
今年度の苗生産では、昨年の黒沼助教の頑張りによって獲得されたトウキ種子の発芽率が高く、良い苗作りに繋げることができました。
今年も多くの発芽に優れた種子を獲得できるよう、梅雨に入っていくこれからの季節の管理に気をつけたいですね。
(安藤匡哉)
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