2018年11月9日金曜日

夏の喜び


 はじめまして。今年の4月から花卉園芸学研究グループに入った留学生のリンシヒンと申します。よろしくお願いします。
 初めてのブログで何をご紹介するか悩みましたが、私の好きな花を紹介していきたいと思います。
 私には好きな花がいろいろあります。今回はまず、クチナシをご紹介します。




 クチナシGardenia jasminoidesはアカネ科クチナシ属の常緑低木です。
野生では森林において低木として自生していますが、園芸用として垣根に利用されることもあります。
 果実が熟して割れないため、「口無し」という和名の由来となっている説もあります。

 乾燥果実は生薬「梔子(シシ)」あるいは「山梔子(サンシシ)」と呼ばれ、漢方薬の原料になることをはじめとして、様々な利用法があります。
中国では、花が大きいものは「大梔子」、小さいのは「小梔子」と呼ばれています。

クチナシには芳香があり、かつ姿も美しいです。きちんと育てれば1年中楽しめます。
中国では、公園、住宅、街路樹など広く利用されています。

平凡な花ですが、私にとっては「夏の喜び」です。
家の周りにクチナシを植えると、夏の朝クチナシの香りが窓から部屋に漂ってきて、芳香に囲まれた空気の中で目が覚めるので、最高です。
花言葉は永遠の愛と約束
一般的には、冬から花芽分化し始めて、夏に花が咲きます。長い期間蕾のままであるからこそ強い芳香があるのです。


今育てているクチナシは1000属ハウスから移した小さな苗です。
 鉢上げしてから、どんどん伸長してきていますが、ある日、枝と葉の隙間からたくさんの白っぽい粉のようなものが葉に付いているのを発見しました。




 こちらはコナカイガラムシPseudococcus sp.という害虫で、茎葉から樹液を吸って餌とし、ロウ状の物質を分泌します。この吸汁自体も植物にダメージを与えますが、さらにべたべたと粘り気のある分泌物によって、茎葉を黒く変色させるすす病が発生しやすくなるなど、植物の生長に大きな悪影響を及ぼします。

 今回大きな成虫については、ひとつずつ手で捕殺しましたが、幼虫がまだついているため、先輩に教えてもらいながら薬剤散布を行いました。
植物の健康を維持するために、早めに自身でも薬剤散布をできるように習いたいと思いました。


まだ一人ではできないこともあるので、将来ちゃんと植物を育てられるように積極的に栽培知識と技術を学びたいと思います。


(研究生:林)

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