本年度10月から花卉園芸学研究グループに所属することになりました、学部3年の下重(しもじゅう)と申します。宜しくお願い申し上げます。
私は幼い頃、悲しいことがあった際に花に心を癒された経験から、植物に興味を持つようになりました。
大学で「植物と人との関わり合い」について学ぶうちに、植物の持つ香りについて興味を持ち、わずかではありますが、自身で勉強するようになりました。
そのため、この花卉・苗生産ブログでは、芳香性のある植物について紹介していきたいと思います。
第1回はイランイランを紹介いたします。このブログを書くにあたって、最初は私の好きな香りがするイランイランを紹介しようと決めていました。
先週、池田技術職員がイランイランを紹介して下さったのですが、実は直売所で販売されていたイランイラン、私が大学の実習で取り木をして植え付けたものでした。
取り木後の成長が良く、沢山花がついた状態で購入されたようで、非常に嬉しいです。
販売されたイランイランの親株が千葉大学環境健康フィールド科学センターの1000属ハウス内にありまして、こちらも花が咲いていました。
イランイラン(Cananga
odorata)は、バンレイシ科イランイランノキ属の植物です。
インドネシアのマルク諸島(モルッカ諸島)が原産で、最初はフィリピンで栽培されていましたが、18世紀後半に、フランス人がイランイランをレユニオン島(フランス領)に持ち込んだことで、レユニオン島は現在のイランイランの主要産地となりました。
他にも、コモロ、マダガスカル等で栽培されています。
常緑樹で6~10mのものが一般的ですが、15~20mになるものもあり、アロマテラピーで使用する精油(エッセンシャルオイル、植物の芳香物質を抽出したもの)用に栽培するときは、摘芯や誘引によって2~3mの高さに調節し、花を収穫しやすくするそうです。
花は下向きに咲くため、一見しただけでは気が付きにくいのですが、花弁の表面の基部は赤くなっています。
実際に、1000属ハウスのイランイランの花の香りを嗅いでみましたが、まだあまり香りを感じませんでした。
代わりに、イランイランの精油の香りを嗅いでみますと、非常に濃厚で甘いエキゾチックな香りが感じられます(私個人の感想です)。
また、イランイランの香りには、リラックス効果や安眠効果、ストレス解消効果等があるとされています(個人差があります)。
イランイラン自体を見かけた際やイランイランの精油を見かけた際には、是非香りを嗅いでみてください。
(学部3年:下重)
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